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几帳面な「ぼく」と自由なアントワネットは、愛に満ちた理想の二人だった――子供に恵まれないことをのぞいては。病院で診察を受けるも原因は不明。時はいたずらに過ぎ、夫婦の間の亀裂は少しずつ広がっていく。不妊治療に臨む夫婦を夫の視点から描く、オランダ気鋭の小説家による文芸作品。美しい過去への憧憬が、静かに、確かに、胸を打つ。
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Posted by ブクログ
男性側から不妊を描いた小説が稀だということだが、アントワネットから見た話も読みたいような気がする。 完全に日本のおばちゃんの下世話な感想しか浮かんでこないのが困る。 5年、10年で諦めかけていたのに突然妊娠することだって普通にある。もう少しゆったりと構えることはできなかったのか。すぐにできる人もい...続きを読むるが、なかなかできない人も普通にいる。 浮気をして、それを告白なんてダメだろう。それだけでもう無理。 ブダペストの温浴施設の描写は優雅でうっとりした。恋の始めは美しかった。
全くノーチェックだったのだけれど、國森由美子訳だったので気になって読んだ。 2人の心と体が離れていくのが男性主人公の立場で淡々と語られていき、時にはどこでどうしてこうなってしまったのかと同情も覚えるのだが、女性の立場で読むと男性のその淡々としたしつこさにちょっとウンザリもしてくる。 これは優しさな...続きを読むのか愛なのか執着なのか。パートナーと生きるとはどういうことなのか。夫婦とは何なのか、子どもを持ちたいと思うことの意味は。 ここにあって、迫ってくるのは、齟齬。
アントワネットというタイトルだけで借りた。まったく予備知識無しに。 サーマルバスというサナトリウムでの男性の回想。 彼にはアントワネットという妻がいた。 一瞬にして恋に落ち結婚したものの、2人にはなかなか子供が授からなかった。 病院で検査をしても2人ともに異常はないのに・・・ 段々と2人の気持ち...続きを読むが離れていく。 出会いと別れの話。 オランダの作家さん。
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