作品一覧

  • 軽き日本国憲法
    1.0
    1巻220円 (税込)
    世論調査で半数以上が今国会での可決に反対する安全保障関連法案。憲法違反の可能性が高いとして、国会前で大規模デモも行われています。日本国憲法は本当に機能しているのか、論客が問題の本質に切り込みました。  本書は、週刊エコノミスト2015年7月28日号で掲載した特集「軽き日本国憲法」を電子書籍としてまとめたものです。 目 次: はじめに ・「永続敗戦国」の憲法に優先する米国 安保法制が示した二重の法体系 ・集団的自衛権は憲法73条でも違憲 政策論と憲法論の峻別が必要 ・解釈改憲が積み重ねられた9条 曖昧な“護憲”は国民投票で劣勢 ・長年放置されてきた「一票の格差」 政治が軽んじ続ける日本国憲法
  • 政権交代 民主党政権とは何であったのか
    4.4
    1巻902円 (税込)
    二〇〇九年夏、日本で史上初の民意に基づく政権交代が起こった。だがその後の民主党政権は、鳩山、菅、野田と首相が変わるたびに政策が大きく変容、小沢をめぐるカネの問題に苛まれ、離党者が相次ぎ、決められない政治が続いた。当初、八割近くの人びとが支持した政権交代とは何であったのか。本書は、民主党政権の軌跡を辿るとともに、政権交代を経ても、なぜ民意を反映しない政治が続くのかを明らかにする。

    試し読み

    フォロー
  • 政権交代 民主党政権とは何であったのか

    Posted by ブクログ

    [変わったもの、変われなかったもの]長年にわたる自民党政権に代わり、国民の期待を背負って民主党が政権に就くことになった2009年の政権交代。その政治的事件をもたらした原因、そして政権交代後の民主党の「凋落」を踏まえつつ、日本のあるべき次の政治形態について考えていく作品です。著者は、米国の数々の大学で研究教育に従事した経験をお持ちの小林良彰。


    政権交代にまつわるデータや出来事がわかりやすく時系列でまとめられており、当時の流れを振り返る上で非常に便利な一冊。小泉政権以後から野田政権に至るまでの日本の政局のテンポの速い変転を理解することができました。本書で示される政権交代が起きた理由などについて

    0
    2015年02月27日
  • 政権交代 民主党政権とは何であったのか

    Posted by ブクログ

    民主党の政権交代の3年3ヶ月を単なる無駄ととらえるのか、それとも歴史の中のある意味必然と捉えるのか、アンケートなどの結果を生かしながら、新書の枠内にうまくまとめていると思った。

    最初の150ページは、政権交代の小史である。小泉総理の郵政選挙から、安倍、福田、麻生総理から民主党への政権交代へは、自民党への懲罰的な選挙投票だったとしており、マニフェストに賛成したわけではないとしている。その上で、鳩山、菅、野田総理の実際の政治の中で、政策や方向がぶれていくさまが載っている。

    その上で終章の50ページでは、選挙の有権者の投票の分析、また制度が必ずしも有効に作用していないことを挙げている。なかなか民

    0
    2013年01月20日
  • 政権交代 民主党政権とは何であったのか

    Posted by ブクログ

    初めての本格的政権交代が何故、期待通りに進まなかったのかを淡々と客観的に記録に書き、その上デモクラシーの機能を数値化して改革案を述べた本。新書ではあるが、通常の本一冊分の意味がある。

    0
    2012年12月28日
  • 政権交代 民主党政権とは何であったのか

    Posted by ブクログ

    この本の価値は終章に尽きる。よく民主主義がうまくいっているとかいないとか言葉だけの議論はあるが、民主主義の機能をデータで測定する研究は独創的である。前半部の民主党政権に関する記述は、終章のケーススタディとして読めば良いのではないか。

    0
    2012年12月26日
  • 政権交代 民主党政権とは何であったのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者の小林良彰氏は国内外の大学で研究を続けている法学博士。現在は慶応大と横国大で政治学と公共政策論を担当。選挙を前に面白そうだと、日経新聞の広告を見て購入。

    感想。面白い。時系列で整理してくれる良書。コメントがとても腹に落ちる。

    備忘録。
    ・世論を著者がまとめるに、「政権交代は良かった」が「政権交代で政治が良くなった訳ではない」。
    ・それは、前回の衆議院選は、民主党が良いというのではなく、自民党には投票したくないという民意によるものだったから。
    ・エリート民主主義、参加型民主主義
    ・マスメディアは「強きを助け弱気を挫く」。それが視聴者受けする。小泉を助け安倍を挫く。
    ・過去に提出された法案

    0
    2012年11月25日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!