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「クルシイメニアッテ、アルカナイトダメ」と、たどたどしい話し方で、道々争いをくり返す母娘。ひきこもりから脱したというオタクの青年。祖母の供養のために歩き続ける大学生。「接待」によってのみ生きつないでいる老人…。ナオトは遍路道を歩きながら、母の死や残された父との関係をタクやユースケの親子関係と比しながら、問い直していく。
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Posted by ブクログ
母の死をきっかけに?家にこもってばかりいた中学生のナオト。 ある日、思い立って四国へやってきて軽い気持ちで「お遍路」として歩き始める。いろいろな人達と一緒に歩きながら、話を聞いたり関わりあったりするうちに、ナオトは自分や家族や友達のことを考え、思いをめぐらせる。 「お遍路」として歩くことで、ナオトは...続きを読む大きく成長する。 何が面白いか、と言われると答えが難しい。 でも、自分のことを振り返ったり、家族や友人のありがたさを改めて感じる、きっかけになる素敵な本だと思った。 YAのオススメだけあって、中高生に読んでほしい。
ナオトがもてあますいらつき、気持ちに自分もそうで、でもそれを押し殺して過ごしてきたんだなってなつかしく、苦い気持ちを思い出しました。
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