作品一覧

  • 作画汗まみれ 改訂最新版
    4.1
    『ルパン三世』『未来少年コナン』など数々の傑作アニメを作り、高畑勲・宮崎駿が兄貴分として慕う職人的名アニメーターによる貴重な証言録。麻薬Gメンからアニメーターになった異色のキャリアから、『太陽の王子 ホルスの大冒険』等で高畑、宮崎らと過ごした熱き日々まで──日本アニメーションを黎明期から支えた氏が語る傑作アニメ誕生の舞台裏。
  • 大塚康生インタビュー  アニメーション縦横無尽[新装版]
    -
    1巻3,300円 (税込)
    日本のアニメーション史に輝くレジェンド、大塚康生。 新人時代の高畑勲・宮崎駿両監督を見出し、『ルパン三世』(旧)で最初にルパンを動かした名アニメーターのロングインタビュー本が、ついに[新装版]で復活!   日本のアニメーション史を縦断し半世紀にわたり活躍、まさに“レジェンド”と呼ぶにふさわしい名アニメーター、大塚康生。 東映動画時代、新人だった高畑勲・宮崎駿両監督の才能をいち早く見出し力強くバックアップしたことも大きな功績の一つでした。 『太陽の王子 ホルスの大冒険』(68)をはじめ、『ルパン三世』(旧、71−72) 『未来少年コナン』(78)『ルパン三世 カリオストロの城』(79)などの名作で作画監督を手がけ、 「絵を動かす」ことに徹底的にこだわった大塚氏は、おおらかで楽しい人柄で多くの仲間やファンに慕われ、2021年に89歳で天寿を全うされました。 本書は、大塚氏が、映画・TV歴代作品の制作秘話や、高畑・宮崎両監督との長く深い交友、 アニメ制作現場の実際、時代と人の変遷といった多彩なテーマを、5年に及ぶ取材で“縦横無尽”に語った唯一のロングインタビュー本。 聞き手は、「完本 市川崑の映画たち」などの著書で知られる映画研究家の森遊机。 大塚氏自身にしか語りえないスリリングな歴史的証言と、ユーモアあふれる語り口で、 2006年の初刊行時に各界で高い評価を受けた本書は、近年入手困難でしたが、このたび、 カバー・表紙の装丁と本文の文字組みを一新、秘蔵画稿や貴重写真を多数収録した[新装版]として、原本発行元の実業之日本社より待望の復刊が実現。 さらに巻末には、大塚氏と親交のあった大隅(現・おおすみ)正秋監督、押井守監督、スタジオジブリ プロデューサー・鈴木敏夫氏(50音順)の特別寄稿を新規収録。 アニメファン、映画ファン、昭和平成カルチュアファン必読の一冊! ●主な内容(予定)=新規口絵・新規各章扉/第1章 作画監督という仕事/第2章 「動かす」ということ/ 第3章 東映動画時代と『ホルスの大冒険』/第4章 Aプロ、コナン、テレコム/第5章 ルパンとの長いつきあい/ 第6章 演出家それぞれ/第7章 アニメーション・スタジオの実際/終章 アニメーションのこれから/特別寄稿(50音順) =大隅正秋氏・押井守氏・鈴木敏夫氏

ユーザーレビュー

  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

    一気に読んで、感動した!
    駿先生も人間。手塚先生も人間。勲先生も人間。
    アニメはそんな人と人、人と会社、そのダイナミクスの中で生まれたと改めて実感。この仕事が絶対したい! 僕がアニメを変えたいと思った。
    ちょっともっかい読んでくる。

    0
    2014年02月25日
  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

    ジブリ文庫から出てはいるが、実際にはジブリだけではなく著者のアニメーターとしてのキャリアを辿る作家としての自叙伝的な性格が強い一冊。
    日本の映画、TVでのアニメーションの黎明期から成熟期までを生きた氏ならではの視点からの語りが面白かった。

    0
    2025年01月14日
  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

    ずーっと読みかけのままだったのですが、朝ドラ見ているうちに再開。まさに東映動画でのアニメーション黎明期の話で2倍面白く読めました。最近仕事をしていて思うのは、誰も見たいと言っているわけでもない、作ってくれと言っているわけでもないものを作り出して世に出す仕事とはどんな思いで向き合っているのか?仕事としてどのように成立させるのか?自分の欲求を満たすためだけなのか?問題解決型の使命感とはまた違ったモチベーションなのだろうと思うのでますます興味深く思えてきてます。こういう仕事をしている人と話てみたい!

    0
    2019年06月22日
  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

    文庫版は初めて。「増補改訂版」以来久しぶりに読んだ。本文もさることながら、巻末の高畑勲の論文が素晴しい。

    0
    2014年09月30日
  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

    日本のアニメーションの歴史を語る1冊。
    割と目に入るのは、手塚 治虫が中心にいるものがほとんどだった。

    これは、アンチ手塚 治虫です(笑)

    手塚 治虫が、いかに若者をそそのかしビジョン無く食いつぶしていったか、そして、いかに日本のアニメから「動き」をなくしてしまったか、いかに、労働環境を悪くしたかということが語られています。

    そして、それでも見えてくるのは、まわりをものすごい勢いで巻き込んでいく、手塚 治虫の熱量であったり、才能であったりもするのですが。
    たった1人が、日本のアニメ界の未来を修復不可能なほど壊してしまった……と、ジブリというか、元・東映動画の人は思ってるみたいです。
    そん

    0
    2013年12月02日

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