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事故で命を落としたトアが出会ったのは、昇降機守を自称するトウカ。
死者の乗降場でたくさんの人を見送ったという彼は「自分の背負ってきたものと向き合えなかった者は人ではなくなる」とトアに話すが…。
トアの後悔に寄り添うトウカの言葉に胸を打たれました。
そんなトウカが探し続けている友人はどんな人物なのか、トウカにとってどのような存在だったのか…。
トウカの言葉の節々からその友人への尊敬と執着を感じ、ますます気になってしまいます。
そして、昇降機が"生える"不思議な世界観に思わず惹きこまれました。
死者の国を舞台に、どこか冷たい雰囲気がありながらも、そこで生きる人たちの温かさも描かれており、何度でも読み返したくなる作品です!
エレベーターの底にあったのは、トウカの予測通り虚の水路であった。
そしてそこに居たのは、トウカと時を共にしていた案内人。
トウカがこれまでずっと抱いていた違和感や憶測が言葉となって表出していく。
ナガツキの不死性に理由があるのか。それらの起点はなんだったのか?
案内人は、それにどんな表情をするのか。
冷たくて、暗くて、君はもうそこを照らす存在ではないけれど、それでも祈ってしまう。きみにとって、それが苦しいことでないことを。でもきみは、ずっとずっと思い悩んできたんだね。
そして、そんなきみにわたしができることは。
紐解いて押し出された先にある、冷たい水は、どこか甘い香りがする。
白桃フレーバーのくずきりのような、忘れがたきいっときの味。
次話がとても楽しみになる一話です。
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