あらすじ
ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞の受賞作・候補作ぞろいの作品集
食糧も電気も供給が不安定になった近未来、近隣の住人たちで自転車発電チームを結成することに……。暗い世の中での希望を描く表題作など6篇を収録。未来への夢、過去への想いや未知のものとの出会いを温かく描きだす、ヒューゴー賞ほか7冠の傑作SF短篇集
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Posted by ブクログ
災害により食糧や電気が供給不安定になった社会、生命維持装置のため、近隣住人たちで自転車発電チームを結成することになる表題作・ほか6篇。
2026年海外文学ベスト本になるかもしれない…本当に読んでよかった!
未来への夢と希望、失った友情と過去、未知のものとの温かいやりとりなどなど、日常に少し不思議な要素が溶け込んだ読みやすく読後感のよい短編集。
SFがサイエンスフィクションではなく、藤子・F・不二雄的に「すこしふしぎ」に機能する笑
“終末モノ”すらほの明るく、主人公たちがタイプは違えど理知的な人物ばかりなのも良かった。
みんなが助け合ってる場所で暮らしたいよね。
「怪物」に登場する文学をすべて読みたくなっちゃうね。
猫の写真をアップし続けると、いいことがあるかもしれないね。
Posted by ブクログ
短編6作
読み進めるにつれ、なにこれ感が増す
奇をてらった物語ではない
日常にあることや、これから起こりうること、あるいは、もうどこかで起きていたのではないかと思うような出来事
未来を予感して今を生きる人間を、そこに存在することの意味を、軽妙に描いている
最後に陽が射したとき、とてもうれしかったように、こういう寄り添い方は、とてもいいなあ
Posted by ブクログ
6編からなる短編集.
帯には「ヒューゴー賞,ネビュラ賞ほか英米SF賞 計8巻」と宣伝されている.
8冠は伊達ではない内容だが,「SF」を期待するとチョット違う.確かにAI,ドラッグ開発,大災害後,等々,テーマはSFには違いないのだが,それは背景の一部に過ぎず,描かれるのは市井の人の生活で,その人たちが皆それぞれ少し救われる,という話ばかり.
Posted by ブクログ
受賞作を集めた短編集ということで、それなりに面白かった。エンタメ・ライト寄りではあるけど。
「陽の光が消えた町で」表題作。何かの理由で日照量が下がった近未来で、人のつながり・優しさというものがある話。正直都合のよいハートウォーミングストーリー感が拭えなかったw、面白かったけど。
「怪物」好きな作品そのいち。無二の"親友"(と関係性を括りたくないが、1:1の深い関係)が、疎遠になり、最後は相手を殺す/解放するという、愛の形の一作。SFというよりかはバイオホラー?仲良くなる過程で、SFの本を貸し合うのが可愛かった
「海を見渡す四姉妹」いちばん好きだった作品笑。こちらもSFというよりかは、ファンタジー/ホラーという感じ。ここまで読んで、男性への嫌悪感というものより強く感じることになり、そしてそれが一定共感できるものであった。アザラシに飲み込まれてしまえばよいこと、あるよな、、
Posted by ブクログ
『友だちが怪物になってしまったなら、そうするしかないからだ』
「流れ星にだけじゃないよ。一番星とか、白い馬とか、なんにでも。いつだって友だちが欲しいって願ってた」
ー怪物
「あなたのママはここの一員だからね」
ー海を見渡す四姉妹
ちょっとひやっとする話があったり、不思議な話があったり。
怪物に出てくるふたりの大切な関係が、せつなかったり。四姉妹に出てくる、『ここの一員』。
ぞわぞわするセリフ、何か起こりそうな不思議な感覚。
Posted by ブクログ
短編集でサクサクと読みやすかったです。
人と人との関わりやその繋がりの温かさを感じた。「怪物」は少し切なかった。親友のアンドルーが殺人をおこしてしまって主人公が制裁を加えなくてはいけない。だけどアンドルーが最期にパスワードを教えて、そのパスワードが主人公の名前だったのは、なんか哀しいけど感慨深かった。AIから見た人間を描く独特な世界観を持つ話「報酬は猫の写真で」も面白かった。AIが意思を持って人間に関与することって実際にあるのかなあって考えながら読んだ。
最後の「アルゴリズムでよりよい生活を」も
AIが管理?したプログラムされたアプリの話で、人間の生活を管理していくんだけど、人間は人間らしさを取り戻すために一度管理されないとできないのかなと思った。でも最後はアプリに頼らずに自分の感覚を取り戻せて良かったと思った。うまくまとまらないけど、面白かったです。
Posted by ブクログ
情報過多SFと必要最低限SFの2つがあるなら今作は後者の方。
1つ目の話が1番好きでした。
善意から始まったやり取りが思わぬ方へ飛んでいって、このあとどうなってしまうんだろう?って思ってからのすぐに終幕!いいテンポでした。
全部クオリティ高くて、話のトーンも全話合ってて、ちょい怖だったり、笑えるのもあったりちょうど良し度がぴったし。
翻訳は桐谷さんですからもうバッチシ!安心ですね。