ユーザーレビュー 落語の言語学 野村雅昭 落語についてその構成(マエオキ、オチ)、演題ごとに分類、分析を行うことを試みている本。 特にオチの分類が多く呼び名があるのが面白かった。ただ、具体的な演目名を見ただけでは、すぐに話のイメージがわかなかったので頭に入りにくかった。あと、マエオキは実際に聞くことが少なく、突然マクラが始まるのが私の印象...続きを読むだったので、マエオキの存在自体に気づけたのは収穫。 三代目柳家小さんの三段返しの逸話が面白かった。落語の演じ方でキキテを意のままに操るとか、常人のスキルではない。できたらすごい。 あとがきで筆者の落語に対する愛が伝わってきた。 Posted by ブクログ 野村雅昭のレビューをもっと見る