作品一覧

  • 兵士たちの連合赤軍 《新装版》
    5.0
    刑期満了で27年ぶりに出獄した連合赤軍事件の渦中にいた当事者が獄中で綴った壮絶な青春の記録の新装版!「50年後、この本は教科書に載るだろう。忘れてならない日本の歴史的大事件として。又、若者たちが何故あそこまで思いつめ、突っ走り、自滅していったのか。その謎を解きあかしてくれる本として。それにしても不思議な本だ。年を経るごとにこの本は輝きを増し、説得力を増してくる。僕はこの本を三度読んだが、読むたびに新たな感動がある。新たに教えられることがある。初めは、陰惨な「仲間殺し」の事件としか思えなかったものが、もっと別の角度から見られるようになった。「仲間殺し」から目を逸らす訳ではないが、そこに至るまでの革命党派や日本の情況、その中で普通の若者たちが全共闘に入り、革命家になってゆく。そういう「時代」の突出した物語として読んでいた。」(鈴木邦男)

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  • 連合赤軍二七年目の証言
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「処刑を含め〈総括〉を担ったから、僕には逃げ道がないわけです…」日本中を震撼させた歴史的事件の当事者が、同志殺害の真相解明と裁判闘争に賭けた27年の獄中生活を出所後、初めて語る迫真の書。

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  • 兵士たちの連合赤軍〈改訂増補版〉
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★「高い資料的価値があり、“面白い” 本である! 」 (椎野礼仁) 「『兵士たちの連合赤軍』を読むための基礎知識」と「連合赤軍当事者のその後」を増補。 ★「僕にとってこの本はまさに教科書だった! 」 (鈴木邦男) 「若者たちが何故あそこまで思いつめ、突っ走り、自滅していったのか。その謎を解き明かしてくれる本として永久に残るであろう。」 ★連合赤軍事件を描く連載漫画『レッド』(山本直樹・「イブニング」講談社・連載中、単行本既刊8 巻)のモデルといわれれ、注目される植垣康博の自伝的記録。自ら殺害に加担した苦しい体験を赤裸々に語り続ける人物としても知られ、最近は「ひかりの輪」の上祐史浩とともに活動中。

ユーザーレビュー

  • 兵士たちの連合赤軍〈改訂増補版〉

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    [末端よりの報告]学園闘争に従事し、権力との対決の果てに革命を夢見た若者は、いかにして連合赤軍に合流し、雪山での陰惨な「同士殺し」に加担することになったのか......。日本の現代史の一ページである赤軍派、そして連合赤軍の動きを、「一兵士」という立場で参画し続けた著者が、自らの行動を振り返り、当時の様子を生々しく記した作品です。著者は、雪山越えの逃避行の末、軽井沢駅で逮捕された後、長年にわたる拘留生活の中で本書を執筆した植垣康博。


    完全に閉じ込められた「あちら側」の世界の話を、「こちら側」の世界の言語で一貫して書き残しているところに、本書を読む第一の価値があるのではないかと思います。時代も

    0
    2016年05月04日
  • 兵士たちの連合赤軍 《新装版》

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    連合赤軍の必読書。筆者は赤軍派議長の塩見孝也とは犬猿の仲らしいが、赤軍派と連合赤軍は違う体質であって、区別すべきだと思う。この辺りは重信房子氏が的確に指摘している。
    ともあれ、植垣氏の筆致の緻密さには驚嘆する。パトリシア スタインホフの「死へのイデオロギー」と共に連赤の必読書。

    0
    2013年02月25日
  • 兵士たちの連合赤軍 《新装版》

    Posted by ブクログ

    これまで読んだ中で、最も怖いサイコホラー。しかも、それが実話というのだから、更に怖い。これを読めば、若気の至りで傾いた左翼思想を、ものの見事に修正出来ます。

    0
    2011年04月16日
  • 兵士たちの連合赤軍〈改訂増補版〉

    Posted by ブクログ

    学生運動から、連合赤軍の山岳ベース事件にいたるまで、内部では何が起きていたかを記した一冊。なぜ左翼に傾倒していったのか、なぜ連合赤軍事件(リンチ)は起きてしまったのか気になって読んだ。
    革命運動に関しては、例えば「今の大学で勉強したい」と考えている人への配慮、あるいは既得権益への配慮、革命後のビジョンが全くないきわめて独善的な行動だと思うし、そこに答えておらず、自己弁護に終始している印象。一方で他の連合赤軍の自伝等は自己反省に終始している点で、ある意味客観性が保たれている作品とも言えると思う。
    管理教育への反発、不満→現体制への反発
    ...歴史的に暴力革命でしか世界は変わらなかったから暴力に、

    0
    2016年01月04日
  • 連合赤軍二七年目の証言

    Posted by ブクログ

    植垣康博さんのインタビュー集と獄中からの書簡集。連合赤軍に関する植垣さんの視点はインタビュー集から、植垣さん自身の90年代後半の日本社会に対する考え方は書簡集から伺える。ある赤軍派兵士曰く、という前提を欠かさずに読む分には面白い一冊だ。

    0
    2012年06月13日

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