無限の網―草間彌生自伝―(新潮文庫)

無限の網―草間彌生自伝―(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

果てしない無限の宇宙の神秘を量り、一個の水玉である自分の生命を描きたい──。長野県の生家を飛びだし、1950年代に単身渡米。ニューヨークでの無名時代の生き地獄、襲いくる心の病にも負けず、社会の既成概念に挑み、芸術への尽きせぬ情熱を開花させた、日本が誇る天才アーティスト。その魂の軌跡と愛した人々、進化し続ける創作について、自らの言葉で綴った、勇気と感動の書。

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無限の網―草間彌生自伝―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年06月06日

    草間彌生の書く文章が想像以上に詩的で魅力的なので驚いた。読み物として引き込まれるし、草間本人の情熱とか愛が直に伝わってくる。

    才能と芯の強さは勿論のこと、草間彌生って本当に色んな人に愛されて支えられてきたんだな〜としみじみ…。単に彼女が魅力的なのもあるけど、然るべき時に適切な人に頼れる能力というの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月17日

    草間彌生さんの自伝。確かな言葉で綴られるあまりにも過激な生き様にひたすら驚いた。精神の病とせめぎ合いながら唯一無二の草間アートを作り続けたその強靭な精神力には感服するばかり。ジョセフ・コーネル、ストーカーじゃん!とも思ったが、この年の離れたパートナーに敬意を払っていた彌生さんも立派な人だ。ズシンと肚...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月10日

    あらゆる常識にとらわれず、
    あるがままに生きる草間彌生氏の自伝。

    違法であろうとなんであろうと、
    自身のうちの声に正直に生きる姿が素晴らしい。
    コンプレックスを前面に打ち出し、数億本を数える男根を作ったというのも脅威的だ。

    あらゆる批判を気に留めず乗り越え、
    時代を凌駕して前衛的に進んでいく姿は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月03日

    読んで、草間彌生さんが大好きになった。
    あのドットは何を意味ていたのか。やはり、芸術には全て背景があって、そのコンテクストを探るところから始まるのかな。

    恐怖を乗り越えるための芸術。アート。expression。

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    Posted by ブクログ 2014年07月21日

    いやー、非常に面白かった。彼女しかできない生き方を一生かけて全うするものすごいエネルギー。現代美術はよく分からないけど、自分の人生の生き方という意味で私も私らしく生きたいと思う。死に際が近づいているからこそ作品を残すパワーにみなぎって勢力的に活動しているというのも素敵だと思う。アーティストってはちゃ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月28日

    今現在のものが第二次草間ブームだとしたら、第一次はもっと面白かったんだろうなあと思わせてくれる自伝。アーティストとしての姿を知りながら家族との軋轢等の記述を読むと、そんなことあるのかと思ったりするが、ふと彼女が80歳を過ぎた、一般的には「おばあちゃん」であることを思い出して納得する。戦前戦後の日本で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月16日

    読む前は病気の影響で偏執狂的に水玉を描くアウトサイダーアーティストみたいなイメージを持っていたが実際にこれを読むと野心的に評価を求めてきたアーティストということがわかりイメージが一新された。作品内で引用されている評価を見ると海外の評論では病気ではなく作品を評価しているのに対し、浅田彰の評論では主に病...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月29日

    卒業旅行で直島のかぼちゃと、群馬のハラミュージアムアークのミラールームを見たので。

    母は歌人、家は資産家で地元の芸術家のパトロンをするなど割とクリエイティブな家庭とはいえ、父は放蕩、母は虐待と、両親の仲が悪く心休まらない壮絶な環境で育った事を知った。

    総合失調症で、高校生には物体にオーラが見えた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月14日

    気になるアーティストの
    お一人です

    草間彌生さんの展覧会に
    行った友人が

    いゃあ 刺戟受けたなぁ
    いゃあ 圧巻だったよ
    とにかく 圧倒された

    と 口々に評してくれたので
    以前にも増して
    より気になる存在になっています

    このエッセイ集も
    なかなかのものですね
    読めば読むほど
    「天才」を感じます...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月27日

    自伝よりも戦いの記録という印象だ。作品はもちろんだが、文章にも惹かれる。特に故郷…信濃の四季の美しさを描写した部分(233p~224p)が素晴らしい。

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