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Posted by ブクログ
今まで通りのなんとなくで不動産を購入すると痛い目を見る
戸建 やマンション、テナントビルなど今までは買った方が得であると考えられていたものが経済状況 、人口減少、コロナ など生活が変化することによって、今までの常識が通用しなくなってきたことが著者の豊富な切り口で書かれており 大変勉強になりました
特に仕事に関係するところでは相続 節税のための不動産について。
アパートを建てる 節税対策があるが、人口減少も重なり848万戸の空き家のうち賃貸用の空き家は432万と空き家 個数 全体の実に半数を占めるに至っているなど、アパートを建てたがいいが収入が伴わない危険性もあること。
節税の手段としての不動産購入が実態を歪めていることなど、実務中もキモに銘じていきたいと思いました。
勉強になった箇所
・多くの日本人が家の含み損を抱えることになった
・今までみんなが買ってきた当たり前という理屈は、今後は通用しない可能性が高い
・新築ワンルームマンションの供給過多で、出口を失った状態、つまり 売れない事態に陥っている
・多くの戸建住宅で1000万円も出せば まずまずの状態の物件を購入することができるようになる。マンションであれば 数百万円、ちょっと良い車1台ぶんくらいの価格で手に入れることができるようになる。こうした時代はすぐ目の前、早ければ 5年後、遅くとも2030年を迎える頃から顕著になる
・節税のためのアパート建設は、実需 という観点が物の見事に欠落している
・節税 が目的化して、需給バランスに目を向けない貸家建設は、日本の住宅事情を 歪んだ 構造にしているのである。
・テナントを追い出す 費用については融資をしてくれない。
・親の農地を相続して、それを宅地として 維持できるような経済力を持ち合わせていない
・都市農地の相続が発生するたびにポロポロと宅地化された土地がマーケットに供給されることはおそらく 避けられない
・不動産投資を推奨する本は、とにかく PL(損益計算書)のことしか語らないのが特徴だ
・不動産投資も、この重たい子さんを貸借対照表の中でどうやって 養っていく かが、不動産投資の醍醐味でもあり、最も難しいところでもあるのだ。買えば終わりではないのだ。買って育てて売り 抜ける、を行ってこそ不動産投資は完結するのである
Posted by ブクログ
本書は不動産市況をネガティブな視点から見ようと思い読みはじめた。
あまり内容には期待していなかったが、本書は今後の労働のあり方やそれに伴う住環境、少子化等の今まさに浮き彫になっている日本の問題の縮図が、不動産市況と密接に関連している状況を俯瞰した内容を主軸として記されていた。
不動産の個々具体的事例のみの記述ではなく、社会全体の問題から不動産市況を俯瞰しており、全ての事象が三位一体で動いているということが改めて理解できた。
具体的な記述として、空き家問題や築フル相続の問題、相続者が登記しないことの問題点など土地についての私権の強さが国家や社会に及ぼす悪影響や富裕層が不動産を所有する理由はキャッシュフローよりも、相続で土地評価が現金に比べて下がことによる相続税の節税が第一であり、富裕層が不動産を好む理由が分かった。
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