パパイヤ・ママイヤ

パパイヤ・ママイヤ

1,584円 (税込)

7pt

わたしたちの、奇跡のような一夏の物語。

17歳の夏、SNSで知り合ったパパイヤとママイヤは木更津の小櫃川河口の干潟で待ち合わせをして、初めて会った。アル中の父親が大嫌いなバレーボール部のパパイヤと、芸術家の母親に振り回されて育った、写真が好きなママイヤ。二人は流木が折り重なる“木の墓場”で週に一回会うようになり、心を通わせる。
そして、奇跡のような出会いは、二人の夏を特別なものに変えていく――

「なりたい自分だって気がするんだよね、あんたといる時だけ」

少女たちの儚くも輝かしい一夏を瑞々しい筆致で描く、新時代のガールミーツガール小説。

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パパイヤ・ママイヤ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月10日

    いまここにいる相手が、自分と一緒にいない時の姿を想像する。

    もしくは、

    いまここにいない相手が、自分と一緒にいる時の姿を想像する。

    または、

    かつてはいて、いまはもういなくて、おそらくこれから先も会うことのない相手の姿を想像する。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月28日

    奇跡みたいに出会って
    奇跡みたいな時間を過ごすひと夏
    17の2人がすごく生々しく描かれていて
    私の周りにもこんな子いたかもと思ってしまうけど
    彼女たちはそれぞれ重いものを抱えている
    それでも軽やかに生きるふたりが
    すごく眩しかった

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月28日

    時間だけが途方もなくあったあの頃。
    学校でも親の前でも見せない、ここだけの自分。 17歳の彼女たちの夏が、まるで自分の記憶のように立ち昇ってきました。

    ああ、私にも、誰にもきっと、こんな永遠みたいな夏があった。
    大人になる前に越えていかないといけない、自分を知る時間。
    美しい小櫃川河口干潟を背景に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月22日

    パパが嫌いなパパイヤと、ママが嫌いなママイヤの一夏の青春。
    ミステリーとか読みすぎて、もっと最悪な家庭環境を想像しちゃったけど、等身大の女子高生な2人に爽やかさしか感じられずサクッと読めました。
    表紙の色も素敵。

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月27日

    読後、序盤に海の近くで絵を描く男の子とパパイヤ、ママイヤの3人のシーンをもう一度読見返した。
    (以下情景描写あり)

    砂浜を描いたのに、潮が満ちてきて
    砂を海が覆ってしまい
    絵と現実は違うことなってしまったと
    戸惑う男の子。

    パパイヤが言う、そんなの当たり前じゃん
    絵ってそういうものだから。

    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月03日

    SNSで知り合ったパパイヤとママイヤという17歳の2人の女の子が過ごした一夏を描いた物語。
    17歳っていうキラキラした青春真っ只中の一夏を、最初から最後までほぼ2人だけのやり取りで丁寧に描いてあって、すごくよかった。

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月30日

    木更津周辺の描写がリアル。パパイヤ、ママイヤってなるほどそういうことだったのか。女子二人の風変わりな一夏の出来事。日常の延長にある非日常と実際の地理が結び付いて不思議な感覚。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月16日

    『パパイヤ・ママイヤ』乗代雄介
    内容を理解できたか怪しいが、面白かったです。SNSで出会った男女、パパイヤとママイヤの話。パパイヤとママイヤの掛け合いが楽しい。また乗代さんの小説を読もう。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月09日

    乗代雄介の本に、ハズレなし。
    このタイトルどうなの、と思ったし読み始めて結構な時間、ピンとこなかった。そもそも登場人物2人の性別もだいぶ後になるまで分からなかった。
    でもそれも計算ずくなのだろう。

    ふたりの友情と成長、夏休み、海。
    木更津と川崎。

    早く芥川賞取らせろ、と思う。

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月02日

    父親が嫌いなパパイヤと、母親に複雑な感情を抱くママイヤ、SNSを通じて出会った2人の一夏の青春物語。大きな事件が起きるわけではないので、読み進めづらいな〜と思っていたら後半、とても良かった!最後のシーンは「人生は夢だらけ」を流しながら情景を思い浮かべて読んだ。2人がこの先変わっていったとしても、この...続きを読む

    0

パパイヤ・ママイヤ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    208ページ
  • 電子版発売日
    2022年05月11日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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