学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち

学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち

990円 (税込)

4pt

著者は、臨床経験30年以上の発達障害の専門家。未就学の幼児から成人まで多数の発達障害の人たちの診療に当たってきました。
発達障害の人たちの社会参加を難しくするのは、発達障害の特性よりも、身体症状、うつなどの二次障害によることが大きいと、著者は感じているそうです。

そして、小学校以降の発達障害の子の場合、学校生活の中で経験するストレスなどが要因となって、不登校などの問題が生じることも少なくありません。発達障害の支援で、最も重要なことは二次障害を予防すること、そして、二次障害が生じたときにその悪化を防ぐことです。そのためには、学校が子どもたちにとって楽しく学べる場である必要があります。

発達障害のお子さんは、「多数派」「標準」「友達」に合わせなくてもいい――とはいうものの、学校とは「多数派」「標準」「友達」に合わせるべき最たるところ。いったいどうやって、発達障害の子は学校と折り合いをつけていけばいいのか、じっくり考えていきたいと思います。

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学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月16日

    発達障害の子を持つ親や、学校の先生にはぜひ読んでもらいたい本。どんなことを学校に期待すればよいのか。学校をどのような場にしていくのか。これからの学校教育をどのようなものにするのか。「おわりに」に書かれた「子どもたちを追いつめるのは、もうやめませんか?」の言葉が切実に感じられた。具体的には、親と学校の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月24日

    学校の常識を見直す時期に来ていると思いました。
    多数派の意見を重視するのではなく、それぞれの子に応じた内容を提示して、どの子もできる教育を目指す。そのことを強く思いました。

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    Posted by ブクログ 2023年08月14日

    今のままの学校教育では社会勉強が全くできない。発達障害当事者だけでなくても、横並びで受け身教育をやめ、どんな相手にでもお互いにリスペクトできる環境にする事が必要

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    Posted by ブクログ 2023年03月16日

    我が子の就学を控え、支援学級に入ることに迷いがあったのがこれを読んで必要なサポートであると分かって良かった。また、"小1の4月"から支援を受けておく重要性が認識できてよかった。時間をあけてまた読み直したい。

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    Posted by ブクログ 2023年02月19日

    学校選びの基本的な考え方を学んだ。
    学校選びを何を基準に考えて行った方が良いか、丁寧に説明されている。支援が必要な子ほど、早くから支援環境が整っている場所を選ぶこと(小学校1年4月〜支援を受けること)が大事だと改めて強く感じた。

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    Posted by ブクログ 2022年10月23日

    学校だけでなく職場でも使える考え方だと思った。
    発達障害をお持ちの親御さんには耳が痛い話かもしれないが、読むことをおすすめします。

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    Posted by ブクログ 2022年10月04日

    本田先生のSB新書シリーズは本当に良書ばかり。
    今回も「学校」をキーワードに分かりやすく特性についてまとめられていた。

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    Posted by ブクログ 2023年05月10日

    しばらく積読になっていたけれど、今年度出会った子供たちの中で気になる子供がいたので、何か参考になることはないかと手に取りました。
    とても解りやすく書かれていて、親の立場、先生の立場、協力して出来ること、と書かれているところは良かったです。
    障害の有る無しに関係なしに、子供ひとり一人にあった環境で学べ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月02日

    発達障害とそうじゃないとを分けての教育ではなく、ハイブリッド型の教育を推奨している。
    家庭と学校とでサポートすることは当然必要で、それでも本人もつらい思いをすることもある。
    向き合っていかなくてはならない問題だと改めて認識した。

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    Posted by ブクログ 2023年03月26日

    学校で生活しにくい子どもたちにをどう理解して支援していくのか。学校で適応する事が全てではない、これからどう長い人生を過ごすか、そのために今からできることをみんなで考えて、話し合っていく事が大切。

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