作品一覧

  • 「改憲」の論点

    「改憲」の論点

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻869円 (税込)
    「自衛隊明記」「二項削除」「リベラルの側からの新九条論」……。憲法改正をめぐる議論は混迷の度合いを深めている。しかし九条改憲の本質は、平和を求めてきた日本の戦後の否定そのものだ。本書では安倍政権の「憲法破壊」の動きに対して異議申し立てをしてきた「立憲デモクラシーの会」の主要メンバーが、もっとも重要な論点を解説する。8つのポイントに整理してわかりやすく示した、日本国民全員のための必読書。 【目次】まえがき/第一章 自衛隊明記改憲の問題 木村草太/第二章 「新九条論――リベラル改憲論」の問題点 青井未帆/第三章 日本人が向き合うべき戦争と平和のあり方 柳澤協二/第四章 「改憲派」はどういう人々か 中野晃一/第五章 「ポスト真実」と改憲 西谷 修/第六章 解散をめぐる憲法問題 山口二郎/第七章 憲法改正国民投票の問題点 杉田 敦/第八章 「真ノ立憲」と「名義ノ立憲」 石川健治/あとがき 杉田 敦
  • 憲法と政治

    憲法と政治

    ビジネス・実用

    4.7
    1巻1,034円 (税込)
    私たちは「政治が憲法を強引に乗り越える」さまを目撃した――。安保・外交政策の転換、さらには「改憲機運」の醸成がどのように進められてきたかをていねいに検証し、国会・内閣法制局・裁判所の責務にも言及。立憲主義にたった法の論理を鍛え、平和の問題を権力の適切な統制と結びつけて考える必要を訴える、熱い警世の書。
  • 憲法を守るのは誰か

    憲法を守るのは誰か

    ビジネス・実用

    -
    1巻471円 (税込)
    いったい憲法は誰のために、何のためにつくられた法なのか。 自民党改正草案の問題点は何か。 法曹界が注目する気鋭の憲法学者が改憲論議に果敢に切り込む。 2012年12月の総選挙で自民党が圧勝。安倍晋三首相を筆頭とする自民党主導の下、日本国憲法をめぐる議論が活発になってきた。いままさに、私たち国民一人ひとりが憲法と真剣に向き合わなくてはならない時がきた。本書では、憲法とはどのような法であるか、そして自民党の憲法改正草案の問題点を分かりやすく解説する。
  • はじめての日本国憲法 役割は? 私たちとのつながりは?

    はじめての日本国憲法 役割は? 私たちとのつながりは?

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻3,199円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 法治国家において国民は、法律にしたがわなければなりません。その法律をつくることができる国家は大きな権力をもっています。憲法は、その大きな権力をもつ国家によって国民の人権や自由が侵害されないよう、国家に対して、守るべきこと、やってはいけないことを命じているものです。本書は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を原則とする日本国憲法の内容を、イラストを交えながらわかりやすく紹介しています。 [第1章]憲法は国のかたち:一人ひとりが大切/憲法ってなぁに?/人権獲得のあゆみ/日本国憲法がめざすもの 他 [第2章]日本国憲法を見てみよう:国民が主役/天皇は象徴/もう戦争はしない/戦力を持たない/こころの自由/表現の自由の大切さ/お金の自由/からだの自由/人間らしい生活をおくる権利/政治に参加する権利/差別されない権利/新しい人権/国民の義務/憲法を守る/憲法を変えるには? 他 [日本国憲法全文掲載]

ユーザーレビュー

  • 憲法と政治

    Posted by ブクログ

    たとえばコンビニでもいいし銀行でもいい。窓口にものすごい数の人が並んでいる場面を想像してほしい。みんながジリジリしながら少しずつ自分の番が前に行くのを待っているところへ、「私は公益の面から見ても十分な理由で急がなければならない。だから一番前に行かせてもらう」と叫んで最前列に割り込む人物がいたらどう思うだろう?列に並んでいる人はもちろん、傍から見ている人も「それは『列の順番は誰であっても同じように守るべき』というルールに反する。許す理由にもならない」と思うだろう。

    だがここでもう少し仮定条件を限定してみよう。割り込み者が自分が割り込む理由を「国家の安全保障にかかわる極めて重要なことだ。だから納得してくれるだろ?」と言えば、みんなは「大事な用事らしいから、しょうがない」と考えるのだろうか? それとも「面倒に巻き込まれたくない」と目を伏せるのだろうか?

