前山佳朱彦の作品一覧
「前山佳朱彦」の「囚人のジレンマ」「囚人のジレンマ 上下合本版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「前山佳朱彦」の「囚人のジレンマ」「囚人のジレンマ 上下合本版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
割と忙しく、寝る前にちみちみと読んでいたら上下で1か月くらいかかった。
個性的で何を問うても自分の意見を言わず、歴史的な事実や格言のみを返す、そして謎の深刻な病気を患う父。
そしてその奇妙な父に振り回される家族。家族ゆえに放っておけない面倒さ、窮屈さ、心配、そして愛情。
様々な感情が浮沈しつつ明らかになっていく父の秘密。
ゲーム理論の一角をなす難題、囚人のジレンマを底に敷き、そのフレームで家族が人間関係が戦争が描かれる。
パワーズらしい博覧強記。
パワーズらしい隠喩の跋扈。
妄想的記述と圧倒的抽象度。
読みにくさ全開にもかかわらず最後は胸を刺す家族の愛の物語。
泣いてしまった。
パワーズの
Posted by ブクログ
米国現代文学を代表する作家、リチャード・パワーズが1988年に発表した作品。歴史教師である父の謎かけに翻弄される家族の姿が、第二次大戦から1970年代に至る米国史と絡めて語られる。会社近くの文教堂書店員さんに、「これ、とても面白いですよ」と手渡され読み進めた。
連番表記で第三者視点から語られる章、年代表記で歴史上の出来事(但し架空あり)から構成される章、抽象的語句の表記で家族視点から綴られる章が入り乱れる。加えて、西洋古典や宗教書、ポップカルチャー等をもじった言葉遊びやギャグ、アメリカンジョークも満載で、初読したときは極めて難解に思えた。
だが、再読してみるとタイトルの意味が分かってくる。