吉田潮の作品一覧
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Posted by ブクログ
潮さんの不妊治療のところは共感ばかりだった。
子どものこと以外にも、夫婦の在り方や友人、親との関わりなど潮さんの人生が少しだけ垣間見えるのでファンは是非。
以下は気になった文の引用です。
「子供がいないのも、子供が苦手なのも個性。そう思うとラクだ、今もこれからも。」
「母は無関心ではなく、不干渉なのだ。これは大きな差がある。今思うと、本当にありがたい。」
「この頃の私は、世間体とか慣習とか儀式とか、もうどうでもよかった。テレビで巨大な津波に飲み込まれていった町を、そして、爆発と目に見えない汚染で人間が入れなくなったまたを見て、何が大切なのかを悟った。命だった。自分の命であり、彼の命であり、自分と彼の間に生まれてきて欲しい命だ。」
「地球は自分のために回っていると思っている母の存在は、なんだか心地よい」
「不倫も貫けば純愛、初婚も還暦過ぎれば平穏。そう思わない?」
「国が少子化対策と言い始めてから何年経っているのかな。少子化を本当にみんなが憂いているのかな。国の未来をどこまで我々が背負うものなのかな。」
「結婚は判断力の欠如、離婚は忍耐力の欠如、再婚は記憶力の欠如」byアルマン・サラクルー
「「世間で子供を育てることが神聖化されるし、少子化を憂いて国力が減退するとか言うけど、うんこ食ってろ、です。日本より人工が少なくても成り立っている国はたくさんあるし、俺らが国家や国地からに寄与する必要なんかないですよ」ホントだ。私たちは国家のために生きてなんかいないのだから。」
「Mは面白すぎて、要経過観察だ。」
「結婚していない人も子供を産んでいない人も、そうでない人に比べたら、人生の着地点を考えるチャンスを与えられている」
「子供をもてなかった人が自分を欠陥品のように思わないこと。子供を産んだ人が「子供を産んでいなければ今頃……」と後悔しないこと。」
Posted by ブクログ
読み始めたときは、このテーマに関して社会への恨み辛みを書きなぐりながらじゃないと読めなかったけど(本当にしんどいのだ、生む生まないの話。)、筆者が私より年上のときにはじめて子供がほしいと思ったとわかったら、なんだか急に落ち着いた。そういうこともあるよな、私もその年齢になったらそう思うかもしれないし、今生みたいと思っていないことを悪いことだと思わなくていいかもな、と。
生まなかったことをこんだけフラットに書けるひとはなかなかいないと思う。すごいエンパワメントしてもらいました。こどもを生もうが、生まなかろうが、結婚しようが、しまいが、自分を主語に生きろ。という一貫したメッセージが本当に力強く温かかった。
助かった。
Posted by ブクログ
これまで自由に恋愛や仕事にいそしんできた著者。
結婚して子どもがほしくなって不妊治療をし、上手くいかなくてモンモンとした日々を振り返ったエッセイです。
とにかくパワフルでエネルギッシュな方!
そんな方でもうじうじと悩んでしまうのが、子どもについての気持ちです。
人によっては言い回しや考えが「ワガママ、偉そう」と思うかも。
(現にそういったレビューを見ました)
私は不妊治療に片足だけ踏み入れ、今はもう子どもは望めません。
子なしで生きる人生をだいぶ受け入れてきた状態です。
自分のなかで「子なし」を受け入れ始めている方なら、スッキリさっぱり読めると思います。
文章を本業にしている方だけあって、ハッとする内容も多く、自分では表現しきれなかった気持ちを言葉にしてもらえる感覚になりました。
まだ暗中模索の場合は、言葉のパワーが強い方なので、一瞬でも穏やかな気持ちになれたときに読むのを推奨します。