なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない

なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない

1,760円 (税込)

8pt

どこでも、誰とでもつながれる時代。なのに、どうしようもなく「ひとりぼっち」だと感じるのはなぜ? 検索すれば、わかりやすい「答え」がありあまる時代。なのに、自分のこころがわからなくなるのはどうして? 紀伊國屋じんぶん大賞受賞の臨床心理士が読者との〈夜の航海〉を通じて描く、新感覚の「読むセラピー」。

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なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月24日

    自立とは依存先を増やすこと。
    頼れる他者を複数確保できたうえで、モヤモヤ(と悩み消化する)/スッキリ(と吐き出す)、ナイショ/シェアで悩んだら、まずはシェアしてスッキリする。

    抱える悩みに対処するために今後長く指針とすることができるような繰り返し読みたい一冊。

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    Posted by ブクログ 2024年02月15日

    「心という複雑なものを扱うにはどうしたらいいのか」と皆が頭を悩ませる中、あえて「2つに分けてみよう!」とする発想の転換が素晴らしい点だと言える。
    アドラーは全ての悩みは人間関係の悩みであると言ったり、全ての相談は、「ひどいあの人とかわいそうな私」の2つであるといった。
    普遍性を追求する面はいつの時代...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月16日

    良本。寄るべのない船のような心の状態を補助線という概念で整理されている。心の隙間にある枯れた心、悲しみの源泉、言葉にならないガラクタの気持ち、そして、自分への愛に響く言葉が凝縮されて、ぽたぽた涙が流れて癒された。

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    Posted by ブクログ 2024年01月16日

    不純である
    幸福とは、複雑な現実をできるだけ複雑に生きることである
    複数の声に耳を傾け、ああでもないこうでもないと時間をかけて考えることを続ける。
    不純なポジティブであり続けたいと思った

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    Posted by ブクログ 2023年10月03日

    とても面白く、そして感慨深く読み終えた。
    「小舟化」する現代でどのように生きていくか、その正解はないけれど、考えるためのいくつかの「補助線」が書かれている。
    安易な自己啓発本や自分を慰めるためだけのような本ではなく、「補助線」を用いながら自分とその生き方を新しく捉え直す手助けをしてくれる。

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    Posted by ブクログ 2023年06月22日

    自己啓発本とは少し毛色が違い、自分の心を分析するという目線で読めてとても興味深かった。流石心理療法士の先生が書いてる本だと感銘を受けた。まさしくカウンセリングを受けている気になれた。
    これが正しいです。という本ではなくて、心ってこういうふうに捉えることができたら自分のことがより分かるでしょうという感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月14日

    「こころ」が常にモヤモヤしている状態は、現代
    社会で生きることでは普通かもしれないです。

    なぜモヤモヤしているのか。

    本書では、現代は我々は小船で大海原を航海せざ
    るを得ない時代だからと言います。

    「社会の小船化」が進んだということです。

    「護送船団」とまではいきませんが、かつては
    大船に皆...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月10日

    2人のクライエントさんの存在により、心の揺れや戸惑い、カウンセリングとの出会いでどのようなことが起きてくるのかのイメージがより伝わってくるように感じました。

    「働くこと」と「愛すること」の部分が特に印象に残りました。今まで出会った説明の中で、一番私にしっくりくる表現でした。

    「夜の航海」の例えの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月29日

    苦悩、苦しみ、の構造を考え抜いて、そこからどう抜け出るか。
    極端に走ることは、案外楽だが、その先には、乾き切った結論しかない。グラデーションを受け入れる、複雑なことを複雑なままに受け入れる苦しさを、周囲の助けを得ながら、時間をかけてやり続けることが、幸せを感じながら生きるために必要なのではないか。と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月19日

    多少なりとも人文学をかじっているとそこまで目新しいなにかが得られるということはないのだけれど、それでも読んでいるあいだ、すごく救われる感じがした。寓話形式をあわないと感じる向きもあるかもしれないけれど、夜の海にふたり小舟でうかんでいる、という空想は、目の前の苦しい社会をいったん括弧にいれることができ...続きを読む

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