作品一覧

  • 価値の社会学
    4.0
    1巻1,815円 (税込)
    本書は、価値に関する一般理論と、その理論を手がかりにした日本社会の分析から構成される。西洋近代に「価値」を認め発展してきた日本社会。一方は価値の首尾一貫性に、他方は外部の価値にコミットしつつ効率的に採用する態度によって特徴づけられる。ここにある差異の考察を通し、戦前以降、日本社会が経験した価値体系の変動はどのようなものとしてあらわれてくるのか―。著者が展望する新たな規範は、日本文化と西洋文化という二項対立の乗り越えまでを射程に入れる。日本が生んだ画期的な批判的社会理論であり、戦後日本社会論の白眉。
  • 社会契約論
    3.0
    『社会契約論』の決定版、作田訳が待望のUブックス化。民主主義の聖典か、はたまた全体主義思想の先駆けか。民主主義を支えるのは、神に比される立法者、それとも「市民宗教」? 解説は川出良枝・東大教授。

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  • 現実界の探偵 : 文学と犯罪
    5.0
    1巻2,090円 (税込)
    人間を犯罪へと駆り立てる衝動とは何か? 池田小事件、秋葉原事件や探偵小説を題材に行為の瞬間に立ち現れる「真空状態」を析出。動機を規定する深層を抉り出す。

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ユーザーレビュー

  • 現実界の探偵 : 文学と犯罪

    Posted by ブクログ

    言っていることが難しいので,ずーっと同じページで立ち止まってしまうこともあった。
    よくよく吟味すると,この本すげぇなって思わされる一冊だった。

    いつかまた読みたい(読むべきなんだろう)けど、なにせ読むのが大変だから・・・うーんどうでしょう(笑

    0
    2014年03月15日
  • 価値の社会学

    Posted by ブクログ

    私にとって関心のあった部分は本書の最終の2割位の部分のみで、それ以外は読んでいない。
    文庫としては新刊だが、元の書籍の発行はかなり古い。著者はあらかじめかなりの事前知識を読者に求めているきらいがある。真面目に取り組むと、読むのに時間がかかる書籍だろう。
    私にとって収穫となったのは農業のあり方の違いと家族の関係、および世界観が日本人は連続、欧米人は非連続という主張。

    0
    2024年08月10日
  • 社会契約論

    Posted by ブクログ

    言わずと知れた民主主義の聖典
    300年前に書かれたとは思えない内容だが、真の民主政は300年たっても実現していないようです

    0
    2015年01月17日
  • 社会契約論

    Posted by ブクログ

    もっとも奇妙な第三の種類の宗教がある。それは二つの体型、二人の首長、二つの祖国を与えて、人々を矛盾した義務に従わせ、人々が信者と市民の役割を使い分ける様に仕向けるものである。ラマ教や日本人の宗教がそうであり、ローマのキリスト教もそうである。

    中略

    第三の宗教がよくないことはあまりにも明白だから、そのことを論証して楽しむのは時間の浪費というものである。


    上記が印象に残った一節。
    脚注もたくさんあったし、もっと時間をかけて読めばよかった。

    0
    2013年10月10日

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