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Posted by ブクログ
最後の晩ごはん18巻目。
芦屋さくらまつりにて、晩めし屋初めての昼営業。そして、夏神さんの恋人の香苗さんの幽霊がばんめし屋に現れる。
彼女が現れるのはシリーズが終わるときかなぁと思ってたけどそうでもなかった。姿を現すまでにこんなに時間がかかったのも理由があって、その理由もすごく切ないけど、会いに来られて本当によかった。香苗さんがあっけらかんとした性格でとてもお似合いで素敵なカップルだったな。別れのシーンは思ったよりあっさりだったけど、きっと夏神さんの心の中にはずっと香苗さんが生き続けてるんだろうなと思った。
一方、朗読の舞台に立つために稽古を重ねる海里と李英。海里と李英は親友でありライバルであり、切磋琢磨できるとてもいい関係だな。
そんな中、帯状疱疹で再び入院する羽目になった李英の分まで1人で舞台に立つことになる海里。ササクラカケルから芸能界復帰の話を持ち掛けられて心が揺れたり、不安で押しつぶされそうになりながらも無事舞台を務めあげる。ずっと引きずっていた彼女への思いに一区切りをつけた夏神さんも、さくらまつりで好評だった「ひるめし屋」について前向きに考え始める。
夏神さんも海里も、新しい一歩を踏み出す巻でした。
Posted by ブクログ
シリーズ第18弾
やっと夏神の彼女、香苗さんが現れた!
(幽霊です)
明るくてさっぱりしていて、夏神とぴったりの素敵な人。
幽霊の香苗さんと夏神が喋ってる様子は、きっと学生時代のままで…
そう思うと切なくなる。
それでも二人で思い出の料理を一緒に食べて、しっかりお別れの出来た夏神は、大きな一歩を踏み出すのです。
一方海里も、朗読の舞台に一人で上がるという、大きな試練に立ち向かう。
二人とも前へ進んでいるなぁ。
そしてその二人を見守るロイド(眼鏡の付喪神)が、本当に温かい。
好奇心旺盛でお茶目なのも笑いを誘うし、欠かせない存在ですね。
今回の食べてみたい料理は、夏神が海里のために作る景気づけの昼飯「鯛そうめん」
尾頭付きの鯛に片栗粉をまぶし、そのまま揚げるの。
それを濃いめの出し汁で煮て…
わぁー美味しそう♪
香苗さんが夏神の胸の中に置いていったもの。
それは、いつまでも消えない灯りだそう。
同じような体験をした作家の淡海と夏神の会話から…
「マスターは、小さな灯りを手に入れたんだね。僕のは、小さな羅針盤かな」
じんわりするなぁ。
Posted by ブクログ
「ばんめし屋」のシリーズも、もう18冊目。
「書き飛ばしたら薄っぺらくなる」という、淡海吾朗(おうみ ごろう)先生の言葉通り、コツコツとエピソードを積み上げてじっくりと海里の成長を描いてきたけれど、今回は少し大きな節目に当たるかもしれない。
それにしても、淡海先生が登場すると、また何か企んでいるのではないかと、いまいち信用できなくなってしまった私である。
「小説家としての興味から」という業から逃れることはできないんだろうなと思いつつ、悪い人ではないんです。
プロローグとエピローグがこんなふうに対になっていたとは。
ひとまず安心しました。
夏神が自分の師匠にしてもらったことを、弟子の海里にしてあげる。
素敵なことだと思います。
夏神の亡くなった恋人、香苗さんのことでもようやく晴れる心もあって・・・良い話でした。
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小説・文芸
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