作品一覧

  • ネットは社会を分断しない
    3.7
    罵詈雑言が飛び交い、生産的な議論を行うことは不可能に思われる現在のインターネット。しかし、ネットの利用は本当に人々を分断しているのか? 10万人規模の実証調査で迫る、インターネットと現代社会の実態。
  • モジュール化の終焉 : 統合への回帰
    4.0
    1巻3,168円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 iPhoneの隆盛、クラウドの広がり、グーグルの成長……。統合への回帰による産業構造の変化と、日本企業復活の可能性。歴史的考察と実証分析によるIT産業の未来像。「オープン化」の時代は本当に終わるのか?!

ユーザーレビュー

  • ネットは社会を分断しない

    Posted by ブクログ

    自分用のメモ

    マスメディアはマスにアプローチする必要があるから、ボリュームゾーンの中庸にアプローチする必要がある。だから、思想も強くなく分断を起こさない傾向がある。
    対立意見なども出る。

    他方で、Twitter、YouTube、ブログなどはコストが低いのでマスにアプローチする必要はなく、強い思想を発信し、強い思想の人にアプローチすることができる。
    これにより分断が進む。なお、右傾化も左傾化も起きる。

    また本書では中高年の過激化が進んでいることからネットは社会を分断しないとしている。なぜなら若年層のほうがテレビ新聞を見ずにネットを見ているから。
    ただ私の予想では、若年層は政治にそんなに関心

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    2023年08月22日
  • ネットは社会を分断しない

    Posted by ブクログ

    文字通り、ネットは必ずしも社会を分断しないということを説いた一冊。

    最近あまりネットを見ない自分から見ても、説得力のある内容だった。

    0
    2023年06月20日
  • ネットは社会を分断しない

    Posted by ブクログ

    日本で実施した10万人規模のアンケート調査を通じてわかったことをまとめている本になります。ですからこれは「日本」についての結論だ、ということを念頭に置く必要があるでしょう。まず著者は、ネットに関する一般的な社会通念を提示します。それは「ネットが社会を分断する原因である」というものです。例えばフェイスブックなどのSNSでは、行動ターゲティングといって、ユーザーのプロフィールや思想・価値観を分析し、それにあったニュースや製品・サービスを当該ユーザーに提示するので、ユーザーは偏った情報にばかり晒されるようになって(※これを「選択的接触」と呼ぶ)、自分の信念がどんどん強化されるだろう、というロジックで

    0
    2023年05月04日
  • ネットは社会を分断しない

    Posted by ブクログ

    分極化の果てに人々が相互理解を拒否し始め、攻撃的議論の応酬に疲れた人々が強いリーダーを求め始める時に独裁者が登場する(「民主主義の死に方」)。

    コストがかかり、少数のマスメディアは、視聴者獲得のために穏健化する(ホテリングの理論)。しかし、インターネットはコストが安く、少数の読者を獲得するだけで成立し、むしろ大手がターゲットとしない分布の裾の部分で読者を獲得しやすいため、偏った立場のメディアが登場する。

    キャス・サンスティーンは、考え方の似た者同士だけが交流し続けると、次第に意見は強化され、社会は分裂していくことを指摘した(「インターネットは民主主義の敵か」)。

    著者らの調査によれば、分

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    2020年09月24日
  • ネットは社会を分断しない

    Posted by ブクログ

    ネットが極端な意見に分けるという一般の考えに実証性で反論をした書物である。そして極端な意見をマスメディアと比較して行わないという理由に選択的接触を与えている。マスメディアは経費のゆえ、新聞を2紙以上購入しないなど、のゆえに選択的接触が起きるということを挙げた竜には納得させられる。そして、ネットで一部の極端な意見が目立つので分断しているという理由もなっとくである。

    0
    2020年04月02日

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