大塚康生のレビュー一覧

  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

    一気に読んで、感動した!
    駿先生も人間。手塚先生も人間。勲先生も人間。
    アニメはそんな人と人、人と会社、そのダイナミクスの中で生まれたと改めて実感。この仕事が絶対したい! 僕がアニメを変えたいと思った。
    ちょっともっかい読んでくる。

    0
    2014年02月25日
  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

    ジブリ文庫から出てはいるが、実際にはジブリだけではなく著者のアニメーターとしてのキャリアを辿る作家としての自叙伝的な性格が強い一冊。
    日本の映画、TVでのアニメーションの黎明期から成熟期までを生きた氏ならではの視点からの語りが面白かった。

    0
    2025年01月14日
  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

    ずーっと読みかけのままだったのですが、朝ドラ見ているうちに再開。まさに東映動画でのアニメーション黎明期の話で2倍面白く読めました。最近仕事をしていて思うのは、誰も見たいと言っているわけでもない、作ってくれと言っているわけでもないものを作り出して世に出す仕事とはどんな思いで向き合っているのか?仕事としてどのように成立させるのか?自分の欲求を満たすためだけなのか?問題解決型の使命感とはまた違ったモチベーションなのだろうと思うのでますます興味深く思えてきてます。こういう仕事をしている人と話てみたい!

    0
    2019年06月22日
  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

    文庫版は初めて。「増補改訂版」以来久しぶりに読んだ。本文もさることながら、巻末の高畑勲の論文が素晴しい。

    0
    2014年09月30日
  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

    日本のアニメーションの歴史を語る1冊。
    割と目に入るのは、手塚 治虫が中心にいるものがほとんどだった。

    これは、アンチ手塚 治虫です(笑)

    手塚 治虫が、いかに若者をそそのかしビジョン無く食いつぶしていったか、そして、いかに日本のアニメから「動き」をなくしてしまったか、いかに、労働環境を悪くしたかということが語られています。

    そして、それでも見えてくるのは、まわりをものすごい勢いで巻き込んでいく、手塚 治虫の熱量であったり、才能であったりもするのですが。
    たった1人が、日本のアニメ界の未来を修復不可能なほど壊してしまった……と、ジブリというか、元・東映動画の人は思ってるみたいです。
    そん

    0
    2013年12月02日
  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

    読むのに時間がかかったけど
    まぎれもなく傑作。

    当時のアニメーターとはなんぞやがすごくよくわかる。
    アニメーターに限らず、昔のひとは本当によく働く。
    レールがない分、挑戦力は並々ならない。
    当時の仕事場のにおいや、机の質感までわかるんじゃないかってくらいアニメーターたちが日々机にかじりついている姿が目に浮かぶ。

    入社一年めでラストを変えてしまう脅威の新人、宮崎駿、登場には指笛ピューウイって鳴らしたくなった。

    いかに格好良くもしくは可愛らしく、止め、決めのポーズを描けるかがアニメーターの専門学校でも重要課題として取り上げられている現代と比べて、
    大塚さんたちの時代は、いかに動かすか、絵に演

    0
    2013年10月21日
  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    そうかぁ。元々はアニメージュの連載で、一番最初はアニメージュ文庫で出てたのね。全然知らなかった。

    アニメーターのこういう本というのはあんまり無くて、興味深く拝読。
    特に大塚さんは、日本のアニメ第一期を担っていたと言ってもいい作画スタッフです。東映の『白蛇伝』も関わっていて、日本アニメ史を知ることが出来る本にもなっています。(もちろん、大塚さんの仕事の話なので、触れられていないこともいっぱいあるのだろうけど)

    個人的には、こういった本は、沢山出てくると嬉しいです。
    作画スタッフはまだ何をしているのかは想像できますが、撮影や動画チェック、音響効果、ダビング、などなど、アニメーションのスタッフは

    0
    2013年05月19日
  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

    アニメーションは動きで演技をする。だからいつも汗まみれ。「アニメーター」大塚康生さんの淡々と、そして飄々としながらも熱さが伝わる語り口が心地よい汗のよう。

    それにしても本書も初出から30年以上、「増補改定版」を経て「改訂最新版」に。そのうち「新訂版」とかでてくるかも。でも、「決定版」は永遠に出さないだろうし出て欲しくない。

    余談だけど、以前田宮模型から出ていた大塚さんデザインのデフォルメ版ジープの復刻版モデルって出ないかな。

    0
    2013年05月08日
  • 作画汗まみれ 改訂最新版

    Posted by ブクログ

     一般的にいって、原画という仕事にはいろいろな時期があります。はじめの頃は演出やコンテの指示どおりに絵を描いてしまう結果、案外、サッサと仕上がっていきます。しかし、その内容は「言われたとおり」に描いた以上のものではありません。場合によっては演出家の期待以下ということもあるでしょう。これがしばらくたつと、作品のテーマやシーンなりカットなりの技術的な構成やキャラクターの性格について、自分なりに考え始めます。それまでのように、早のみこみに絵が描けなくなってしまう時期に出会うのです。
     以前に比べるとはるかに注意深くなり、動きと演技についてさまざまな角度から考えるようになります。考えすぎると失敗するこ

    0
    2018年08月18日