ナオミクリッツァーの作品一覧

「ナオミクリッツァー」の「陽の光が消えた町で」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 陽の光が消えた町で

    陽の光が消えた町で

    小説・文芸

    4.1
    1巻2,970円 (税込)
    ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞の受賞作・候補作ぞろいの作品集 食糧も電気も供給が不安定になった近未来、近隣の住人たちで自転車発電チームを結成することに……。暗い世の中での希望を描く表題作など6篇を収録。未来への夢、過去への想いや未知のものとの出会いを温かく描きだす、ヒューゴー賞ほか7冠の傑作SF短篇集

ユーザーレビュー

  • 陽の光が消えた町で

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    普段あまり触れないSFを読んでみようと手に取ったけれど、予想外に読みやすくすごく面白かった!
    星新一さんみたいだな…と思ったけれど、そういえば星新一さんもSF作家に分類されていたなと後から気づいた。
    後書きで、SFといっても現代に即している〜といったことが書かれていて、なるほどだからこんなにスッと心に馴染むのかと納得した。
    SFというと、もっとハラハラスリル満点!みたいなのを想像していたのだけれど、人と人との繋がりを感じられる心温まる作品が多く良い意味で予想が裏切られた。タイトルにもなっている作品は特に、限界状態のコミュニティで支え合う姿が素晴らしく、他の街から移住を望む青年の言葉が全てを語っていると思った。とても泣けました。

    0
    2026年10月26日
  • 陽の光が消えた町で

    Posted by ブクログ

    遠い未来や宇宙の話ではなく、一年後くらいにありそうな少しだけ未来で、人々の希望や繋がりの物語。
    池澤春菜さんがこの本を「ホープパンク」と表現していて、確かにどの短編も希望を持って戦っている人たちばかりだった。
    一番好きだったのは表題作の「陽の光が消えた町で」。
    物資もインフラも不安定な中、地区の人々が自分の時間や特技も含めて物々交換をして助け合って暮らしている姿は、「コミュニティ」のつながりの強さと、「コミュニティ」の持つ希望が感じられた。
    AIの話2本が入っていて、「デジタル社会の歩き方」で感じた今の時代の問題点が、別角度の解決策を提示されているように感じられた。
    読む順番とタイミングが絶妙だったみたい。
    「人は意思決定を少なくし、屋外で過ごして、車をなるべく使わず、従来のソーシャルメディアに費やす時間を減らすほど幸せになる。」
    この一文に、SNSと距離を置き、スマホから手を離し、アナログな日々の大切さを改めて感じられた。

    0
    2026年10月08日
  • 陽の光が消えた町で

    Posted by ブクログ

    翻訳本はあまり得意ではなかったけど、少し不思議な、でもどこか現実的な6つの物語が、私の苦手をまた一つ好きなものへと変えてくれた、そんな一冊になりました。何言ってるかよくわかんないけど、ぜひ読むべし!

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    2026年10月02日
  • 陽の光が消えた町で

    Posted by ブクログ

    「世界が壊れたら、人間は奪い合う」。SFや映画を見ていると、いつの間にかそんな未来を当たり前だと思っていませんか?

    『陽の光が消えた町で』は、その思い込みを気持ちよくひっくり返してくれる短篇集です。

    表題作では、陽の光や電力が失われた町で、住民たちが自転車発電や物々交換をしながら生活を立て直していきます。最初は「こんなに善意だけで回るの?」と思いました。しかし読み進めるうちに、危機に直面したとき、人は争うだけでなく助け合うこともできるという未来の方が、むしろ新鮮に感じられてきます。

    そして、本書は単純な楽観論でもありません。

    印象に残ったのが、AIを描いた短篇です。中でも「報酬は猫の写真で」というタイトルから想像する可愛らしさとは裏腹に、

    さらに、AIを描いた2つの短篇(「報酬は猫の写真で」「アルゴリズムでよりよい生活を」)も痺れる面白さです。一見すると人間に害のない親切なAIなのに、いつの間にか人間が巧みに操られているような、ぞっとするホラー的な味わいもあり、「人間らしさとは何か」「自主的な幸福とは何か」を深々と考えさせられます。

    絶望する未来だけでなく、協力する未来も想像できる。ディストピアSFに少し疲れた人にこそ手渡したい、人間への見方を更新してくれる一冊です。

    0
    2026年09月21日
  • 陽の光が消えた町で

    Posted by ブクログ

    よかった。

    自分の生きているこの世界から地続きで続いているような未来での物語。

    お仕着せがましい教訓などがあるわけでもないが、穏やかにあるべき方向へ少し踏み出した感触のある物語がたちが好きだった。

    0
    2026年08月23日

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