作品一覧

  • 第三のチンパンジー 完全版(上) 人類進化の栄光と翳り
    3.9
    何がヒトを人間たらしめるのか? ダイアモンド博士の名著、完全版! 宇宙からきた生物学者は、ヒトを「第三のチンパンジー」に分類するだろう。なぜなら、ヒトとチンパンジーの遺伝的距離は驚くほど小さく、非常に近い関係にある鳥同士よりもずっと近い関係性だからだ。だが、わずか数万年の間に、ヒトは人間へと進化した。何が人間とチンパンジーとを分けたのか? ダイアモンド博士の原点とも言える名著に、原書ペーパーバック版のために書き下ろされた補遺2点も収録した完全版。王立協会科学図書賞受賞作。
  • 美の起源 アートの行動生物学
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    筆者はこれまで,サカナから鳥類,哺乳類まで多様な動物を使って数々の動物実験を行ってきた。それらの実験で得られたデータをもとに,人間の作り出した芸術作品を動物がどのように認知し,どのような場合に好むのかを解説する。また,動物実験のみならず,実証的美学研究の歴史と現在の研究動向,脳画像を駆使して美を捉える神経美学についても取り上げ,さまざまな側面から美の起源を探る。 この本は悪く言えば「興味本位」,よくいえば「真理探究型」の研究を扱っている。「役に立つ」研究ばかりでなく真理探究型の研究の重要性,面白さを生き生きと伝えながら,美の起源として進化を考える立場の最前線をわかりやすく紹介する。
  • 第三のチンパンジー 完全版(上下合本版) 人類進化の栄光と翳り
    -
    何がヒトを人間たらしめるのか? ダイアモンド博士の名著、完全版! 宇宙からきた生物学者は、ヒトを「第三のチンパンジー」に分類するだろう。なぜなら、ヒトとチンパンジーの遺伝的距離は驚くほど小さく、非常に近い関係にある鳥同士よりもずっと近い関係性だからだ。だが、わずか数万年の間に、ヒトは人間へと進化した。何が人間とチンパンジーとを分けたのか? ダイアモンド博士の原点とも言える名著に、原書ペーパーバック版のために書き下ろされた補遺2点も収録した完全版。王立協会科学図書賞受賞作。
  • 進化と人間行動 第2版
    4.7
    1巻2,750円 (税込)
    「人間とは何か」という問いに「進化」という側面から光を当て、生物としてのヒトという視点で行動や心理をとらえたロングセラー・テキストの全面改訂第2版! 新たに共著者を迎え、分子生物学・化石人類学を含む研究の進展に対応し、生活史・進化心理学の研究法・文化進化について章を設けるなど、内容を刷新。

ユーザーレビュー

  • 第三のチンパンジー 完全版(下) 人類進化の栄光と翳り

    Posted by ブクログ

    30年経っても色褪せない名著。情報量も多く知的好奇心を刺激してくれる。なぜ新生代第4期に突如として高度な文明を発達させる動物が出現したのか、宇宙には我々のような進化を遂げた生物がいるのか、誰もが一度は抱いたことのある疑問だと思うが、博士が提供する答えはやはり凡人とは視野の広さが全く違う。キツツキの進化を例にもってきて説得力ある説明をしてくれる。こういうユニークな発想を自分も出せるようになりたい。
    印欧語の起源や拡散など、言語に関する考察も非常に興味深かった。

    0
    2025年01月14日
  • 進化と人間行動 第2版

    Posted by ブクログ

    数学的な説明が多く、読みづらい部分もあったが、進化はどのように生物の行動を形作ってきたか、ヒトの行動を規定してきたかが初心者でも分かるように説明されていたと思う。また、進化心理学の発展の順序にもよく触れられていたので、先人たちがどのように考え、どのように誤解していたかも追えて面白かった。

    0
    2023年05月31日
  • 第三のチンパンジー 完全版(下) 人類進化の栄光と翳り

    Posted by ブクログ

    たくさん学べるすごい本でした。
    人間には虐殺を好む性質が
    もともと仕込まれていると語る
    部分では、事例が次々と挙げられていて、
    イヤになります。受け入れ難いが、
    そうかもしれないという気になります。

    それでもなお、人間は言語があるから
    過去の成功及び失敗から
    未来の選択を学べるのだとする
    著者の訴えは、希望を与えてくれました。

    0
    2022年10月16日
  • 第三のチンパンジー 完全版(下) 人類進化の栄光と翳り

    Posted by ブクログ

    30年も前に書かれた本なのに、全く古びてなくて、(私がいろんなこと知らなさすぎて?)知的刺激がいっぱい。

    私がここ半年くらいで出会った、「人新生の資本論」とか、「チェンジング・ブルー」「歴史を進めた植物の姿」「生命はなぜ死ぬのか」といった本を読んで、初めて知って興味深く思った内容が、こういう人間観、世界観、歴史観、未来観、と繋がり、重なってくるなーと思いながら読みました。

    学者って、実際は地味な作業なんだろうと思うけど、こうしてまとめてもらうとすごい(@_@)

    目の前のことに忙殺される毎日ながら、、、
    こうして日常とは違う視点から俯瞰してみると、人間って大きな可能性を秘めた生き物だなーと

    0
    2022年10月02日
  • 第三のチンパンジー 完全版(上) 人類進化の栄光と翳り

    Posted by ブクログ

    読んでいて、本当に楽しい。
    例示のセレクトがいいから
    納得しながら論旨に身をゆだねられる。
    ヒトの特徴がどこから生じているのか、
    歴史をたどる本。
    初めて知る話が次から次へと
    出てきました。

    0
    2022年08月11日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!