学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち

学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち

990円 (税込)

4pt

著者は、臨床経験30年以上の発達障害の専門家。未就学の幼児から成人まで多数の発達障害の人たちの診療に当たってきました。
発達障害の人たちの社会参加を難しくするのは、発達障害の特性よりも、身体症状、うつなどの二次障害によることが大きいと、著者は感じているそうです。

そして、小学校以降の発達障害の子の場合、学校生活の中で経験するストレスなどが要因となって、不登校などの問題が生じることも少なくありません。発達障害の支援で、最も重要なことは二次障害を予防すること、そして、二次障害が生じたときにその悪化を防ぐことです。そのためには、学校が子どもたちにとって楽しく学べる場である必要があります。

発達障害のお子さんは、「多数派」「標準」「友達」に合わせなくてもいい――とはいうものの、学校とは「多数派」「標準」「友達」に合わせるべき最たるところ。いったいどうやって、発達障害の子は学校と折り合いをつけていけばいいのか、じっくり考えていきたいと思います。

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学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    発達障害の子から見た「学校」というのはどういうところなのか大変分かりやすかった。
    困りごとの具体例に対して、「親ができること」「先生ができること」「協力してできること」という3つの視点で支援が書かれているのもよかった。

    娘を支援級に入れるのかどうか迷っている今日この頃。
    この本では、発達障害のある

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    発達障害の子を持つ親や、学校の先生にはぜひ読んでもらいたい本。どんなことを学校に期待すればよいのか。学校をどのような場にしていくのか。これからの学校教育をどのようなものにするのか。「おわりに」に書かれた「子どもたちを追いつめるのは、もうやめませんか?」の言葉が切実に感じられた。具体的には、親と学校の

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    学校の常識を見直す時期に来ていると思いました。
    多数派の意見を重視するのではなく、それぞれの子に応じた内容を提示して、どの子もできる教育を目指す。そのことを強く思いました。

    0
    2023年09月24日

    Posted by ブクログ

    今のままの学校教育では社会勉強が全くできない。発達障害当事者だけでなくても、横並びで受け身教育をやめ、どんな相手にでもお互いにリスペクトできる環境にする事が必要

    0
    2023年08月14日

    Posted by ブクログ

    我が子の就学を控え、支援学級に入ることに迷いがあったのがこれを読んで必要なサポートであると分かって良かった。また、"小1の4月"から支援を受けておく重要性が認識できてよかった。時間をあけてまた読み直したい。

    0
    2023年03月16日

    Posted by ブクログ

    学校選びの基本的な考え方を学んだ。
    学校選びを何を基準に考えて行った方が良いか、丁寧に説明されている。支援が必要な子ほど、早くから支援環境が整っている場所を選ぶこと(小学校1年4月〜支援を受けること)が大事だと改めて強く感じた。

    0
    2023年02月19日

    Posted by ブクログ

    学校だけでなく職場でも使える考え方だと思った。
    発達障害をお持ちの親御さんには耳が痛い話かもしれないが、読むことをおすすめします。

    0
    2022年10月23日

    Posted by ブクログ

    本田先生のSB新書シリーズは本当に良書ばかり。
    今回も「学校」をキーワードに分かりやすく特性についてまとめられていた。

    0
    2022年10月04日

    Posted by ブクログ

    とても勉強になった〜
    色々メモがわりに残しておきます
    ・ローカルルールは少ないほうがいい
    ・登校や成績を目標にしない
    ・学校は社会に出る土台をつくる場所
    ・こうなりますを伝えて相手の意見を聞く
    ・難易度低めの課題を調整する
    ・できる子にはプラスアルファできるような
    ・宿題はやらなくてもよい
    ・できな

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    周りに発達障害の子がいたら、私はどういうふうに対応したらいいのかなと思っていた時に目に止まった本です。
    多様性という言葉が一人歩きしている今の時代、結局具体的にどういう人がいて、どういうふうに受け入れていくのか深く考えたことがある人は少ないのではないでしょうか。
    今現在子育てをしている人、子どもが生

    0
    2025年10月07日

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