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作品一覧

  • 囚人のジレンマ 上下合本版
    NEW
    -
    1巻2,860円 (税込)
    パワーズはあなたを裏切らない。──円城塔 小説の悦びに満ちた傑作。──柴田元幸 ホブソン家の父、原因不明の病を患うエディ・シニアは、四人の子どもたちに奇妙な謎を投げかけながら、架空の街〈ホブズタウン〉の世界に入り浸る。彼はその街こそが、人類を救うと信じていた。 世界が囚われた相互不信のジレンマから脱け出す道はあるのか? 第二次大戦、日系人収容所、ウォルト・ディズニーの機密プロジェクト……。病める歴史の連なりは、やがて家族の秘密を照らし出す。 現代アメリカ文学最重要作家による、想像力と希望に満ちた傑作長篇。◎解説=円城塔
  • 囚人のジレンマ 上
    続巻入荷
    4.0
    1~2巻1,430円 (税込)
    ホブソン家の風変わりな父は、国家と家族の歴史を編み直しながら、「囚人のジレンマ」という人類最大のパラドクスに直面する。現代アメリカ文学最重要作家による、想像力と希望に満ちた傑作長篇。 パワーズはあなたを裏切らない。──円城塔 小説の悦びに満ちた傑作。──柴田元幸 ホブソン家の父、原因不明の病を患うエディ・シニアは、四人の子どもたちに奇妙な謎を投げかけながら、架空の街〈ホブズタウン〉の世界に入り浸る。 彼はその街こそが、人類を救うと信じていた⋯⋯。

ユーザーレビュー

  • 囚人のジレンマ 下

    Posted by ブクログ

    割と忙しく、寝る前にちみちみと読んでいたら上下で1か月くらいかかった。

    個性的で何を問うても自分の意見を言わず、歴史的な事実や格言のみを返す、そして謎の深刻な病気を患う父。
    そしてその奇妙な父に振り回される家族。家族ゆえに放っておけない面倒さ、窮屈さ、心配、そして愛情。
    様々な感情が浮沈しつつ明らかになっていく父の秘密。

    ゲーム理論の一角をなす難題、囚人のジレンマを底に敷き、そのフレームで家族が人間関係が戦争が描かれる。
    パワーズらしい博覧強記。
    パワーズらしい隠喩の跋扈。
    妄想的記述と圧倒的抽象度。
    読みにくさ全開にもかかわらず最後は胸を刺す家族の愛の物語。
    泣いてしまった。
    パワーズの

    0
    2026年04月26日
  • 囚人のジレンマ 下

    Posted by ブクログ

    米国現代文学を代表する作家、リチャード・パワーズが1988年に発表した作品。歴史教師である父の謎かけに翻弄される家族の姿が、第二次大戦から1970年代に至る米国史と絡めて語られる。会社近くの文教堂書店員さんに、「これ、とても面白いですよ」と手渡され読み進めた。

    連番表記で第三者視点から語られる章、年代表記で歴史上の出来事(但し架空あり)から構成される章、抽象的語句の表記で家族視点から綴られる章が入り乱れる。加えて、西洋古典や宗教書、ポップカルチャー等をもじった言葉遊びやギャグ、アメリカンジョークも満載で、初読したときは極めて難解に思えた。

    だが、再読してみるとタイトルの意味が分かってくる。

    0
    2026年03月31日
  • 囚人のジレンマ 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    W・ディズニーが作った虚構の町ワールド・ワールドで17歳の父エディは、ミッキーの助言を受けながら1939年13歳からの人生を1945年までたどる。1945年現実と思われる世界線ではアラモゴード基地におり、原爆実験の光を浴びたときに世界線は交わる。そこで現実の世界線に収斂したようだが、今度はエディは虚構の町ホブズタウンをテープに吹き込み始める。
    1978年エディは病院を抜け出しアラモゴードを目指す。そこで世界線は再び融合したようで、エディは現実の世界線から消える。

    0
    2026年06月03日
  • 囚人のジレンマ 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1978年のシカゴ近郊から始まり、高校の歴史教師の父の1939年NY万博の記憶から飛び飛びに記憶が挟まる。父は、1939年万博と1945年にW.ディズニー(この世界線では日本人の血を引く)が日系人収容者を活用してつくる映画のセットの町にインスパイヤされた虚構の世界にも生きているよう。徐々に謎が見え始める。
    知識とクイズと文字遊びとゲームが満載。

    0
    2026年06月10日
  • 囚人のジレンマ 下

    Posted by ブクログ

    虚構商業(の王ミッキーマウス)と冷戦と大衆映画プロパガンダが並走する。他にもアメリカ史、ゲーム理論、哲学などの多くのモチーフに、ある家族の物語が多層的に織り込まれていく。構造や技巧自体が目的化している感は否めないが(そしてタイトルが全て集約しているが)、知的関心と物語構造を融合させる「ポストモダン文学」に身を委ねて、巨匠の初期作を楽しんだ。

    0
    2026年03月26日

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