ハイデガー 『存在と時間』を解き明かす

ハイデガー 『存在と時間』を解き明かす

1,870円 (税込)

9pt

4.3

類例のない究極の入門書

本書「序」のタイトルは「なぜ、『存在と時間』についてなおも書くのか」である。『存在と時間』やハイデガーの入門と謳う本はすでにいくるもあるからだ。
だが「なぜ、なおも書くのか」と問うには勇気がいる――正面から答えねばならないから。答えはこうだ;
「『存在と時間』は一度は読んだ方がいい。そして、『存在と時間』を読みたいとこころざした人にとって、この本がかつてなかった読み方と説得力を示しているから」。
哲学徒を引きつけてやまない“現代哲学の最高峰”の読解を、自分の読書体験としてモノにするための確かな道が本書だ。『存在と時間』の鮮烈な解釈で学界にデビューした新鋭による、問答無用のニュー・スタンダード!

〈内容〉
序 なぜ『存在と時間』についてなおも書くのか
第1章 なぜ「存在の意味」を問うのに自分自身を問うのか
第2章 なぜ『存在と時間』の言葉遣いは普通の哲学書と違うのか
第3章 なぜ「主体」でも「心」でもなく「世界内存在」なのか
第4章 なぜハンマーと釘の分析が存在論になるのか
第5章 なぜ「世界は存在しない」なんて言えるのか
第6章 なぜ「手」を中心に考えるのか
第7章 「世人」とは誰のことなのか
第8章 「死への先駆」は無理な要求か
第9章 『存在と時間』に倫理学はあるのか
第10章 結局、『存在と時間』は何を成し遂げたのか

...続きを読む

ハイデガー 『存在と時間』を解き明かす のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月29日

    『存在と時間』の解説。丹念な説明で入口に立たせてくれる。ギリギリ分かるレベルで攻めきっている。

    第1部は、読み解くための視点がちりばめられている。
    ・なぜ存在の意義を問うのに、自分自身を問うのか
    ・直訳=翻訳によりエポケーし、理解にいたる
    ・世界内存在=住まう。主体を出さない=認識論に陥らない。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月20日

    入門書

    『在る』について、目からウロコが何枚も剥がれ落ちました
    語るに足る理解、解釈は全くできていませんが、掘り下げたいテーマだと実感しました

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月30日

    ハイデガーの『存在と時間』の入門的解説書です。

    「本書は、『存在と時間』についてよく抱かれる疑問や、理解しがたい主張をハイデガーがしていると思われがちな点をピックアップし、その疑問に答えるという仕方で、結果的に、『存在と時間』の全体をだいたいカバーするという方法をとった」と著者は述べています。全体...続きを読む

    0

ハイデガー 『存在と時間』を解き明かす の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

NHKブックス の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

池田喬 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す