奇跡の四国遍路

奇跡の四国遍路

902円 (税込)

4pt

4.3

二〇一七年四月初旬、俳人の黛まどかさんは、総行程一四〇〇キロに及ぶ四国八十八か所巡礼に旅立った。全札所を徒歩で回る「歩き遍路」である。美しくも厳しい四国の山野を、施しを受け、ぼろ切れのようになりながら歩き継ぐ。倒れ込むようにして到着した宿では、懸命に日記を付け、俳句を作った。次々と訪れる不思議な出来事や奇跡的な出会い。お遍路の果てに黛さんがつかんだものとは。情報学者・西垣通氏との白熱の巡礼問答を収載。

本文より――
○つぎつぎと青きを踏んで遍路発つ
○鐘ひとつ撞いて朧を広げたり
○舞ふやうに吹かるるやうに夕蛍
○道しるべ滴る山を指しにけり

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

奇跡の四国遍路 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2017年(平成29年)とのことなのでもう7年も前になるが、東京新聞に連載されていて夢中になって読んだ。当時も毎日読みながら一緒にお遍路しているような不思議な感動があった。今回やっと新書化されたものを読めたが、やはり今回も、一昨年亡くなった親友のことを想いながらお遍路を歩いているような気がして何度も

    0
    2024年01月03日

    Posted by ブクログ

    歩き遍路エッセイとしては良本。

    著者が俳人と言うだけあって四国遍路の描写が上手い。
    読んでいると、自分が過去に歩いた時を思い出し、楽しく読めた。

    個人的には後半の質疑応答が要らなかった。
    後半は著者のスピリチュアルワールド強めな内容になっている。ただ、時折心に響く言葉も。

    著者が遍路中に出会っ

    0
    2022年09月09日

    Posted by ブクログ

    2017年4月桜が綻び始めた頃、著者は全行程
    1,400㎞に及ぶ四国八十八ヶ所巡礼に旅立つ。

    全札所を徒歩で回る「歩き遍路」。著者が挑むのはぶっ通しの「通し打ち」。美しくも厳しい四国の山野を剥き出しの身体ひとつで四国を一周する。巡礼者は、弘法大師 空海の化身とされる金剛杖を突きながら歩く。『同行二

    0
    2019年09月18日

    Posted by ブクログ

    遍路。著者が行き着いたのは「自分との和解」。 孤独。五感が研ぎ澄まされる。縁。サイン。「絆と煩わしさはカードの裏表、どちらか一方は選べない。」 無数の人々の思いがつまった遍路道。何かあるに違いない。 ヨーロッパの巡礼街道は直線、日本のは円、というのも興味深かった。

    0
    2018年08月18日

    Posted by ブクログ

    俳人の著者による四国八十八か所巡礼の記録。「歩き遍路」の過酷さや、出会った人々の人情、不思議な出来事などが綴られている。外国人遍路との考え方の違いも面白い。この本と読むと巡礼に出たくなる。

    0
    2020年10月26日

    Posted by ブクログ

    なぜか読むのに時間がかかってしまいました。
    現代の遍路旅を支えるものにコンビニもあるな、と読んでいて感じました。コロナ禍では遍路する人の数がどうなっているのか。ちょっと気になる。

    0
    2022年08月02日

    Posted by ブクログ

    若者には戦わずして諦めている敗北感がある。
    その原因はスポーツにある。一流になれないと早々に諦める。スポーツビジネスの犠牲者。

    0
    2018年09月21日

奇跡の四国遍路 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書ラクレ の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

黛まどか のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す