作品一覧

  • インドネシア
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1万3千以上の島々からなる国、インドネシア。マン・アユは、緑ゆたかなバリ島、ウブドでくらしています。夢は、りっぱなバリ舞踊の踊り子になること。週に2回、観光客向けのショーで踊るすがたは、まるで別人のようです。観光地としても有名な祝祭の島、バリ。信仰とともに生きる人びとのすがたをおいかけます。
  • 鯨人
    3.8
    インドネシア東ヌサテンガラ州に属するレンバタ島のラマレラ村は、銛一本で鯨を仕留める伝統捕鯨で知られている。写真家である著者は約19年にわたりこの村の様子を取材。世界最大の生物に挑む誇り高き鯨人達の姿と、村の営みに深く根ざす捕鯨文化の詳細を記録し、ついには捕鯨の水中撮影を敢行する。だが、この村にもまた、グローバリゼーションの波は押し寄せていた……。岐路に立つラマレラ村とその捕鯨文化を雄渾に活写する、比類なきネイチャー・ドキュメンタリー。【目次】プロローグ/第一章 鯨の島へ/第二章 鯨漁に挑戦/第三章 再挑戦/第四章 鯨漁撮影/第五章 陸の物語/第六章 鯨の眼/エピローグ

ユーザーレビュー

  • インドネシア

    Posted by ブクログ

    他の国のことがわかって、まるで旅行に行ったようで今の時期には特にぴったりです!
    パリの民族衣装がとても可愛くてそれで踊っている姿を見てみたくなりました。
    絵本なので読みやすく、写真なども綺麗で面白いです。

    0
    2022年05月15日
  • 鯨人

    Posted by ブクログ

    インドネシアの多島諸島の最東端、レンバタ島の農作物も出来ない入り江に約2000人ほどの漁村がある。写真家の石川梵さんは92年から今までずっとその村ラマレラの伝統捕鯨に魅せられ、取材を続けて来た。1997年に写真集「海人」、2011年にその取材過程を記した本書、2021年には「くじらびと」というドキュメンタリー映画までつくった。確かにホンモノだけが見せる魅力が、本書には随所に散りばめられている。

    私はどうしても、ラマレラ捕鯨に古代日本の捕鯨を想像しながら読んでしまう。万葉集にある「いさなとり」は捕鯨という意味であるが、実は日本でも縄文時代から鯨を食べていた証拠が諸所に残っている。私は韓国の蔚山

    0
    2022年11月21日
  • 鯨人

    Posted by ブクログ

    映画くじらびと 鑑賞後に再読し監督のヤバ味を再認識した事をご報告♪
    銛一本で巨鯨を狩るラマレラの人々を追う素敵なレポートが狂気の様相を帯びるのは物語の終盤。
    "海の上の物語は撮れた"海の中のドラマを提示してこそ完全なものとなる"
    と写真家は鯨と人の死闘の海にダイブし、血の海なかで海の王の今まさに瞑目せんとする眼をレンズに捕捉しフィルムに焼きつけんと巨体に突き立つ銛に手を掛け、海中に引きずり込まれながらシャッターを切りまくる。
    憑かれ物狂い王の死に迫り撮る様は本作の白眉。
    活字を追って総毛立つ経験は忘れられない。

    0
    2021年12月05日
  • 鯨人

    Posted by ブクログ

    インドネシアの島の中で、銛一本で鯨に立ち向かい、生きてきた人たちに密着した七年間の記録。その営み。
    2010年、著者は再び村へ向かう。短いエピローグだけど、とても印象的。彼らと僕を隔てるものは何か。
    写真集、海人も観る。

    0
    2011年10月22日
  • 鯨人

    Posted by ブクログ

    ドキュメンタリーは『ヤノマミ』以来、読みました。
    これも素晴らしかった。
    とても私にはいけない所へ、膨大な時間を費やしてのこと。
    自然と、そこに生きている鯨、人。
    厳しく残酷で、改めて命を奪って生きていくことについて
    考えさせられました。
    それと同時に文明が進んで、「便利になること」
    「安易に手に入れること」によって、忘れがちになってしまうことについても。
    人は時々、立ち止まって、人類もまた地球上に生かされている
    生物の一種でしかないことを、肝に銘じるべきな気がしました。

    近く、写真集もぜひ、みたいと思っています。

    0
    2011年08月07日

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