作品一覧

  • 無限の網―草間彌生自伝―(新潮文庫)
    -
    1巻825円 (税込)
    果てしない無限の宇宙の神秘を量り、一個の水玉である自分の生命を描きたい──。長野県の生家を飛びだし、1950年代に単身渡米。ニューヨークでの無名時代の生き地獄、襲いくる心の病にも負けず、社会の既成概念に挑み、芸術への尽きせぬ情熱を開花させた、日本が誇る天才アーティスト。その魂の軌跡と愛した人々、進化し続ける創作について、自らの言葉で綴った、勇気と感動の書。
  • クリストファー男娼窟
    3.7
    1巻671円 (税込)
    N.Y.、クリストファー街の夜、男娼は恋を囁き、情欲に身を委ねる。金のために身を売るヘンリーの、虚ろな慚愧。ドラッグに溺れた男娼が見たものは――。大人になることに、漠然とした怖れを抱えるキーコ。女に溺れた父、そしてママコの折檻。不毛の愛の数々、キーコは離人幻覚に囚われる――。妻の死体と三十日暮らした男は、若き恋の思い出に身を委ねた。一途な情動、行き場のない魂を濃密に綴る傑作小説集!

ユーザーレビュー

  • クリストファー男娼窟

    Posted by ブクログ

    小説としてではなく作者の芸術作品のとして触れた方が良い。作中に頻繁に出てくる強烈なイメージの描写は小説の一部として捉えると受け止めきれない。小説家には書けない、草間彌生だからこそ描けた作品。

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    2025年04月25日
  • クリストファー男娼窟

    Posted by ブクログ

    キラキラしてて、極彩色で、草間さんの自伝かと思うほどリアリティがあって。天は二物を与えず、とは嘘だな。ものすごい魅力的な文章。引き込まれました。

    0
    2012年11月27日
  • クリストファー男娼窟

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何気なく手に取ったがあの草間彌生による作品で、小説も書くんだと感心しつつ読み始めた。3つの短編が収められており、表題作の「クリストファー男娼窟」は肛門セックスが連呼されていて、読んでいて小気味よい。残る2篇も性に関わる話で、文芸チックな感じで結構良かった。

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    2025年03月24日
  • クリストファー男娼窟

    Posted by ブクログ

    初見では、読みづらい文章だった。
    でも、第1章を読み終えた頃には慣れてきて、草間彌生の独特の描写と世界観に没入できたと思う。
    文の書き方がなんとなく英語的だなあという印象を受けた。日本語を編んで作った文章と言うよりも、文学的要素のほとんどが名詞、シンボリズム、情景描写がだったから。割とどんな言語に訳してもニュアンスが変わらない文章なんじゃないかな…

    あまり読んだことのない感じの文体で面白かった。移動中に読むつもりで持ち歩いてたけど、結局後半は家で一気読みしてしまった。

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    2021年07月18日
  • クリストファー男娼窟

    Posted by ブクログ

    p38 肛門の退行と固着の妖気の中で男たちは、魂の自由からかどわかされ、ナルシズムの囚人カーテンの中で秘かにさまよっている。

    草間彌生も小説を書くのか、と思って読んだら、意外とちゃんと小説だった。幻覚と現実が混じり合って詩的ではある。水玉の印象が強くて、そんな衝動的な感じの人が言葉を操れるのかと思ったけど(たまに良く分からない場面はあるけど)渡米してただけあって、ニューヨークの雰囲気を肌で感じて、そして絶妙な狂気と感性の言葉で表現されている。
    愛の渇望と、性の衝動と、茫漠な自己の風景。ミルク色のカーテン。蛾の銀色の鱗粉。腐ったネズミと花。蒸れた体臭。ドラッグとホモの夜のニューヨーク。

    0
    2020年11月11日

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