作品一覧

  • 日本人の心、伝えます
    値引きあり
    5.0
    1巻616円 (税込)
    日々所作を美しく、心豊かに 500年続く日本の美を、92年の精進をかけて守る気骨とは? 日本国内のみならず、国際的な視点で活躍し、茶道文化の浸透と世界平和を願う茶道裏千家第十五代家元・千玄室氏。「一わんからピースフルネスを」を提唱し、茶の道をきわめた著者が教えてくれる、私たち自身が忘れつつある日本人の心とは。疲れた現代人のためのエッセイです。 もくじ 第一章 日本人なら知っておきたい茶の心 ●なぜ大変な手間ひまをかけて、お茶を点てて差し上げるのですか ●同じ茶碗で飲み回すから、絆が強まるのです ●入口を小さくしたのには、大きな理由があります ほか 第二章 奥深くてためになる茶の湯の名言 わびさび・枯れて見えながら熱き思いを内に秘めます 和敬清寂・目には見えない心の汚れに気づくには 守破離・一から始めて十に到達したら、また一に戻りましょう ほか 第三章 日々所作を美しく、心豊かに ●相手の呼吸を読み、タイミングをつかむには ●季節の移ろいを感じる、ぜいたくな時間 ほか 第四章 日本人の生き方、伝えます ●平和ボケの日本に未来はありません ●外国語を話せるだけでは国際人になれません ●若い人と張り合うのではなく、自分らしく現役を貫く覚悟です ほか
  • 茶のこころを世界へ 平和への祈り
    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    時代を切り開いてきた人の半生をたどり、思いや夢に迫るNHKBSの番組「100年インタビュー」の単行本化シリーズ。17巻目の本書は、茶道裏千家大宗匠千玄室さんの回を単行本化したもの。400年以上続いている茶道の家元の家に生まれ、6歳の6月から稽古を始め、15代家元になるべく育てられてきたが、昭和18年、同志社大学2年在学中に自ら志願して海軍に入隊。飛行科に入り特攻を志願。しかし出撃の直前に待機命令が出て生き残り、死んでいった戦友たちへのうしろめたさに苦しむ中、14代家元の父のもとにGHQが茶道を習いに来ているのを見て「これだ! 文化の力だ! 戦争には負けたが、文化では負けない! お茶は世界平和の架け橋になる」と気づき、伝統文化の継承に目覚めた。平和への願いをこめて世界60か国以上を訪ね、国際会議などで国と国をつなぐお茶のセレモニーを開催。和の教育に尽力してきた半生を裏千家今日庵のお茶室で語ります。

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  • いい人ぶらずに生きてみよう
    4.0
    1巻671円 (税込)
    国際社会の中で孤立し、頼りない大人が右往左往する。そんな現代の日本と日本人を、茶道界の長老、鵬雲斎大宗匠が意見する。たくさんの欲望を抱えながら、無理やり善人ぶって生きるより、己の分に正直に生きる。まずはそれでいいではないか、と。自らの弱さを肯定し、現実を受けとめることを出発点にする。実はそれこそが、端正・謙虚・清廉な日本人の心を、私たちみんながもう一度取り戻すための極意なのである。【目次】はじめに/第一章 過ちから学んだこと/第二章 海の向こうで考えたこと/第三章 魂を磨くために/第四章 日本の教育を憂える/第五章 家が教えてくれたこと/第六章 この国の未来のために/あとがきにかえて/裏千家系図
  • 生涯現役の知的生活術
    3.6
    1巻1,361円 (税込)
    老年夫婦の和やかな関係の秘訣、頭脳を活性化し続ける暗記のすすめ、真向法、断食、気功、自然食、人の話の聞き方、豊かな発想法…戦前、戦後、そして平成の時代を生き抜き、「一身にして三生」ともいえる貴重な人生経験を有する13人の著者による、1053歳分のとっておきの知恵が満載。

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  • 茶のこころを世界へ 平和への祈り

    Posted by ブクログ

    近頃、テレビを付ければ戦争のニュースに心を痛める。それが戦時中を経験した方ならなおのこと。裏千家大宗匠である千玄室さんは自身が特攻隊として訓練を受けたひとり。生々しく描写された当時戦争で亡くした友との最後の会話には思わず涙を流してしまった。そんな彼は「一碗からピースフルネスを」をテーマに世界60ヵ国以上を飛び回る。お茶という日本の文化を通じて世界の人々と心を通わせることで心から平和を願う。私も茶人の端くれとして、茶の文化を世に伝えていきたいと思った。

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    2024年08月19日
  • 日本人の心、伝えます

    Posted by ブクログ

    茶の湯の世界で一番力あるなと思うのはこの人。もう100歳なのか。海軍の特攻要員だったのは初めて知った。
    茶に込めるべき心構え、茶の世界観、茶の醍醐味、日々の心がけ、日本の心などなどについて。世界平和を祈りつつ尖閣諸島を守るために戦う気概は持っていることや、進駐軍に茶を飲ませつつ無作法者は怒鳴りつけて追い出す父の話も印象に残った。

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    2023年08月26日
  • 茶のこころを世界へ 平和への祈り

    Posted by ブクログ

    茶道をしていなかったら読まなかった1冊。
    茶道経験していたからこそ手に取った本だが、茶道を知らない人にも読んでほしい。
    特攻隊を経験し、生き残った、お茶の家の息子だからこその想いが描かれている。

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    2022年05月26日
  • 茶のこころを世界へ 平和への祈り

    Posted by ブクログ

    お茶の本は二冊目。

    読んでいる途中もそうだけど、読み終わって、大宗匠のプロフィールを読んでいるときに、感動して涙が溢れてきた。
    読み終わったあとに、なんともいえないけど、自分への影響が確実にあるんだろうと思う。
    また、戦争後、渡米したときに、パスポートではなく「占領国民として、保護されたし」という紙切れで渡航したこと、
    戦っていたアメリカで知ったあたたかいファミリーのことが印象的だった。

    茶道の精神 和:平和と調和 敬:互いに敬いあう 静:清らかな気持ち 寂:何事にも動じない気持ち/お茶をいただくときは、正面を避けるために碗をまわす/思いをいれる前に、型から入り、それを通り越す/体力的なの

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    2016年08月04日
  • 茶のこころを世界へ 平和への祈り

    Posted by ブクログ

    型に血が入って“形”になっていく
    茶碗は地球、抹茶の緑は失われていく自然
    日本は戦争には負けたが、文化では負けない
    一盌からピースフルネスを

    いくつも言葉が心に残った。

    戦争を知る人、
    特攻隊から生き残ってしまったという意識を持つ人の言葉の重み、茶道云々というより、人として、日本人としてどうあるべきか、考えさせられた。

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    2015年05月17日

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