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パワハラは「観客のいる前」で行なわれる。善人を装ったサディストは、苦しむ部下を見るのが快感なのだ。社会学者がパワハラをやめられない人、いつもパワハラされる人を解説する。パワハラをする人は、子供の頃に抑圧されて悔しかった思いを、大人になって弱い立場の相手にぶつけている。本人も気づいていないうちに、積年の恨みを晴らし、心の傷を癒しているのだ。人生に行き詰まり、攻撃する以外に生きていけない人なのである。では、パワハラされるほうは問題ないのか。「弱さはずるさに鈍感であり、ずるさは弱さに敏感である」と言われる。つまり、パワハラをされる弱い人は、いい人か、いい人を装うサディストかを見分けられず、パワハラをする人は、長年抱える不満をぶつけられる相手を見つけるのに長けている。だから、うまくパワハラが成立してしまうというわけだ。本書では、さらに彼らの精神構造を深く考察する。
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Posted by ブクログ
■ネクロフィラスとは死を愛すること。それに対するのは性を愛するバイオフィラスである。ネクロフィラスな傾向とは死を愛する傾向である。「死を愛好する者は必然的に力を愛好する」とフロムは言う。
■ネクロフィラスな傾向が強い人は話題が常にマイナスのこと。人についても自分についても不幸になるというようなマイナスな情報に興味を示す。
■人は不安で自信がないから自分の心をいやすためにパワハラをする。パワー・ハラスメント依存症である。心が安定している人はパワハラなどしない。
■不安な人には大量の敵意がある。パワー・ハラスメントする上司には元々大量の敵意がある。小さい頃から心の底に蓄積されてきた大量の敵意がある。
「基本的不安は潜在的に敵意を含んだ世界に直面した時の不安である。」
「もし我々が他人を自分自身の意思に従わせる以外に不安から救われ得ないとなれば不安を和らげる方法はどうしても本質的に攻撃的とならざるを得ない。」つまり、不安な意図は怒ることで優位に立とうとする以外に道はない。パワー・ハラスメント依存症である。
■依存症は否認の病といわれる。
■弱さはずるさに鈍感であり、ずるさは弱さに敏感である。
Posted by ブクログ
パワー・ハラスメントする人間が如何に精神的に病んでいるかを悟る一冊。
部下をいじめて病んだ自分の心を癒すという甘えすら感じる人間性を感じた。
自分で自分の機嫌を取れない、子供がそのまま大人になったような人間なのだと再認識した。
その反面、人間にとって愛情というものが与える脅威。
愛情を与えられて育った人間と違って、そうじゃなかった人間の憎しみは半端ないもので、世の中に与える打撃は大きいと感じた。
今の世の中では自分に自信がなく、無意識、無自覚にパワー・ハラスメントしてしまっている方が多く存在しているのだろうと思うと大変恐ろしかった。
自分も自分の心のケアを真剣に取り組んでいくことで、自分はパワーハラスメントするような人間にはならない!と強く決意した。
そして自分の娘に対しても関わり方に注意して、愛情に偏りがないようにしていきたいと思った。
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