森下佳子の作品一覧
「森下佳子」の「NHK大河ドラマ・ストーリー おんな城主 直虎」「NHK連続テレビ小説 ごちそうさん」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「森下佳子」の「NHK大河ドラマ・ストーリー おんな城主 直虎」「NHK連続テレビ小説 ごちそうさん」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
東京大学文学部宗教学科卒。2000年『平成夫婦茶碗』で脚本家デビュー。『世界の中心で、愛をさけぶ』で第42回ザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞を、『ごちそうさん』で第32回向田邦子賞を受賞。その他『白夜行』、『JIN-仁-』、『プラトニック・セックス』などを手がける。
ビジネス・実用
小説・文芸
ビジネス・実用
ビジネス・実用
小説・文芸
Posted by ブクログ
“江戸のメディア王”蔦重こと蔦屋重三郎の生涯を題材にした大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(森下佳子, 2025)の小説版第3巻。
「浅間焼け」の火山灰が降る日本橋通油町で蔦重が活躍する第25章「灰の雨降る日本橋」から、新たな老中 松平定信によって「蔦屋」と恋川春町に危険が迫る第36章「鸚鵡のけりは鴨」までを収録。
脂が乗りに乗り、しかしながら商才や幸運に翳りが表れ始める蔦重。べらぼうに型破りで天才的な商人で、べらぼうに世間知らずの朴念仁——テレビドラマと比べると劣るが、イカしているしイタい彼の為人や生き様が伝わる。
自らが「天」になろうと企む、顔はいいのになんかむかつくあの男の存在感が前2巻より増してきた。
本作及びテレビドラマ内での「浅間焼け」を機に一気に露顕し悪化した米不足や物価高騰の描写は、令和の現代とあまりに似通いすぎていて不気味だった。……もしや作者は未来人なのか?!
第34章「ありがた山とかたじけ茄子」での、“ふんどしの守”に書を以て抗わんと決意する蔦重とお抱え作家たちによる「屁! 屁! 屁! 屁!」の場面はあっさりと終わる。テレビドラマ視聴の記憶の再生・補完を兼ねて読んではいるが、少し寂しい。
Posted by ブクログ
“江戸のメディア王”蔦重こと蔦屋重三郎の生涯を題材にした大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(森下佳子, 2025)の小説版第2作。
老中 田沼意次らが座頭金について調査を始める第13章「お江戸揺るがす座頭金」から、日本橋進出を目指す蔦重が丸屋の女将ていと出会う第24章「げにつれなきは日本橋」までを収録。
幼馴染の瀬川や蔦重に「耕書堂」の堂号を贈ってくれた平賀源内との別れ、行方知れずだった唐丸/喜多川歌麿との再会、蟠りがあった鱗形屋孫兵衛との和解、きな臭すぎる蝦夷地上知計画、吉原への恩返しとしての日本橋出店……。毎週欠かさず視聴し、毎回ハラハラドキドキワクワクした昨年のべらぼうに楽しかった頃が蘇る、蘇る! テレビドラマでは描ききれなかった時間経過や心情の変化もおもしろい。
テレビドラマではとても印象的で怖かった、顔はいいのになんかむかつく例のあいつの影は、本書ではごく僅か。映像と文章、それぞれで可能な表現の違いを改めて思い知る。
第13章「お江戸揺るがす座頭金」に、“奉公人”とあるべきが“奉行人”となっている箇所が。
(※2025年3月25日 第1刷発行)
Posted by ブクログ
“江戸のメディア王” 蔦重こと蔦屋重三郎の生涯と活躍を描く大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(森下佳子, 2025)の小説版。明和の大火/メイワク火事から始まる第1回「ありがた山の寒がらす」から、俄祭りと朋誠堂喜三二の仲間入りを描いた第12回「俄なる『明月余情』」までを収録。
現在(※2025年9月末)放送中のTVドラマ版ではかなりシリアスな展開が続いているため、本書収録の吉原パートでの賑々しさと猥雑さが懐かしいのなんの! 「喧嘩雀」で大いに盛り上がった俄祭りが、つい昨日のことのよう!
現在放送中のべらぼうにおもしろいドラマの復習のつもりで買ったが、小説版もなかなかどうしておもしろい。ノヴェライゼイション自体の楽しみの他に、TVドラマ内では描写されなかった場面や設定の発見も楽しめる。……とは言え、さすがに「オーミーを探せ」は無理だったかww
TVドラマ版との相違や変更で特に印象的だった箇所を幾つか。
#1「ありがた山の寒がらす」より
忘八アベンジャーズが一人 扇屋の号「墨河」を紹介。彼の文化人としての一面を窺える。
#2「吉原細見『嗚呼御江戸』」より
平賀源内と知り合いだという男 貧家銭内(実は源内その人)を吉原に案内する蔦重。銭内の奔放な言動に、蔦重は内心イライラしていた。
#8「逆襲の『金々先生』」より
吉原者を毛嫌いする鶴屋に堪忍袋の緒が切れた駿河屋が階下にぶん投げ、忘八アベンジャーズが見下ろす場面。TVドラマ版では画面内にいなかった丁子屋が加わり、大文字屋の台詞「黙って大門潜りゃいいなんて考えんなよ!」を担当。
#10「『青楼美人』の見る夢は」より
市中の地本問屋 西村屋と結託する若木屋。吉原の見世が反・市中派/親・市中派に二分される事情がTVドラマ版より詳細。
#12「俄なる『明月余情』」より
ストーリーの舞台である安永6(1777)年の前年の俄祭りについて。大文字屋が蔦重に「テメェ去年のこと忘れたのか!」と怒鳴りつけるのも無理もない、祭りとは程遠い催しで終わった経緯が少し述べられている。