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Posted by ブクログ
人はだいたい、自分のいる階層がほかの階層と交わらない限り、そのメリット・デメリットについて考えることはないのだろう。
そして今の日本は、それがどんどん交わらなくなっている。
これを促進する要因のひとつが、「ペアレントクラシー」であることは間違いがない。
本書は、教育社会学らしく、聞き取り調査やデータを元に分析し、わかりやすく、またさまざまな立場の人(生徒・保護者・教師・教育行政)に視点をうつし、公教育への提言につなげている。
ここ何年か、子どもを育てていてはっきりと感じることがある。
私たちの世代とは、「教育」のあり方がまったく異なってしまっていること。
渦中にいて振り回されながら、「日本の教育は、はたしてこれで良いのか」と考え続けている。
Posted by ブクログ
教育格差は親の経済格差からもたらされることが、周知され、「親ガチャ」という言葉も流行した。
この親の影響力が極めて強い社会を「ペアレントクラシー」という。メリトクラシーの究極の形として立ち現れる「ペアレントクラシー」の不平等と差別を分析している。
新自由主義的発想が「ペアレントクラシー」を作り、公教育がおざなりとなってしまった。卓越性より、公平性を重視しよう、卓越生も多様なものとしようというのご、本書の主張。
維新のお膝元の大阪大学でこのような論を展開するのは、さぞかし苦労も多かろうと思うが、さすが、真っ当な研究者である。
最後のまとめが、やや物足りないが、このような本が多く世に出ることが、世論を変えていくことになると思う。
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