あらすじ
反芻者続出の話題作、400頁超えの大ボリュームの特装版!!
オトナ向け加工に読切、ネームや下書き、カラーイラストなどをふんだんに加えた豪華仕様。
「このえり巻
先に特攻で逝った人から貰ったんです」
1945年3月、徳島。
報道の為、特攻隊の写真を撮影に来ていたカメラマンの淀野は、田中志津摩一飛曹の朗らかな笑顔に惹かれながらも、彼の運命を思い、うしろめたさを覚えてしまう。
ある晩。
不意に淀野のもとを訪れた志津摩。
話し込むうちに、レンズ越しには見えなかった深淵が――。(『田中志津摩一飛曹編』)
時は第二次世界大戦末期。苛烈な争いのなか、國の為、自らの命を武器に闘うべく募られた特別部隊。“神風特別攻撃隊”――……。
焦燥、憧憬、苦慮、希望、そして慕情。
生命の灯が揺らぐ日常で、魂をぶつけあう漢たちの秘められた夜6編に加え、
特別描き下ろしを1編収録。
濃厚な筆致と人物描写で描きあげるオムニバスストーリー、劣情の上巻。
【うす消し特装版】には
☆オトナ向けの加工が入った本編
☆16頁の特別描き下ろし(※通常版と同内容になります)
★読切『どうして波瀬は笑ったか』
★本編第4話~第6話ネーム・下書き
★カラーイラスト
を収録。
感情タグBEST3
広告で見掛けてずっと気になっていました。
時代背景もあって、
正直作中は全然誰も幸せになれないんだけど、
たとえ一時でもそこにあった気持ちは
嘘じゃないんじゃないかなあと考えてしまう。
淀野の執念深さに驚かされたのと、
今後の八木の展開が気になります。
匿名
ココロガシメツケラレル
18禁にはなっているが、性的な要素よりも昔の同性愛に対する周りの厳しい目に対して心が苦しくなる場面がありました。物語としては当然ハッピーエンドではなくモヤモヤとした気持ちが残りますが、見て良かったと思います。
感情がすごいことになる漫画だ…
もし購入を悩んでいるなら迷わず買ってほしい…たぶん今まで体験したことのない読者体験ができる…はず…
BL要素云々はさておき…個々の物語や人柄が絶妙に絡み合って壮絶ながらも繊細な引き込まれるストーリーといったところでしょうか…途中涙無しには読めませんでした…。
フィクションとわかっていながらも、彼らの幸せを願わずにはいられません。下巻が発売されるのを心待ちにしています!
あと…画面の色気がほんとにすごい………
最高の作品
エロくて、切ない最高の作品です。
フィクションなんだけど、リアルで
青いのに、薄暗くて
恋愛、嫉妬、愛憎
ある意味純粋な人たちなんだと思います。
買ってよかった。
とっても抉られる
シーモアで単話買ってました。薄消し版あると知りクーポンあったので即買いしました。
非常時の異常な圧迫感のなかぶつかり合う心にかなり抉られる。
学生運動の話しもなかなかエグい内容でした。
大満足の内容でした。
深奥を抉られました。
黒の襟巻きさんは白の襟巻きさんが生きていたと喜んだだろうなぁ、と思うと切なくて仕方無いです。
そしてカメラマンさん、引き際がカッコよくてまた泣けてきました。
あの時代のBLを描ける今と作者さんに、心からの感謝を。
素晴らしいです
amase先生はじめましてでした。
掲載がまさかのコミック●ーモア。本当に!?という感じで。
濃いです。題材が題材なので、終始トーンは薄暗いですが、平時とは違うからこそ剥き出しになる人間性を「エグさ」だけで描ききらない誠実さが素晴らしかったです。
学生運動のお話はエグさ1,000%でメリバ最高!!!!やっっぱこうじゃなきゃね!!!!ていうある意味スタンダードな感じでした。
「いい子」は汚れてなんぼです。
最近のBLはメリバ、重いと前評判で肩すかしくらうことが9割でしたが今度から「重いってamase先生より!?」て言おうと思います。
下巻も楽しみです。
迷わず特装版を買うべし
amase先生の別名義の作品の大ファンなので、レビューや内容も調べずに即購入。amase先生なら間違いないから!
想像通りの生々しい劣情の描写、むき出しの感情と執着と業、脳裏に焼き付いて離れない濃密な記憶…短くも必死に生きた彼らに胸が軋む。
電子で買うなら迷わず特装版を買うべし。下巻も読みたいので、たくさんの方が購入してくれますように。
匿名
通常版も買ったけど……
通常版購入し激ハマリ。こちらも購入。
特装版掲載のネームにしか無い情報等があります。
18歳以上でしたらこちらを買うことおすすめします!
どのお話も素晴らしいけど、やっぱりヤギとシズマのお話がせつない。
シズマは家族に頭の病気って言われてたんだよね?だからあのとき二人は想い合っていたのに避けるようなこと言っちゃって。確かにヤギはシズマとは違ったかもしれないけどシズマにはあの一瞬だけでも救われて欲しかった。自分が自分であることに幸せを感じて欲しかった……
お話もエロもすごいし本当に稀有な作品
絵が見たことあると思ったらオールアウトの作者さんだった。構成力のある方のBLが見られてうれしい。
匿名
世界観が戦中というなかなかニッチな設定でずっと気になっていました。結構無理矢理的な表現があるので注意です。個人的には塚本橋内カプが好きでした。八木田中カプも結末が切なく悲しくなりましたが、戦争の雰囲気と相まってよかったです。最終的に八木が田中のことを名前で呼んでいたのが超エモかったです!
買って良かった!
特攻隊のカップリングが最高です。
気が弱い優しい頑張り屋デカチン×カッコよく色気のある誘い受。
メンタル弱い外見カッコイイ×健気で一途なバリネコ。みたいな感じです。
身体筋肉が、ガッチリだけど柔らかく描いてあって触りたくなるほど良い!
エッチは、細かいところも描かれていて、躍動感のある大胆な男同士のエッチが最高でした!
キャラの性格は人間臭くてみんな可愛くて、外見も男らしく魅力的で、本当に読んで良かったなぁ…と思いました。
時々入ってる小ギャグも可愛いくて、きっとクスッと笑ってしまうはず。
死ぬ場面の細かい描写は今の所ありません。風景と説明だけです。
物語は続いてる感じなので下巻に期待です!
学生運動の話は私には合いませんでした。
読んでみたかった題材
戦争での特攻隊が絡むお話なのでなかなか重いです。
往くものと残されるものの関係がさみしい。
特攻隊記念館に赴くと実際の遺書が読めるのですが、監査があるのか凛々しい言葉がならべられている中でも特攻隊たちの「生きたい」という思いが見えてくるので、この漫画はフィクションとはいえ未来ある青年たちが国のためと戦うために集められた場ではこういった感情をぶつけないとやってられないみたいなこともあったのかなと思ってしまいました。
死を目前にしてる人たちの話なので滾るとか萌えるとかはなかったですが読み物としては読みごたえありました。
下巻がどういう内容なのか気になります。
読みきりの学生運動の話はもはやBLというより暴力というか人間の闇というか。。。ひたすら怖い話でした。