作品一覧

  • 「年収6割でも週休4日」という生き方
    3.9
    1巻660円 (税込)
    経営者の最大の責務は、社員の生活を守ることです。 石油に依存したグローバル経済はいずれ破綻し、日本経済も大幅に縮小する時代がやって来ます。そのときわれわれはどう生きるべきでしょうか。 IT企業の経営者でもある著者は、古き良き日本の経営哲学を学びました。「経営者の最大の責務は、社員とその家族の生活を守ること」という信念のもと、たとえ業績が悪化しても、ひとりもリストラしないと全社員に約束しました。  最悪の場合は、社員と経営者の年収を6割まで減らすことも同時に言明しています。  しかし給料とは労働の対価です。一方的に減らすのは公正ではありません。そこで週休四日まで勤務時間を減らすことを提案しています。  こうして生まれた時間を使って、社員が自給自足的生活に移ることを著者は奨励し、その準備を支援しています。自らも石油に頼らずに自立する生活を始めています。  これは一企業のあり方にとどまりません。日本人が、これからの生き方を考えるときに、ひとつのモデルとなる考え方です。 最後に日本が米国のカジノ経済から脱却しない限り、壊滅的な損害を受けることを指摘し、すぐにでもできる4つの経済政策を緊急提言しています。

ユーザーレビュー

  • 「年収6割でも週休4日」という生き方

    Posted by ブクログ

    これほど素晴らしい経営理念と、全体・日本の将来を考えた意見を持つ経営者は珍しいのではないだろうか。
    大量消費社会に警鐘を鳴らし、「カジノ経済」への対策、日本を滅ぼさないための方針を示してくれる本。
    ご本人が実行していることばかりなので、説得力がある。

    0
    2014年06月23日
  • 「年収6割でも週休4日」という生き方

    Posted by ブクログ

    このお方凄まじいな。
    読み終わった後に、著者の経営している会社調べちゃったよ。
    新卒前に出会いたかったです。

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    2011年09月25日
  • 「年収6割でも週休4日」という生き方

    Posted by ブクログ

    ビル・トッテンさんに夢中。「経営者」の声を知ることってこれまでなかったけど、こんなすごい人がいるのかと希望が持てた。政治でも経済でも、トップの人たちは遠い人で溝があるような気がしてたから。「小欲知足」。今の世界に足りないものって、これなんだろう。あるいは、「中庸」。声をあげてる人はいると思うのだ、「これがいい」と。けれど、それを見て言うのは「元気がない」、「積極性がない」などなど…。世界のスピードがえらいはやくないか?と思ってた。けれど、まぁ、それについてかなきゃいけないんだろうなと諦めて。世界が「成長」やそのための「競争」をえらく評価しすぎじゃないかと思ってた。でもそれは、20年ちょっと生き

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    2011年09月28日
  • 「年収6割でも週休4日」という生き方

    Posted by ブクログ

    アクシスの社長、ビル・トッテン氏の著作。今後、縮小していく日本市場の中で、私たちが働くという意義を経済やエコ、老後という様々な視点から分析し、提言してくれる。お金を稼いで、それを消費し、日本をよくするというのはもはや幻想だというのは経済の仕組みが変わった通用しないことがよくわかる。その中でも生きていくために私たちが、そして会社がやるべきことを切々と語っている。自活、エコの部分では共感できないところもあるが、経済成長期とはやはり違った働き方というのは十分に模索されて然りだし、やはり会社もそれをバックアップしないといけないと感じる。社会人には読んでもらいたい作品。

    0
    2011年08月29日
  • 「年収6割でも週休4日」という生き方

    Posted by ブクログ

    「成長 (Growth)」ということばは「永遠」を意味しない。それは必ず終わりが来るものだ。
    著者は日本もアメリカも、それを前提にした上での生活を考えるべき時代に来ているのではないかと問う。
    少なくとも日本において、今後の経済が縮小する要因は4つあるという。
    1:エネルギー問題 化石燃料はとうに需要が供給を上回っており、代替エネルギーを積極的に考えるべき時代なのに、日本ではそれが明確になっていない。(この本の出版は2009年なので原発に関することはさほど書かれていないけれど、今ならばそれが第一義に来るだろう)
    2:環境問題 地球温暖化は国を超えて考えなければならないことだけれど、前項の化石燃料

    0
    2019年05月15日

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