作品一覧

  • 「いいね!」戦争 兵器化するソーシャルメディア

    「いいね!」戦争 兵器化するソーシャルメディア

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻2,640円 (税込)
    SNSは戦争や政治のあり方を根底から変えた。個人の「いいね!」「シェア」は瞬時に拡散され、それによる憎悪の連鎖は世界各地で紛争や虐殺を起こしている。軍事研究とSNS研究の第一線で活躍する著者が、誰もが戦争の当事者となり得るリアルな恐怖を突きつける衝撃作。
  • ヒトの社会の起源は動物たちが知っている 「利他心」の進化論

    ヒトの社会の起源は動物たちが知っている 「利他心」の進化論

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻1,430円 (税込)
    進化はなぜ、社会を生んだのか? 生物学の世界的権威の思想をコンパクトに凝縮した1冊! 仲間を作り、分業し、時に誰かを思いやる私たちの「社会」の起源は、狩りバチやアリなど、 人類が生まれるはるか昔から存在していた「真社会性」を持つ生物たちの、進化の過程が教えてくれる。 社会性を持つ生物は多く存在する一方で、高度な社会性(真社会性)を持つ種が進化史上、ほとんど存在してこなかったのはなぜか。 生物が社会をつくる条件としての、利他主義や分業といった行動はいかなる要因によって生まれるのか? 人類の進化を他生物の進化と比較しながら明らかにする社会生物学の創始者であり、ピューリッツァー賞など数々の輝かしい受賞歴を誇る世界的権威が、いま最も伝えたい人類進化のエッセンス。 吉川浩満氏による解説も収載。

ユーザーレビュー

  • 「いいね!」戦争 兵器化するソーシャルメディア

    Posted by ブクログ

    エクササイズ関連アプリは、はからずも、犯人がまさに殺人を犯している現場や、中東にあるCIAの極秘秘密基地の位置(諜報員たちが基地の周囲をジョギングするのを日課にし、そのコースの熱分布から、ある施設の完璧に近い外郭が浮かびあがった)まで明らかにした。

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    2019年08月04日
  • 「いいね!」戦争 兵器化するソーシャルメディア

    Posted by ブクログ

    ハイブリッド戦争は物理的な戦争、サイバー戦争に加え、ソーシャルメディア上の戦争も含まれる。SNSを使って世論の誘導、戦争の正当化、反対勢力の抑止などが行われる。インターネットの基本精神は自律・分散・協調と言われるが、本書はこの逆の状態である他律・集中・対立が生み出されていることを豊富な事例で明らかにしていく。フェイクニュースもこうした武器化するSNSという文脈で捉えないといけない厳しい状況にあることを改めて認識した。骨のある一冊。良い。

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    2019年07月27日
  • 「いいね!」戦争 兵器化するソーシャルメディア

    Posted by ブクログ

    事実誤認や裏付けのない情報を基にしたフェイク・ニュースの方が多くの人の感情を揺るがしているというポスト・トゥルース時代の到来について人類の通信手段の発展から説き起こす。今や「平和な国」の読者には荒唐無稽としか思えない世界の有り様を豊富な実例をもって語り、ISIS、トランプ大統領、ロシア国などを糾弾するのではなく、ソーシャル・メディアのここ10年間の急激な「発展」から現在のネット界の惨状が必然的に生み出された、という冷徹な事実を述べている。

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    2022年04月10日
  • ヒトの社会の起源は動物たちが知っている 「利他心」の進化論

    Posted by ブクログ

    エドワード・O・ウィルソン(1929年~)は、20世紀を代表する、米国の昆虫学者、生態学者、進化生物学者のひとり。特に、アリ研究においては世界的な権威である。
    1975年に発表した『社会生物学』では、アリから人間に至る全ての動物の社会行動を進化理論で説明すること提唱して物議を醸したが、その後「社会生物学」は、生物の社会行動が自然選択の元でどのように進化してきたかという、行動の進化的機能を扱う生物学の一分野となっている。(ウィルソンとの見解の相違から「行動生物学」と呼ぶ研究者も多い)
    ウィルソンはプロローグで、「人間のありようについての問いはすべて、結局は次の三つに行き着く。私たちは何者なのか、何が私たちを創り出したのか、そして私たちは最終的に何になりたいのか。三つ目の問い・・・その答えを知るには最初の二つの問いに正確に答えなければならない。・・・哲学者は概して確固たる答えを出せておらず、その結果、三つ目の、人類の将来に関する問いにも答えられずにいる。」と記し、その答えを示すことが本書のテーマだと述べている。
    そして、本章で、地球上に生命が誕生し、長い歳月をかけてより複雑な生物へと進化し、やがて社会が、そして言語が発生するまで、進化の歩みを大きく6段階に分けて、それぞれのプロセスに遺伝学的・生物学的視点から迫り、生物多様性、利他主義、真社会性(社会性が高度に分化し、集団内の分業化によってメンバーが利他的行動に及ぶような状態)など、ウィルソンの科学的知見と生涯にわたる研究成果を凝縮させて、そのテーマに挑んでいる。
    本書の原題『Genesis』は、聖書の最初の書『創世記』と同名のタイトルであり、副題『The Deep Origin of Societies』は、ダーウィンの『On the Origin of Species(種の起源)』を意識したものと思われるが、ウィルソンにとって本書は、まさに進化生物学に基づく新たな「創世記」なのであり、それによれば、ヒトをつくったのは神ではなく自然選択、なかんずく集団選択による利他主義であり、ヒトは度重なる集団間闘争を通じてアリのような真社会性を獲得しただけでなく、遺伝子と文化の共通化によってその力を拡大したということになるのだ。
    ウィルソンは、マルチレベル選択において、現在の主流である血縁選択・包括適用度理論ではなく、集団選択を重視していること、また、ヒトを真社会性の動物と位置付けていること(これにも賛成する学者は少ない)において、主流の見解とは言い難いが、人間の社会性を進化の観点から分析するアプローチの重要性は疑われることはないだろう。
    人間社会の分断が顕著な今、稀代の進化生物学者の集大成として手に取る意味はある。
    (2020年8月了)

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    2020年08月07日
  • 「いいね!」戦争 兵器化するソーシャルメディア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ソーシャルメディアが戦争の力学を変えたというが,それは日本にはまだ当てはまっていないような気がする。
    日本では政治について語ることがタブー視される未熟で幼稚な環境が,逆に「いいね!戦争」を小規模で限定的なものにしているのだろうか?
    それとも自分が知らないだけで「いいね!戦争」は他国同様繰り広げられているのだろうか?
    平和ボケだろうか?

    「いいね!戦争」の対処策として,プラットフォーマーに開発を吟味させるのは理想的だが事実上困難だろう。何事も事後対処より事前対処のほうが楽でお金もかからない。しかし,それでも人間、誘惑には勝てずお酒を飲んだり甘いものを食べ過ぎたりするものだ。
    また、いちいちプラットフォーマーが開発を吟味しているようなスピード感では,そのプラットフォームは環境についていけなくなるだろう。「とりあえずやってみて、問題があれば対処する」精神の中国に出し抜かれるのがオチだ。

    自分に決定権があるという結論も納得できない。むしろわれわれはプラットフォーマーに操作されているのだから。

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    2019年09月08日

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