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おもっ
苦手な種類のお話でした。
ブラックオパール?さんがこういう感じならば、もう読まないと思います。
取りようなんでしょうが、身勝手すぎるオトコが苦手なのかもしれません。
好きな方にはたまらないのでしょうね。
Posted by ブクログ
恋人同士だった侑吾と美弥。けれど、ある日彼が“実の兄”だと知らされ、ふたりの関係は一変する。断ち切らなければいけないと分かっているのに、侑吾の想いは止まらない。再会後の彼は、以前よりもさらに強く、美弥を求め、逃がさないと宣言する。禁忌と理性、そして抗えない愛情の狭間で揺れるふたりの物語。
近親というテーマを扱っているだけあって、全体的に仄暗く、張り詰めた空気が続きます。甘い溺愛というよりも、どこか狂気を孕んだ執着。侑吾の「君は僕のものだ」という独占欲は一途でありながらも危うく、読んでいて何度もぞくりとしました。
ヒロインの葛藤も丁寧に描かれていて、道徳と感情の間で揺れる苦しさがリアル。好きだからこそ離れようとするのに、身体も心も拒めない。その矛盾がこの物語の一番の切なさだったと思います。
途中までは本当に救いが見えない重たい展開で、「このままどうなるの…?」と不安になりながら読み進めました。ワンコのユキちゃんの存在が少し空気を和らげてくれて救いでしたし、終盤の展開はある意味“福音”。二人にとっては希望の光だったと思います。
ただ、完全な明るいハッピーエンドというよりは、侑吾の内面に残る仄暗さまで含めての結末。そこが逆にこの作品らしく、綺麗に整えすぎない余韻がありました。
純粋な溺愛ラブを求めると少し重たく感じるかもしれませんが、歪みや狂気を孕んだ執愛が好きな方には刺さる作品。背徳感のある恋愛をここまで濃密に描き切った筆力はさすがだと思います。
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