作品一覧

  • 戦国大名の「外交」
    値引きあり
    4.9
    1巻1,270円 (税込)
    戦国大名たちは合戦だけをしていたわけではない。 和睦や軍事同盟、領土交渉という「外交」を、活発に行って戦国時代を生き抜かんとしていた。 武田信玄・今川義元・北条氏康による名高い「甲駿相三国同盟」の成立の舞台裏をはじめ、文書と交渉者「取次」が飛び交う、外交の現場を生々しく描き出す。 最新の戦国期研究の成果がここにある! (講談社選書メチエ)
  • 真田一族と家臣団のすべて
    4.0
    1巻825円 (税込)
    信玄の懐刀・幸綱、徳川軍を2度破った昌幸、真田家の命脈を保った松代藩祖・信之、家康に死を覚悟させた信繁(幸村)ら真田一族と、家臣団の事績を徹底網羅。大河ドラマ時代考証担当が書き下ろす、真田軍団の真実!
  • 真田四代と信繁
    4.0
    1巻880円 (税込)
    真田丸の戦いで、戦国期の伝説となった信繁(幸村)など真田氏歴代の歩みを、NHK大河ドラマの時代考証者が、余すところなく描く。
  • 戦国大名の外交
    値引きあり
    -
    1巻1,309円 (税込)
    合戦だけが戦いではない。 列島に統一権力なき時代、地域国家の主権者として割拠した戦国大名たちは、軍事同盟や国境再編、自治勢力「国衆」との関係構築の成否に自らの存立を懸けた。それはまさに外交と呼ぶべき営為であった。交渉者「取次」が奮闘し文書が飛び交う、「現場のリアル」を描き出す、戦国史研究の精華! 【本書より】 なぜ、武田信玄と北条氏康は、直接面会して和睦交渉を行わなかったのであろうか。これは、現在の外交儀礼と比較するとよくわかる。現代においても、外交交渉というものは、外交官が事前に予備交渉を行い、大筋の話をまとめたうえで、外務大臣や国家元首が対談し、協議事項に合意をするという手順を踏むのが一般的であろう。これは戦国時代においても変わりはない。  この時の武田・北条両国は、敵対関係にあった。したがって、いきなりトップである戦国大名同士が交渉することには慎重にならざるをえなかった。そこでまずは、大名の家臣同士が交渉の細部を詰め、それを踏まえて大名が直接書状をやりとりする、という手順を踏んだのである。  こうした外交交渉を担当する家臣は、史料用語で「取次(とりつぎ)」「奏者(そうじゃ)」「申次(もうしつぎ)」などと呼ばれる。いずれも交渉内容を大名に取り次ぐ、執奏する、申し次ぐ人物という意味である。ただし、このうち「奏者」「申次」という言葉は、目下から目上への言上内容を披ひ露ろうする役割を担う側近家臣を指す用語で、対等な戦国大名同士の外交を担当する家臣を呼ぶには相ふ さわ 応しくない。このなかでは、「取次」という言葉が一番上下関係を表すニュアンスが少ない。そこで筆者は、戦国大名の外交担当者を、単に「取次」ないし「外交取次」と呼んでいる。この取次という存在が、いってみれば戦国大名の「外交官」の任を果たしたのである。 【主な内容】 序章 戦国大名という「地域国家」 第一章 外交の作法 第二章 外交による国境再編 第三章 外交書状の作られ方 第四章 取次という外交官 第五章 戦国大名の使者 第六章 外交の交渉ルート 第七章 独断で動く取次 第八章 取次に与えられた恩賞 終章 戦国大名外交の行く末 補注 補論一 武田・徳川同盟の成立と決裂 補論二 外交から考える本能寺の変 補論三 取次の失態が招いた小田原合戦 主要参考文献  あとがき  学術文庫版あとがき  索引
  • 武田勝頼
    4.8
    1巻1,672円 (税込)
    生き残りをかけて、信頼が問われた乱世――。  個の実力のみに帰しては見誤る、武田氏滅亡への道。 勝頼の「不運」とはいかなるものであったのか。 その正体を探っていけば、戦国大名の本質が見えてくる。
  • 武田氏家臣団人名辞典
    完結
    -
    全1巻16,500円 (税込)
    古文書・古記録など確実で良質な資料に基づき、広く武田氏に関わる人物2,500人の事蹟を詳説。歴代当主をはじめ親族・夫人・重臣層などにとどまらず、これまで知られていなかった中小家臣団、在郷被官衆の大半や武田氏と深く関係した商工人・僧侶神官までを幅広く取り上げた。武田氏の権力構造や領国経営を知るための基礎を提供。巻末に武田氏関係の「花押集」「印判集」「武田氏略系図」を収録。

ユーザーレビュー

  • 武田勝頼

    Posted by ブクログ

    非常に分かりやすく、かつくわしく書いてある。また筆者は入門書の次に読むことを想定しているみたいで、私みたいな知識の浅い人間にはバッチリでした。

    0
    2024年11月02日
  • 武田勝頼

    Posted by ブクログ

    武田氏滅亡時の当主勝頼を題材とし、家督相続後の権力確立過程や長篠後の領国再拡大から滅亡に至る過程を辿ることで、戦国大名の特質と中近世移行期権力論が述べられている。軍事面だけでなく内政・宗教政策についての言及も興味深かった。

    0
    2024年08月11日
  • 戦国大名の「外交」

    Posted by ブクログ

    戦国時代に大名間で行われた「外交」の内実を明らかにする内容。和睦や同盟交渉に伴う作法、作成される書状の詳細、取次や使者の動向から見える虚々実々の現場など、非常に興味深く読めた。

    0
    2023年03月02日
  • 武田勝頼

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    平山優氏の「武田氏滅亡」も読むと、より理解が深まります。
    勝頼のみが無能とかそのような問題ではなく、信玄からの後継者教育・周知の不足、先見性の無さが悲劇を招いた要因の一つかと思われます。
    長篠合戦からの内政外交についての対応苦慮が手に取るようにわかります。
    戦国時代についての考証は常に新しい情報が必要ですね。
    世間で周知の事実と違う部分も数多くあります。

    0
    2019年10月18日
  • 真田四代と信繁

    Posted by ブクログ

    真田丸時代考証担当者の著作。
    真田四代とあるが、まず真田氏とはなんぞや。どこから来たのか。についてかなりの分量を割いている。ここで滋野氏がでてくる。うちと共通の先祖なのでうれしい。(というか、今まで読んだ中で一番滋野氏について詳しい記述だった)
    そして、真田氏は有名であるが、必ずしも研究は進んでいない。
    織田政権成立から江戸幕府確立までの歴史自体が、再検討されつつある。
    織田信長の『天下』が東国へ拡がったところから、本能寺の変を経て豊臣政権が成立し、秀吉の死後、江戸幕府確立までの歴史に深く関与している真田四代についての研究もまた更に深められていくのであろう。新たな研究を待ちたい(待つ間に繰り返

    0
    2018年11月02日

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