大江志乃夫の作品一覧
「大江志乃夫」の「航西日記 パリ万国博見聞録 現代語訳」「凩の時」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「大江志乃夫」の「航西日記 パリ万国博見聞録 現代語訳」「凩の時」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
歴史を読み解いていくのは大変面白いです。
そこには様々な意見の相違や
うまくいかなくなる原因、それがたくさん隠されているから。
この本で取り上げられているのはロシアの艦隊なのですが
どうしてこの国が日露戦争でこうも負けてしまったのか
の解説がなされていますが…もう負け要素しかないんですよね。
対策できる感すら圧倒的不足で急遽調達という
もうフラグが立ってしまっているような有様…
日本は秘密兵器もあり勝ちました。
だけれどもこの終章をご覧いただければ日本もまた
このあとに同じ轍を踏んだのです。
しかも戦争を止める側にいた人でさえ誤謬を犯すありさま。
日露戦争同様、その後の日本の運命もまた
Posted by ブクログ
内陸の帝国ロシアは、北極海のムルマンスク以外軍港に恵まれなかった。しかも極北の不凍港へは長い鉄道が必要だった。帝国はバルチック艦隊創設とともにシベリア政略を推進、極東への展開を目論むが新興海軍国日本との争いとなる。日露戦争である。要衝旅順を確保すべくバルチック艦隊は長い遠征の末、待ち構えていた日本海軍と衝突し壊滅する。だがこの日本海海戦は、その後の日本海軍に虚構に満ちた海戦伝説を生むことになる。(1999年刊)
・序章 世界最北の不凍港
・Ⅰ章 北のヴェネチアに君臨したツァーリ
・Ⅱ章 ロシア海軍戦略とシベリア政略
・Ⅲ章 日露戦争と日本海海戦
・終章 相手の敗因から学ばなかった日本海軍
・あ
Posted by ブクログ
バルチック艦隊とは、日露戦争(1904-1905)における日本海海戦で日本海軍(司令官:東郷平八郎)に敗れたロシアの艦隊のことをさします。
ロシアは、気候が寒く港が凍ってしまうが故に「不凍港」を求めて南下政策を展開していきます。(結果は他の列強諸国の干渉により失敗)
そんな中、バルチック艦隊は日露戦争時にバルト海沿岸のリバウからアフリカ喜望峰を通って、(1902年の日英同盟によりイギリス管轄のスエズ運河が使えない)半年かけて日本海にやってくるも日本海海戦で壊滅してしまいます。
この本は、ロシアのバルチック艦隊の登場の過程などロシアを中心に書かれていて、日本に関してはあまり書かれていません。後者