植村八潮のレビュー一覧

  • 電子出版の構図

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    「電子出版の構図-実体のない書物の行方」植村八潮
    電子出版評論。
    @電子書籍 32 冊目。

    『印刷雑誌』1999年~2010年に掲載の「デジタル出版よもやま話」を再構成し、時系列で電子出版に対する業界の変遷を記録。
    当然ながら、昨今溢れている電子書籍解説本の、回顧録とは一線を画している。
    印刷業界も出版業界と同じ、それ以上に危機感を抱いてきているなか、極力フラットに評論している点は非常に良いと思います。
    まあ、著者自身が電子出版の最前線で動いている方らしいので当然と言えば当然ですが。

    著者の主張は、評論なのでもちろんありますが、かなり控え目なので文献として読む分に非常にお勧めです。
    個人的

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    2012年02月23日
  • 電子書籍と出版 デジタル/ネットワーク化するメディア

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    沢辺さんの頑固(わざと?)さがおもしろかった。絶対折れないのね。。

    「談話室沢辺」の文化通信社・星野渉さんの章がおもしろかった。DNPの出版書店グループ化に関しては、(合併された)当事者ですら知らない内容がたくさん盛り込まれていたので、さすがは業界紙!という印象。

    この本に参加している方々は、出版業界の中でも異色の人たちであろうから、すぐにこの通り事が進むとは思わないし、期待される展望ですら思わぬ勢力により抵抗を受ける可能性もあると思う。たとえそれが崩壊に向かっていると、誰もが理解していたとしても、戦後の慣例を変えることは並大抵のことではない。おそらくすったもんだしている内に、ある時期にど

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    2010年07月30日
  • 電子書籍制作・流通の基礎テキスト:出版社・制作会社スタッフが知っておきたいこと

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    電子書籍について初心者でも一通り知ることができる。概要・歴史から仕組み、制作・流通の流れ(紙との違い)、システム、EPUBのコードまで知ることができる。

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    2020年01月29日
  • 電子出版の構図

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    ネタバレ

    電子出版がどのような歴史をたどってきたかがわかる本。

    特に10年間の中で、何度も電子出版元年といわれたり、CD-ROMとか、電子辞書の形で、紙の出版が変化していることを描き出している。

    かといって、紙とデジタルデーターがことなること、ケータイ小説がかなりおおきなウェイトを占めていること、いろいろな面で考えることが多い。

    歴史は繰り返すものだが、同じようには繰り返さないが、その鋳型は過去にある。そのような言葉を、思い出すような本であった。

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    2012年05月31日
  • 電子出版の構図

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    2011 1/6パワー・ブラウジング。研究室蔵書。
    著者、植村八潮さんの『印刷雑誌』での1999-2010の連載をまとめて加筆・修正したという本。『印刷雑誌』の連載って言えば『我、電子書籍の~』もそうか。凄いな『印刷雑誌』。
    たびたび植村さんが講演中で「2年目の来ない電子書籍元年」が過去何度もあった、というお話をされていたが(そして本書ですでに2003年の記事中でそう書かれていたのを確認したが!)、この本を読むと説得力がグンと上がる。キングが2000年から著書のフリーミアムモデルに取り組んでみたり電子連載(後に失敗し休載)をしていた、とか。もう10年も前じゃないか。2001年に「最近、日本でも

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    2011年01月06日
  • 電子書籍と出版 デジタル/ネットワーク化するメディア

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    電子書籍本をいくつか読んでみたけど、だいたいどれも似たことが書いてある。でもこの本は、いろんな立場の人が自分の考えをガンガン言ってるから読んでいて気持ちがいい。実際には理想書店の電子書籍版で読んだ。出てきた言葉をネット検索したいときにT-Timeはコピペできなくて不便。

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    2010年07月10日