植垣康博のレビュー一覧

  • 兵士たちの連合赤軍〈改訂増補版〉
    [末端よりの報告]学園闘争に従事し、権力との対決の果てに革命を夢見た若者は、いかにして連合赤軍に合流し、雪山での陰惨な「同士殺し」に加担することになったのか......。日本の現代史の一ページである赤軍派、そして連合赤軍の動きを、「一兵士」という立場で参画し続けた著者が、自らの行動を振り返り、当時の...続きを読む
  • 兵士たちの連合赤軍 《新装版》
    連合赤軍の必読書。筆者は赤軍派議長の塩見孝也とは犬猿の仲らしいが、赤軍派と連合赤軍は違う体質であって、区別すべきだと思う。この辺りは重信房子氏が的確に指摘している。
    ともあれ、植垣氏の筆致の緻密さには驚嘆する。パトリシア スタインホフの「死へのイデオロギー」と共に連赤の必読書。
  • 兵士たちの連合赤軍 《新装版》
    これまで読んだ中で、最も怖いサイコホラー。しかも、それが実話というのだから、更に怖い。これを読めば、若気の至りで傾いた左翼思想を、ものの見事に修正出来ます。
  • 兵士たちの連合赤軍〈改訂増補版〉
    学生運動から、連合赤軍の山岳ベース事件にいたるまで、内部では何が起きていたかを記した一冊。なぜ左翼に傾倒していったのか、なぜ連合赤軍事件(リンチ)は起きてしまったのか気になって読んだ。
    革命運動に関しては、例えば「今の大学で勉強したい」と考えている人への配慮、あるいは既得権益への配慮、革命後のビジョ...続きを読む
  • 連合赤軍二七年目の証言
    植垣康博さんのインタビュー集と獄中からの書簡集。連合赤軍に関する植垣さんの視点はインタビュー集から、植垣さん自身の90年代後半の日本社会に対する考え方は書簡集から伺える。ある赤軍派兵士曰く、という前提を欠かさずに読む分には面白い一冊だ。