吉田潮のレビュー一覧
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ネタバレ潮さんの不妊治療のところは共感ばかりだった。
子どものこと以外にも、夫婦の在り方や友人、親との関わりなど潮さんの人生が少しだけ垣間見えるのでファンは是非。
以下は気になった文の引用です。
「子供がいないのも、子供が苦手なのも個性。そう思うとラクだ、今もこれからも。」
「母は無関心ではなく、不干渉なのだ。これは大きな差がある。今思うと、本当にありがたい。」
「この頃の私は、世間体とか慣習とか儀式とか、もうどうでもよかった。テレビで巨大な津波に飲み込まれていった町を、そして、爆発と目に見えない汚染で人間が入れなくなったまたを見て、何が大切なのかを悟った。命だった。自分の命であり、彼の命であり、自 -
Posted by ブクログ
読み始めたときは、このテーマに関して社会への恨み辛みを書きなぐりながらじゃないと読めなかったけど(本当にしんどいのだ、生む生まないの話。)、筆者が私より年上のときにはじめて子供がほしいと思ったとわかったら、なんだか急に落ち着いた。そういうこともあるよな、私もその年齢になったらそう思うかもしれないし、今生みたいと思っていないことを悪いことだと思わなくていいかもな、と。
生まなかったことをこんだけフラットに書けるひとはなかなかいないと思う。すごいエンパワメントしてもらいました。こどもを生もうが、生まなかろうが、結婚しようが、しまいが、自分を主語に生きろ。という一貫したメッセージが本当に力強く温かか -
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これまで自由に恋愛や仕事にいそしんできた著者。
結婚して子どもがほしくなって不妊治療をし、上手くいかなくてモンモンとした日々を振り返ったエッセイです。
とにかくパワフルでエネルギッシュな方!
そんな方でもうじうじと悩んでしまうのが、子どもについての気持ちです。
人によっては言い回しや考えが「ワガママ、偉そう」と思うかも。
(現にそういったレビューを見ました)
私は不妊治療に片足だけ踏み入れ、今はもう子どもは望めません。
子なしで生きる人生をだいぶ受け入れてきた状態です。
自分のなかで「子なし」を受け入れ始めている方なら、スッキリさっぱり読めると思います。
文章を本業にしている方だけあって、 -
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私自身、30代後半で不妊治療歴2年半。
この先、子供が持てるのか持てないのか、微妙なラインに来ているなと悶々としている時に、この本に出会えて良かったと思います。
体外受精までして上手くいかなかったこと、流産して心挫けたことなど筆者と共通点も多く、私自身も「ここまで苦しい思いをして、なぜ私は子供が欲しかったのだっけ…」という思いに駆られることがあります。この本の中では、そのような感情を深掘りし、自分の気持ちとの折り合いの付け方のヒントを様々な経験談を交えて書いてくださっていて、とても参考になりました。
子供が持てなかったとしても、普段の生活の中の小さな幸せを大事にしていれば、「あの時は、そう -
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産む、産まないをテーマに女性が
ポジティブになれるようにと編まれている。
著者の結婚観、仕事観、不妊治療といった
出産周りのことから
幼少時代、友人や家族に対する考察と距離感
老後のビジョンと、腹の内を晒した作品。
結局は主語を自分にして、みんな違ってみんないい
ということなんだけど、そう簡単にはいかない。
わかっていても周りは気になる
でもみんな腹の内は見せてくれないので不安になる。
そんなジレンマを打ち砕くように
世間的にはキテレツだけどしみじみ幸せ
のサンプルを提示してくれている。
どんなでも大丈夫だよと大手を降ってくれているようだ。
育児における男性の不全感にについて
言及している -
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ネタバレこの本は子どもを産まない人生を推奨しているわけではないし、子どものいる人生を批判しているわけでもない。
既に子どもを持つ人も是非読んでほしい。
子どもが苦手。だけど別に嫌いってわけじゃない。そしてそれを公言することはなかなかしにくい世の中。子どもが苦手でも愛する人との子が欲しい気持ち。…共感しながら読みました。
この本の著者は不妊治療して、でもできなくて、今はそれでよかったと述べている。
子どもが欲しかったのは、周りの影響もあり、子ども欲しい病にかかっていただけだったのだと。
私自身、今妊活中だけどなかなか子どもが授からず少し焦っている。
この本をよんで、私も同じように流行病にかかって -
購入済み
共感出来るところと出来ないとこ
私はつい先日産まないと決断し、この本を取りました。
アラフォーになり、産むか産まないか決断しなくてはならなくなり、決められずに悶々とした日々を過ごしておりました。
そんな中、世の中の女性はどうなのだろうと思い、この本を読むに至りました。
作者はライターであり、一般的な会社で働く私とは状況も違うし、別居婚であったり、ちょっと下品で共感しづらいところがあったのですが、本の中には多数の共感出来る箇所があったり、あーそう言われてみればそうだよね、って目から鱗なこともあり、同じように考えた人のひとりの意見として、読んで良かったなって思います。
本当に、きっぱり潔く子供を持たない人生を選びましたと断言でき -
Posted by ブクログ
年齢的にも産む、産まない問題が気になって、ちょうど話題になっていたので読んでみた。
産もうとしたけど埋めなかった。けど個人としての幸せが何なのかを考える時間を得て、今は幸せに暮らす筆者。
人が子どもを産みたいと思うのは2つの理由があって、周りからのプレッシャー(直接言われたり、あの子が産んだから私も)と、内なるプレッシャー(年齢的に産まないと時間がない)というものらしい。まさにこの二つで「そろそろ妊活した方が良いかな?」と思っていた私。けど、この2つには欠落がある。それは、「自分がどうしたいか」という視点が抜けているということ。それをこの本が教えてくれた。
周りに流されず、考えてみたいと思う。
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