作品一覧

  • 電子書籍と出版 デジタル/ネットワーク化するメディア
    4.5
    本書には、大きく分けて以下の5本のテキストが収録されています。 I─「2010年代の『出版』を考える」 IT企業の経営者であり、アルファブロガーとしても知られる橋本大也、文芸評論家、フリー編集者として電子書籍を追い続けてきた仲俣暁生と、早くから出版活動のネット展開を手がけてきた版元ドットコム組合員である高島利行、沢辺均の4人が語る、「電子書籍の可能性」「書き手、出版社はどう変わるか?」。 II─「電子出版時代の編集者」 2009年10月に、アルファブロガー・小飼弾氏との著書『弾言』と『決弾』のiPhoneアプリ版を製作し、自らの会社から発売したフリーライター/編集者の山路達也に訊く、書籍の執筆・編集から電子書籍の製作、そして発売後のフォローアップまで、多様化する編集者/コンテンツ製作者の「仕事」。 III─「20年後の出版をどう定義するか」 電子書籍の権利やフォーマット、教育現場での使用に詳しい東京電機大学出版局の植村八潮に訊く、「書籍が電子化される」ということの根源的な意味、「本であること」と「紙であること」はどう違い、どう結びついているのか? IV─「出版業界の現状をどう見るか」 出版、そしてメディア産業全体の動向を20年間追い続けている「文化通信」編集長・星野渉が解説する、出版業界の現状と、急激な変化の要因。 V─「編集者とデザイナーのためのXML勉強会」 元「ワイアード日本版」のテクニカルディレクター兼副編集長を務めた深沢英次による、タグつきテキスト、XMLの「基本構造」を理解するための解説。 電子書籍の登場により、出版をめぐる状況はどう変わるのか? さまざまな分野でその変化の最前線に立つ人びとに、「いま」を訊きました。 詳細な用語解説付き。
  • 電子図書館・電子書籍貸出サービス
    -
    1巻2,200円 (税込)
    全国の公共図書館で、電子図書館、電子書籍貸出サービスの状況はどうなっているのだろう。 電子出版制作・流通協議会(以下、電流協)では、日本図書館協会と国立国会図書館の協力を得て、2014年2月~4月にかけて「公共図書館の電子図書館・電子書籍サービス」調査を実施した。 公共図書館の中央館1,352館を対象として実施し、743館の回答を得た。 電子書籍貸出サービスについては、アクセシビリティへの期待は高いが、依然72%の館が導入する予定がない──。人材がいない、予算がない、などといった結果が、アンケート結果から浮き彫りになった。 本書では、このアンケート調査全結果収録とともに、電子図書館サービスのシステムを提供する複数の事業者のレポート、国立国会図書館、慶應義塾大学、札幌市立図書館など積極的にサービスに取り組んでいる機関のレポートなどを含め、図書館における電子書籍貸出サービスについて現状と課題、将来展望を取り上げた。 ●こちらのタイトルは、紙の書籍をご購入いただくと電子書籍もついています! 紙の書籍をご購入いただき、対応電子書店にて会員登録のうえ、クーポンコードを入力いただくと、電子書籍が無料でダウンロード出来ます。 【対応電子書店】 honto、紀伊國屋、BOOKSMART、BookLive!(順次拡大予定)【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
  • 電子書籍制作・流通の基礎テキスト:出版社・制作会社スタッフが知っておきたいこと
    3.3
    1巻1,100円 (税込)
    電子書籍を制作する上での、基礎基本のテキスト。 電子書籍の中身から、配信・流通の注意点、今後の課題まで、 電子書籍を作る上で知っておかなければならないことを、わかりやすく解説しています。 便利な用語注釈付き。 今まで電子書籍に携わっていた出版社・制作会社のスタッフ、 そしてこれから電子書籍に携わろうとしている人にも、必読の一冊です。
  • 電子出版の構図
    4.3
    電子書籍ブームは12年前から始まっていた。繰り返される「電子書籍元年」への軌跡とは。出版、印刷、図書館、そしてマスメディア…メディアの未来は過去を知らずして語れない。既視感あふれる現在の状況を、過去の軌跡から電子出版の構図を明らかにし、本の未来について考えることにしよう。

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  • 電子出版の構図

    Posted by ブクログ

    「電子出版の構図-実体のない書物の行方」植村八潮
    電子出版評論。
    @電子書籍 32 冊目。

    『印刷雑誌』1999年~2010年に掲載の「デジタル出版よもやま話」を再構成し、時系列で電子出版に対する業界の変遷を記録。
    当然ながら、昨今溢れている電子書籍解説本の、回顧録とは一線を画している。
    印刷業界も出版業界と同じ、それ以上に危機感を抱いてきているなか、極力フラットに評論している点は非常に良いと思います。
    まあ、著者自身が電子出版の最前線で動いている方らしいので当然と言えば当然ですが。

    著者の主張は、評論なのでもちろんありますが、かなり控え目なので文献として読む分に非常にお勧めです。
    個人的

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    2012年02月23日
  • 電子書籍と出版 デジタル/ネットワーク化するメディア

    Posted by ブクログ

    沢辺さんの頑固(わざと?)さがおもしろかった。絶対折れないのね。。

    「談話室沢辺」の文化通信社・星野渉さんの章がおもしろかった。DNPの出版書店グループ化に関しては、(合併された)当事者ですら知らない内容がたくさん盛り込まれていたので、さすがは業界紙!という印象。

    この本に参加している方々は、出版業界の中でも異色の人たちであろうから、すぐにこの通り事が進むとは思わないし、期待される展望ですら思わぬ勢力により抵抗を受ける可能性もあると思う。たとえそれが崩壊に向かっていると、誰もが理解していたとしても、戦後の慣例を変えることは並大抵のことではない。おそらくすったもんだしている内に、ある時期にど

    0
    2010年07月30日
  • 電子書籍制作・流通の基礎テキスト:出版社・制作会社スタッフが知っておきたいこと

    Posted by ブクログ

    電子書籍について初心者でも一通り知ることができる。概要・歴史から仕組み、制作・流通の流れ(紙との違い)、システム、EPUBのコードまで知ることができる。

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    2020年01月29日
  • 電子出版の構図

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    電子出版がどのような歴史をたどってきたかがわかる本。

    特に10年間の中で、何度も電子出版元年といわれたり、CD-ROMとか、電子辞書の形で、紙の出版が変化していることを描き出している。

    かといって、紙とデジタルデーターがことなること、ケータイ小説がかなりおおきなウェイトを占めていること、いろいろな面で考えることが多い。

    歴史は繰り返すものだが、同じようには繰り返さないが、その鋳型は過去にある。そのような言葉を、思い出すような本であった。

    0
    2012年05月31日
  • 電子出版の構図

    Posted by ブクログ

    2011 1/6パワー・ブラウジング。研究室蔵書。
    著者、植村八潮さんの『印刷雑誌』での1999-2010の連載をまとめて加筆・修正したという本。『印刷雑誌』の連載って言えば『我、電子書籍の~』もそうか。凄いな『印刷雑誌』。
    たびたび植村さんが講演中で「2年目の来ない電子書籍元年」が過去何度もあった、というお話をされていたが(そして本書ですでに2003年の記事中でそう書かれていたのを確認したが!)、この本を読むと説得力がグンと上がる。キングが2000年から著書のフリーミアムモデルに取り組んでみたり電子連載(後に失敗し休載)をしていた、とか。もう10年も前じゃないか。2001年に「最近、日本でも

    0
    2011年01月06日

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