作品一覧

  • 鳥居きみ子:家族とフィールドワークを進めた人類学者
    3.7
    1巻1,540円 (税込)
    鳥居きみ子の夫は、「知の巨人」ともいわれ、明治から昭和時代にかけて活躍した人類学者、鳥居龍蔵です。彼の生涯や研究業績を紹介した本はたくさんありますが、きみ子のことはこれまで紹介されたことがほとんどありません。じつは、「家族とともに調査・研究する」という形で、女性の活躍が厳しい時代を生き抜いた先駆的な研究者なのです。人類学のなかでも、昔から伝わる生活・風習・伝説・歌などを調べる民族学を切り開きました。その生涯をはじめて伝える一冊です。
  • まぶらいの島
    -
    1巻858円 (税込)
    メル友に誘われて、まぶらいの島にやってきたひろみ。魂がその人を護るという島で人々と暮らす日々。不登校を続けるひろみの心も癒されていく…。第50回毎日児童小説コンクール最優秀賞作品。
  • お遍路ウォーク
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    「クルシイメニアッテ、アルカナイトダメ」と、たどたどしい話し方で、道々争いをくり返す母娘。ひきこもりから脱したというオタクの青年。祖母の供養のために歩き続ける大学生。「接待」によってのみ生きつないでいる老人…。ナオトは遍路道を歩きながら、母の死や残された父との関係をタクやユースケの親子関係と比しながら、問い直していく。

ユーザーレビュー

  • 鳥居きみ子:家族とフィールドワークを進めた人類学者

    Posted by ブクログ

    鳥居きみ子さんのことは全然知らなかった。この時代の女性がこれだけのことをするために、どれ程の罵倒や陰口を浴びせられ、払い除けたのだろうと想像すると、ますますその偉業が明らかになる気がした。このような女性が、実は他にもいたのかもしれない。女ということで補助的な役割として埋もれているのかもしれない。もう助手というより共同研究者だ。もっとその功績を広めてもいい人だと思った。

    0
    2025年08月31日
  • 鳥居きみ子:家族とフィールドワークを進めた人類学者

    Posted by ブクログ

    第71回青少年読書感想文全国コンクール
    中学校の部

    児童文庫の伝記の良さが詰まった一冊だった。
    きみ子の潔い性格と生き方にぐいぐい物語の中に引き込まれた。学者として、女性として、母として、本当につよくあたたかく素晴らしい人だと思った。
    龍蔵の言葉だけど、「わたしあるのは、わたしだけだ。」といったのがすごく心に残った。

    中学生の部の3冊の中で、わたしはこの本が一番だった。"いかにも伝記!!"な、書体と紙質も、デジタルでは感じられない良さだなぁ。子どもたちにもぜひ3冊の書体と紙質の違いも感じて欲しいな、なんて。

    0
    2025年05月12日
  • 鳥居きみ子:家族とフィールドワークを進めた人類学者

    Posted by ブクログ

    2025年中学校課題図書。人類学者鳥居きみ子の伝記。夫、鳥居龍蔵と出会い、人類学を共に学び、現地でのフィールドワークを大事に研究を進めたバイタリティーあふれる女性。何より素晴らしいと思ったことは、モンゴルの人たちの文化や歴史に敬意を持って、対等に温かい気持ちで接していたこと。感動的な伝記。、

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    2025年04月17日
  • お遍路ウォーク

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ナオトがもてあますいらつき、気持ちに自分もそうで、でもそれを押し殺して過ごしてきたんだなってなつかしく、苦い気持ちを思い出しました。

    0
    2016年01月04日
  • お遍路ウォーク

    Posted by ブクログ

    母の死をきっかけに?家にこもってばかりいた中学生のナオト。
    ある日、思い立って四国へやってきて軽い気持ちで「お遍路」として歩き始める。いろいろな人達と一緒に歩きながら、話を聞いたり関わりあったりするうちに、ナオトは自分や家族や友達のことを考え、思いをめぐらせる。
    「お遍路」として歩くことで、ナオトは大きく成長する。

    何が面白いか、と言われると答えが難しい。
    でも、自分のことを振り返ったり、家族や友人のありがたさを改めて感じる、きっかけになる素敵な本だと思った。
    YAのオススメだけあって、中高生に読んでほしい。

    0
    2011年01月26日

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