ごりょうの森

ごりょうの森

759円 (税込)

3pt

3.7

平将門、菅原道真、崇徳天皇、井上内親王……古くから語り継がれ、恐れられてきた日本の「怨霊」をモチーフに、現代に生きる男女の情愛の行方を艶やかな筆致で描く官能短編集。
自殺した議員秘書の謎を追うフリー記者は、秘書の妻と大手町の将門塚で待ち合わせるが――(「首塚」)。

「京都の濃い闇の中から生まれ出た物語集」――東 雅夫(解説より)

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ごりょうの森 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年07月06日

    歴史上の人物の怨霊譚にからむ現代の性愛7短編

    「首塚」(初出2021「特選小説」)
    新聞社の先輩が代議士の秘書になり、議員の不正の責めを負って自殺したが、残された妻を抱いて自殺の真相を聞き出すと、妻は議員の愛人で先輩の行動を議員に伝えていて、先輩に罪を着せる工作もしていた。まるで平将門を裏切ってい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月21日

    2022年、2冊目は花房観音のホラー(?)官能短編集、七編収録。

    今回は、各タイトルのみ紹介

    首塚
    雷神
    ごりょうの森
    ぼたん寺
    われ死なば
    おさかべ姫
    母の罪

    印象はホラー<官能。ホラーと言うか、怨霊にまつわる伝承や寺社縁起等を下敷きにした物語達。

    「首塚」「雷神」で下敷きとしているのは、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月22日

    怨霊をモチーフに描かれている短編集。その怨霊にゆかりのある神社仏閣が出てくる。上御霊神社、乙訓寺、長岡天満宮など…花房さんの本を読むと京都へ行きたくなる。 あんなに熱く燃え上がったのに何故なんだろう。一方だけの気持ちが醒めたときの悲しさ、読んでて心苦しくやるせない。 「母が女であることは罪なのだろう...続きを読む

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