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冬が近づいて、そろそろ炬燵が恋しい神無月朔日の朝。なつめが修業先の照月堂に向かう道中、昨夜火事で焼け落ちたという家屋の前に人が集まっていた。その様子を見て、幼少時火事に遭い両親も亡くした自分が、大きく気持ちを揺さぶられないことに疑問を覚えるなつめ。照月堂では主・久兵衛が幕府歌学方・北村季吟から炉開きの茶会用にと注文を受け、菓子の道をさらに精進していた。一方その頃、江戸に向かって子連れ旅をする意外な人物がいて……。続々重版の大好評シリーズ第七作。
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Posted by ブクログ
北村季吟が照月堂のお得意様となり、その流れで柳沢義康にも気に入られるように。 照月堂は主人、久兵衛の卓越したわざと丁寧な仕事を助けるなつめたちの真摯な取り組みで名前が上がる一方。 かつて商売の邪魔を何度となくした氷川屋は、そのやり方を嫌う同業者の恨みも買い、親方が辞めて、寂れる一方。 なつめの...続きを読む兄の行方を知る行商の薬屋、粂二郎が病で亡くなり、冨吉が照月堂に小僧として一緒に暮らすことに。 そして、なつめの思い人である菊蔵が、親友のしのぶと結婚することに。。。 京都に修行に出た、安吉も、次第に京菓子の魅力に惹かれ、修行を楽しみなものにしてゆく。
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江戸菓子舗照月堂
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