作品一覧

  • 原発に挑んだ裁判官
    4.2
    1巻689円 (税込)
    福島原発事故から8年。原発訴訟では住民側が連戦連敗。なぜ裁判所は原発を止められないのか。3・11後、初めて住民勝訴の画期的な判決を書いた福井地裁の樋口英明裁判官だ。原発訴訟を担当した裁判長、最高裁の内幕を知る人々の証言によって司法の実態と限界に迫る。
  • 原発と裁判官 なぜ司法は「メルトダウン」を許したのか
    3.0
    1巻1,400円 (税込)
    「原発を止めてほしい」――そう願う住民らにとって「最後の砦」は裁判所だった。しかし結果は連戦連敗。なぜ司法は国策に沿う判決を下してきたのか。これまでマスコミとの接触を避けてきた元裁判官たちが明かす原発訴訟の真実。
  • スピリチュアルはなぜ流行るのか
    3.2
    今いちばん会いたい人は江原さん。愛読書は『キッパリ!』。本当の自分を探している。「スローライフ」に憧れる。ブログやSNSで心通わせる。「オーラ」を信じる。癒されたい。「千の風になって」に涙する。――「自分のことだ」と思った人も、当てはまらない人も。私たちの身の回りにあふれる「スピリチュアルなもの」とのつきあい方を、少し考えてみませんか?目に見えないなにかとつながる感覚――<スピリチュアル>。今なぜ人々の心をとらえるのか? 宗教・心理・社会学の最新研究を盛りこみ、身近なブームの深層に迫る。宗教の役割が希薄になった日本で、「癒されたい」「救われたい」「つながりたい」という声なき願いに応えてくれる存在とは。現代の若者やコミュニケーション、メディアの実相も浮き彫りにする、<スピリチュアル>の本質がよくわかる画期的な入門書。新しい時代の読み方がここにある!

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ユーザーレビュー

  • 原発に挑んだ裁判官

    Posted by ブクログ

    民主主義の要、三権分立が本当に機能しているのか、民主主義を機能させるためにも、独立した権力としての司法のあり方に注目していかなければならない。昨今の最高裁判決では政権に忖度した判決が続いているが、巨大な権力=「原子力ムラ」にも挑んだ裁判官もいた。こうした著作や報道は大切なことと思う。

    0
    2023年04月23日
  • 原発に挑んだ裁判官

    Posted by ブクログ

    三権分立、司法は時の政権・行政に感化されてはならない。だがそれは原発という国策において憲法からの視点で切り込むことができていたのか、あの東日本大震災における福島第一原発事故を境に様々な原発訴訟の経緯を当時の裁判官の声をもとに辿っていく。裁判官も人間である。そこには正義と保身が混在した心情が垣間見える。"経済繁栄" と "人の命" どちらを選択するのか、原発反対を掲げる原告の声は決してオオカミ少年では帰着しない。"不測時" なんて言い訳がこの国の崩壊へと導かれないように裁判官の勇断に加担したい。

    0
    2020年04月13日
  • 原発に挑んだ裁判官

    Posted by ブクログ

    樋口判決「たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている」

    0
    2019年11月15日
  • スピリチュアルはなぜ流行るのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    目に見えないなにかとつながる感覚?「スピリチュアル」。
    今なぜ人々の心をとらえるのか?
    宗教・心理・社会学の最新研究を盛りこみ、ブログや「江原現象」、『キッパリ!』や「千の風になって」などの身近なブームの深層に迫る。
    宗教の役割が希薄になった日本で、「癒されたい」「救われたい」「つながりたい」という声なき願に応えてくれる存在とは。
    現代の若者やコミュニケーション、メディアの実相も浮き彫りにする、「スピリチュアル」の本質がよくわかる画期的な入門書。

    [ 目次 ]
    第1章 「ジュピター」はなぜ人を癒すのか-スピリチュアル入門(現代の宗教的なるもの 電子空間の「神々」)
    第2章 「千

    0
    2011年04月20日
  • 原発に挑んだ裁判官

    Posted by ブクログ

    原発と司法。
    原発訴訟で最も参考にされるのが伊方最高裁判決。
    専門家が集まって決めた高度で技術的な安全基準に対して司法はその是非を問うべきではなく、その安全審査の行政手続きに対する看過、過誤に着目するのみで、行政判断自体はある程度尊重されるべきである。

    3.11の以前から今も司法に生き続ける判決・・・

    当事者でない(事業者でもメーカでもない)裁判官が真剣に司法に基づき原発の是非に取り組む、その過程での苦悩や思いを伝えるとても深みのある本だと思いました。

    国策であることや安全神話にあぐらをかく事業者と規制の怠慢
    司法として原発を取り扱うにあたっての安全情報秘匿性の壁
    国策に対する司法の忖度

    0
    2023年03月28日

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