田中辰雄の作品一覧
「田中辰雄」の「ネットは社会を分断しない」「モジュール化の終焉 : 統合への回帰」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「田中辰雄」の「ネットは社会を分断しない」「モジュール化の終焉 : 統合への回帰」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
自分用のメモ
マスメディアはマスにアプローチする必要があるから、ボリュームゾーンの中庸にアプローチする必要がある。だから、思想も強くなく分断を起こさない傾向がある。
対立意見なども出る。
他方で、Twitter、YouTube、ブログなどはコストが低いのでマスにアプローチする必要はなく、強い思想を発信し、強い思想の人にアプローチすることができる。
これにより分断が進む。なお、右傾化も左傾化も起きる。
また本書では中高年の過激化が進んでいることからネットは社会を分断しないとしている。なぜなら若年層のほうがテレビ新聞を見ずにネットを見ているから。
ただ私の予想では、若年層は政治にそんなに関心
Posted by ブクログ
日本で実施した10万人規模のアンケート調査を通じてわかったことをまとめている本になります。ですからこれは「日本」についての結論だ、ということを念頭に置く必要があるでしょう。まず著者は、ネットに関する一般的な社会通念を提示します。それは「ネットが社会を分断する原因である」というものです。例えばフェイスブックなどのSNSでは、行動ターゲティングといって、ユーザーのプロフィールや思想・価値観を分析し、それにあったニュースや製品・サービスを当該ユーザーに提示するので、ユーザーは偏った情報にばかり晒されるようになって(※これを「選択的接触」と呼ぶ)、自分の信念がどんどん強化されるだろう、というロジックで
Posted by ブクログ
分極化の果てに人々が相互理解を拒否し始め、攻撃的議論の応酬に疲れた人々が強いリーダーを求め始める時に独裁者が登場する(「民主主義の死に方」)。
コストがかかり、少数のマスメディアは、視聴者獲得のために穏健化する(ホテリングの理論)。しかし、インターネットはコストが安く、少数の読者を獲得するだけで成立し、むしろ大手がターゲットとしない分布の裾の部分で読者を獲得しやすいため、偏った立場のメディアが登場する。
キャス・サンスティーンは、考え方の似た者同士だけが交流し続けると、次第に意見は強化され、社会は分裂していくことを指摘した(「インターネットは民主主義の敵か」)。
著者らの調査によれば、分