斎藤真理子の作品一覧
「斎藤真理子」の「フィフティ・ピープル[新版]」「ギリシャ語の時間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「斎藤真理子」の「フィフティ・ピープル[新版]」「ギリシャ語の時間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
【人間が一番恐ろしい】
そもそもこの、済州島四・三事件のことを知らなかったから、まずネットで調べてから読んだ。独裁政治が人間に何をさせ、何を奪うのか。
戦争や権力の暴力というか圧力によって、人間が少しずつ崩れていくこともすごく恐ろしかった。
人が人を殺すのが戦争。それを正当化するのが独裁者。
国家の暴力によってどこにでもいる普通の人が少しずつ壊れていくことが怖くて悲しかった。
それと同時に、人は圧力の中で簡単に沈黙してしまうんだな、という不安というか恐怖のようなものも強く感じた。
だからこそ、独裁や暴力は絶対に繰り返してはいけないし、過去の悲劇を忘れずに考え続けることが大切だと思った。
『別れ
Posted by ブクログ
不思議な、心の深い部分に届く詩だと思った。
おくるみ
なんだか不思議な温かいような当惑するような気持ちになった。
彼女
一人の子が成長し、女になって何度となく危機を迎えながら生き延びるという表現に涙が出そうになった。
自分も、まわりは成長を祝ってくれていたのだなと、そして、成人して様々な苦難があったが、乗り越えてここまでこれたなと思うと泣きそうになった。
翼
翼が透き通ってしまうだろう、蝶が蝶でないものになるのだろうが、なんとも言えない気持ち
白い骨
最後、不思議に安堵するのだったを、読んだら、気持ちがホッと和らいだ。
下の歯
規則正しい息の音にしばらく耳を傾けてながら
ということろ
Posted by ブクログ
詩のような形をした、悲しくて冷たくて優しくて美しい小説。
私自身が過去に見たことのある景色が描写されていて、涙しながら読んだ。私のための小説だった。本当に出会えてよかった。作中に描かれた、決して自分では見たことのない景色も、まるで私の過去に存在したような気がしてくる、そんな愛しい1冊だった。
生も死も表すたくさんの美しい白色を見せてもらった。
掲載されたモノクロ写真も美しく、美術館のようだった。そしてこの美しく繊細な言葉たちを美しい日本語に翻訳した斎藤真理子さんも本当に素晴らしい。『すべての、白いものたちの』としたタイトルも見事すぎて唸ってしまった。
この先の人生でも、何度も読み返したい大