作品一覧

  • 奈良公園の案内書 ~極(きわみ)~
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    史跡や国宝が多数現存し、日本有数の観光名所として知られる奈良公園。興福寺、東大寺、春日大社といった古代からのたたずまいを残しつつ、生息するシカや自然との調和も美しい、日本を代表する公園です。 本書はそんな奈良公園の魅力を、17のテーマでひも解く一冊。歴史や文化を深く知ることで、これまでとはひと味違うディープな散策を楽しめます。 <主な内容> ●17のテーマを、社寺関係者や大学教授らの有識者が徹底解説! 1.平城京(馬場 基/奈良文化財研究所) 2.東大寺(森本 公穣/東大寺) 3.正倉院(中村力也/宮内庁正倉院事務所) 4.興福寺(辻 明俊/興福寺) 5.春日大社(松村 和歌子/春日大社) 6.奈良公園のシカ(東城 義則/立命館大学) 7.奈良国立博物館(翁 みほり/奈良国立博物館) 8.奈良公園周辺の地形(高田 将志/奈良女子大学)※高ははしごだか 9.奈良公園の景観(井原 縁/奈良県立大学) 10.奈良公園の植生と植物(松井 淳/奈良教育大学) 11.奈良公園の説話(齊藤 純/天理大学) 12.奈良公園ゆかりの歌(井上 さやか/奈良県立万葉文化館) 13.奈良公園と近代文学(光石 亜由美/奈良大学) 14.近世~明治の奈良公園(大宮 守友/氷室神社文化興隆財団) 15.奈良公園の近現代建築(増井 正哉/奈良女子大学・京都大学) 16.元興寺とならまち(服部 光真/元興寺文化財研究所) 17.奈良公園周辺の伝統工芸(西川 雅子/奈良市観光協会) ●奈良公園散策に役立つ企画も充実! 奈良公園の変遷 奈良に旨いもんあり 落語の舞台、奈良公園を巡る 奈良公園の年中行事 見に行ける!国宝建造物リスト 奈良公園マップ
  • 高千穂幻想 「国家」を背負った風景
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    1巻720円 (税込)
    『古事記』『日本書紀』で天孫降臨の舞台として語られる高千穂。神話の高千穂では実際の「どこ」がイメージされていたのかは、江戸時代以来、多くの学者により論争されてきた。そして、明治維新以降、国家主義的気運の高まりの中で、さまざまな思惑から、「神話的空間」を実在の地名に「現実化」しようとして奔走する人々が現れた。 宮崎県と鹿児島県の対立。紀元前2600年を記念した文部省の聖蹟調査、そして宮崎県の「八紘一宇基柱」の建設。そして敗戦。「国家の始原」という「幻想」に駆り立てられた人々は、その必然の成り行きとして「幻滅」し、その結果、戦後の日本においては、高千穂の「物語」は語られなくなった、と著者は論ずる。 本書は、前著『王権の海』(角川選書)で、古代日本の形成過程と高千穂の関わりを読み解いた著者が、近代日本の国家主義の象徴的風景として高千穂像を、歴史地理学における風景論の立場から、描き出す。
  • 華族総覧
    5.0
    1巻1,320円 (税込)
    故郷の華族さまはどんな人物だったのか? 明治国家の建設と発展に貢献した「皇室の藩屏」たちの授爵、陞爵のプロセスとさまざまな挿話、追随を許さぬ詳細データで綴る近代日本人国記。 ●薩摩と長州、華族の数はどっちが多い? ●いちばんお金持ちになった大名華族は? ●爵位は一代限りと主張したのはだれ? ●華族が1人もいない県がある。それはどこ? ●東北諸藩出身者、旧幕臣の授爵はどんなものだったか?
  • 飛鳥 水の王朝
    5.0
    1巻858円 (税込)
    かつて日本の中心であった飛鳥の地は、いまだ多くの謎に包まれており、発掘調査には多くの関心が寄せられる。しかし新しい発見にばかり目が奪われ、飛鳥自体の意味がなおざりにされてはいないだろうか。著者は飛鳥を古代史の舞台としてだけでなく、「日本」が誕生した地と位置づける。本書を手に、独特の石敷や湧水施設など様々な解釈が入り乱れる遺構をたどるとき、今までとは異なる飛鳥の姿があなたの前に現れるはずだ。

ユーザーレビュー

  • 飛鳥 水の王朝

    Posted by ブクログ

    飛鳥の名所は無論、時代背景の解説もかねて、非常に読みやすい内容であった。

    特に、考古学的な見地から、わずかに残された痕跡から、時代を推測するのは、なかなか興味がつきない。

    ただ、蘇我氏に関する見解は、すこしステレオタイプと感じた。

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    2025年03月16日
  • 華族総覧

    Posted by ブクログ

    本書は、経済史を専門とし

    明治維新や華族制度に関する著作がある筆者が、

    華族について紹介する著作です


    都道府県別に、当地出身の華族の来歴や

    主な業績、子孫の活動などを紹介し、

    巻末には、明治~昭和期の資料をもとに筆者が作成した

    華族の資産とその推移を示す表が掲載されます。


    千家近くにも及ぶ華族を紹介するという性質に加え

    あくまでも説明に徹しているので、

    文章そのものは単調な説明体になります。


    しかし、戦後の国会議員・北条浩が早雲の子孫であるとか

    古川ロッパが加藤弘之の孫である―など

    紹介される情報はいずれも興味深く

    行間からは、著者の華

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    2010年06月27日

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