それいゆ文庫 マダム・ベンゼルクの読書係3
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それいゆ文庫 マダム・ベンゼルクの読書係3

1,100円 (税込)

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出版業界のことはわたくしも詳しくないけれど、あなたが大変な環境に置かれているのは間違いないと思うの――
大学図書館からベンゼルク伯爵夫人の屋敷までの道を急ぐアマーリエの目に留まったのは、欄干に足をかけ川に身を乗り出している女性……。早まらないでくださいぃいい――ッ!! 必死で手を伸ばし、阻止しようとするアマーリエ。女性はなんとか引っ張り上げることができたが、まさかまさかのハプニングで、教科書やノート、それに大切なフェブミラーの短編集を詰め込んだ鞄を川に落としてしまった。急いで川から掬い上げたものの、鞄もその中身も、すっかり濡れそぼってしまった。途方に暮れるアマーリエだったが、涙ながらに詫びるその女性を前に涙腺決壊。ひとしきり泣いて、アマーリエはその女性を連れベンゼルク夫人の屋敷を訪れた。使用人たちの手によってピカピカに磨き上げられ、ようやく人心地がつくと、女性は夫人とアマーリエにラウラと名乗り、翻訳家であることを二人に告げた。どうしてあんなところで……? との問いに、ラウラは身の上を語りはじめた。担当編集者から苦手なジャンルばかりが回されること、新人だから、女性だからと、蔑むような言葉を投げつけられること、報酬が極端に少ないこと、さらには出版物には亡き師匠の名のみで自分の名は表記してもらえないこと。それはおかしい! ラウラはしばらくベンゼルク夫人の屋敷に滞在して、忙しいアマーリエに代わって読書係をすることに。後日、アマーリエがリシャード子爵とともに担当編集者に会いに行くと、なんとその担当編集者とは彼女の夫であったと判明……!?
慧眼な伯爵夫人の目に留まったのは、やりがい搾取されている若き翻訳者。大人気シリーズ第3弾!

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マダム・ベンゼルクの読書係 のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • それいゆ文庫 マダム・ベンゼルクの読書係
    1,320円 (税込)
    ベンゼルク伯爵夫人の読書係になったアマーリエは、夫人から20年前の思い出を聞かされる。それは、彼女と同じくキーガン大学出身で読書係だった女性の数奇な運命についてだった--。 ベンゼルク伯爵夫人の読書係に応募したアマーリエは、通された居間の天井まで届く本棚にぎっしりと詰められた本に見入っている。キーガン大学で文学研究をするアマーリエに、夫人は朗読を所望する。アマーリエが手に取ったのは、ミンレイの『そして彼女は去りゆく』。かつて発禁になったこともある、女性の自立を描いた作品だ。読み終え、夫人から感想を求められたアマーリエが忌憚のない意見を述べると、「あなたほど、はっきりと意見を述べる子は、そうはいなかった」とほがらかに笑う。そして夫人は20年前にアマーリエと同じ意見を述べた読書係の思い出を語りはじめるのだった。同じキーガン大学の出だったその女性は、家の都合で大学を辞めて、子供を持ちながら再び通学し、卒業して、今は公爵夫人となったという――
  • それいゆ文庫 マダム・ベンゼルクの読書係2
    1,100円 (税込)
    幸せってね、本人がそれを望んでいないと、なかなかやってこないものだったりするのよ。難儀なものだと思わない? ベンゼルク伯爵夫人の読書係アマーリエ。長期休暇に入ったばかりの大学構内で出会ったのは、バラ色の髪を縦ロールに巻いた、学生らしからぬ令嬢だった。なんと彼女はこの大学に入学したいという。それも、恋した男性の理想の相手になるために。3日前の王宮舞踏会で不良に絡まれたフロレンティーナを、その男性は助けてくれたらしいが、名乗りもせずに立ち去ってしまったという。唯一聞き出せたのが、学業に励む女性が好きだということだったのだ。それを聞いたアマーリエは、ベンゼルク伯爵夫人や、夫人の屋敷を訪ねてくるリシャード子爵に、フロレンティーナとその恋の相手について話し、徐々に彼女の恋を応援するようになっていく。一方、『恋の伝道師』と呼ばれる夫人を頼ってきたのは……まさにフロレンティーナが恋した相手・ボドワンだった。彼は夫人に恋の手ほどきではなく、王宮舞踏会で猛アタックをかけてきた令嬢を、どう遠ざけたらいいかを尋ねるのだった――
  • それいゆ文庫 マダム・ベンゼルクの読書係3
    1,100円 (税込)
    出版業界のことはわたくしも詳しくないけれど、あなたが大変な環境に置かれているのは間違いないと思うの―― 大学図書館からベンゼルク伯爵夫人の屋敷までの道を急ぐアマーリエの目に留まったのは、欄干に足をかけ川に身を乗り出している女性……。早まらないでくださいぃいい――ッ!! 必死で手を伸ばし、阻止しようとするアマーリエ。女性はなんとか引っ張り上げることができたが、まさかまさかのハプニングで、教科書やノート、それに大切なフェブミラーの短編集を詰め込んだ鞄を川に落としてしまった。急いで川から掬い上げたものの、鞄もその中身も、すっかり濡れそぼってしまった。途方に暮れるアマーリエだったが、涙ながらに詫びるその女性を前に涙腺決壊。ひとしきり泣いて、アマーリエはその女性を連れベンゼルク夫人の屋敷を訪れた。使用人たちの手によってピカピカに磨き上げられ、ようやく人心地がつくと、女性は夫人とアマーリエにラウラと名乗り、翻訳家であることを二人に告げた。どうしてあんなところで……? との問いに、ラウラは身の上を語りはじめた。担当編集者から苦手なジャンルばかりが回されること、新人だから、女性だからと、蔑むような言葉を投げつけられること、報酬が極端に少ないこと、さらには出版物には亡き師匠の名のみで自分の名は表記してもらえないこと。それはおかしい! ラウラはしばらくベンゼルク夫人の屋敷に滞在して、忙しいアマーリエに代わって読書係をすることに。後日、アマーリエがリシャード子爵とともに担当編集者に会いに行くと、なんとその担当編集者とは彼女の夫であったと判明……!? 慧眼な伯爵夫人の目に留まったのは、やりがい搾取されている若き翻訳者。大人気シリーズ第3弾!

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それいゆ文庫 マダム・ベンゼルクの読書係3 のユーザーレビュー

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    購入済み

    1話完結なので

    続くと思っていなかったので3巻目が出てちょっとびっくりしたかも。
    1巻目は、登場人物の誰にも共感出来ないし、「悪女」が怖すぎるしで途中読み飛ばしてしまったけれど、2巻目の縦ロール令嬢の恋は素直に応援したくなりました。
    今回はDV男の気持ち悪さに、またドン引き!
    でも、相変わらずのスーパー執事さんにち

    #スカッとする

    0
    2024年12月18日

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    やりがい搾取にも程がある❗️

    やりがい搾取というよりは、洗脳でしたね。本当に恐ろしい。世に言うDVでした。アマーリエやシャード子爵達の力を借りて人生をやり直すことができたラウラ。本当に良かった。相変わらず恋愛音痴なアマーリエ。子爵頑張ってね!

    #ドキドキハラハラ #深い #スカッとする

    0
    2024年12月17日

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