    さらにもう1つ仮定を積み上げたい。もし最前列に割り込まれたとして、列に並んでいたあなたが「ちょっと、順番を守らないのはルール違反じゃないの?」と異議を割り込み者に唱えたとき、列にいた他の人たちが「そんなに目くじらを立てなくても」とか「たいしたことじゃないだろ、許してやれよ」とあなたを睨み、あなたが孤立したらどうだろう?悪いのはあなたなのだろうか?

    著者の青井未帆さんは、私の勝手なたとえ話に強引に当てはめようとするのなら、列に割り込んだ人をルール違反者として許さずに声を上げ、たとえ周りから非難(これを同調圧力と言い換えてもいい)を受けようとも、自分の主張というか、言い切ってしまえば「正義」を絶対に曲げない人だ。
    それは自我を押し通すというのとは違うと断っておきたい。青井さんは歴史的経緯を踏まえて先人が築き上げたルールに例外を与えることが、1匹の蟻が土手に穴を開けたことで堤防全体の決壊がもたらされるように、近代社会が大切に守り続け、いまの私たちの平和な生活の土台となっている「規範」に亀裂が入り、なおかつそれは一種の不可逆性を持つため一度崩れれば元に戻すのが困難なことを学術的に理解しているからだ。

    青井さんは、日本国憲法を取り巻く状況に(この本が書かれた2016年の時点でも)かなりの危機感を持っている。この本では「憲法改正」も当然論じられているが、青井さんがより警戒するのは、憲法を改正せずに憲法改正にほぼ近い状況を政治が創出しているという現実だ。それは立憲主義を根底から覆すものとして、憲法をライフワークとして学んできた青井さんにとっては看過できないのだろう。

    強引という批判を承知でたとえ話を書くが、かつて柔道の国際大会で「欧州勢が現行ルールでは日本に勝てないから、ルール自体を変えた」と言われていたのを思い出した。日本選手が努力とスポーツマンシップによって築いた柔道の本義を、小手先の勝利を得るのに目がくらんだ者たちが多数決を武器に変化させてしまったという点で同じだと思う。多くの日本人は理不尽だとして批判していたと記憶しているが、このときの屈辱を忘れ、今の日本で欧州柔道界と同様の手口で私たちの日常の根幹にかかわる重大事に変化がもたらされようとしているのなら、日本人として警鐘を鳴らすのは当然ではないだろうか。

    青井さんはこの本で、およそ学者の新書らしくない「限界に達している」という章立てや、「あきらめない」という小見出しを付けている。青井さんはもう学術的なものの言い方では通じなくなっていると思うくらい危機感を持っているのか、と私は考えた。一方で青井さんはこの本で「立憲主義」や「個人の自由」という絶対的な価値観がなぜ土俵際に追いつめられるのかに関しても、感情が前面に出るのをあえて押さえ、自分なりに冷静に記述している。その一貫したスタンスは時勢に安直に流されないという意味で読んでいて心地いい。究極のところ、青井さんは今の日本に、80数年前の日本と同じような“足音”を、その感受性高い耳で聞き取り、私たちにそれを伝えようとしていると私は理解した。

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    2026年05月11日
  • 憲法と政治

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    わかりやすい。頭がすっきりと整理された。
    文字通り戦後の「憲法と政治」の決定版だ。
    国会・内閣法制局・裁判所の役割と責務、平和と権力、安保法制の成立や改憲論議について知っておかなければならないこと、注意して考えねばならないことが丁寧に整理され、網羅されている。
    今後もことあるごとに読み返すことになるだろう。

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    2016年10月16日
  • はじめての日本国憲法 役割は? 私たちとのつながりは?

    Posted by ブクログ

    日本国憲法の位置づけと内容について詳しく説明されている。社会科で習って興味を持ったころの子どもに向く。小学校高学年から中学生向け。
    日本では法を学ぶ前に憲法を学ぶので、憲法とは何かが不明瞭になりがちだと思う。そのあたりを大人が補足しながら一緒に読むとよいと思う。
    2014年刊の本だが、96条の重みについて取り上げているのが当時の言論の様子を表していて趣深い。

    0
    2024年04月23日
  • 「改憲」の論点

    Posted by ブクログ

    やや難しいなと思った章は読み飛ばし。
    第一章 木村草太氏の論旨が秀逸。
    その他読みやすいところだけでも、十分に自分で思考するベースができる。

    0
    2022年04月26日
  • 「改憲」の論点

    Posted by ブクログ

    全部理解するのは難しかったが読める範囲でさっと。骨抜きの議論(要するに呪いの言葉とかご飯論法的な手法)に気づいて乗っからないことがまず大事なのだとはよくわかった

    0
    2019年09月06日

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