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「高木光太郎」の「証言の心理学 記憶を信じる、記憶を疑う」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高木光太郎」の「証言の心理学 記憶を信じる、記憶を疑う」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
人の記憶の脆さと、その脆さに頼らざるを得ない裁判。
記憶は体験を発酵させ、少しずつ変化させていく熟成庫のようなもの、蓄積されて動かない倉庫ではなく、いろいろな情報を複雑にリンクさせていく開かれたシステムだといいます。
ウォーターゲート事件でのジョン・ディーンの事例。自民党本部放火事件で「電磁弁」を購入した人物について販売店員の「善意で生まれた」記憶。甲山事件の園児証言に関するフィールド実験。
いかに、人の記憶が、無意識に悪気なく「変化」して、生まれて、定着してしまうかがわかりました。
事件からしばらくたって、日常的な出来事について思い出すよう求めて話された「記憶」は、あやしい。
「じゃあ物証な
Posted by ブクログ
会社の飲み会(年配のおじさん多い)は面白い。毎回毎回必ず「例」の話が出てくる。例えば皆んなが受けた地獄の様な研修の思い出話、皆んなが尊敬していた同僚が突然亡くなった後の故人との思い出話。毎回ほぼ同じストーリーで語られ、同じ所で笑いや懐かしさに襲われる。考えてみたら、それ程同じ話を変わらず繰り返せる話者も凄いが、いかにも初耳であるかの様に笑える聞き手も凄い。双方の記憶力の対比を数ヶ月間隔で定期体験している。
私も同じ研修話をするが、最早何度も話をしてるうちに、自分が体験した事なのか、他人の経験を自分事として話してるのか怪しくなっている。
それ程に日常的にも周囲とのネットワークで記憶は作られていく