【書籍の要旨】
マネージャーの定義があいまいになってきている昨今。
本来マネージャーに求められるチームビルディング力を
学ぶために手に取った本です。
①どんなマネージャーが求められているのか?
②チームづくり、個を育て、場をつくる
③マネージャーという役割とどう向き合うか?
を漫画も交えながら、学んでいくことが出来ます。
本書では、エンパワメント型マネージャーが良い
と書いてあるが、その姿勢を維持するのはなかなか難しい
とも感じました。
【主なトピックと学びになったこと】
・エンパワメント型マネージャーの姿勢
解決策は押し付けず、本人が自らの力で答えに
たどり着けるよう促すこと。
・エンパワメント型マネジメントがもたらすメリット
①部下
・オーナーシップの醸成
・モチベーションの向上
・心理的安全性の改善
・スキルと能力の向上
・キャリア成長の機会
②マネージャー
・より重要な案件への集中
・リーダーシップ・スキルの向上
・部下の育成と成長
③会社・組織
・圧倒的な成果(売上成長・生産性向上など)
・意思決定の迅速化
・次世代リーダーの育成
・エンゲージメントの向上
・エンパワメント型リーダーがメンバーに求めること
裁量権をメンバーに与えることで、自由を与えることと
引き換えに、しっかり結果をもたらすことを求める
・マネージャーが果たすべき3つの責任
①圧倒的成果を出す
優先順位を決定し、目標を設定・共有。
変化の中でもチームが機敏かつ
意欲的に取り組めるよう導く。
②全身全霊をかけて人材を育成する
明確な期待値を設定し、適切なフィードバック、
コーチングを行う。キャリアについて意義のある
対話を重ね、成長の機会をともに探ることで
メンバーを支援する。
③人がつながる場(コミュニティ)を構築する
誰もが帰属意識を抱き、安全で、
尊重されていると感じる空間を構築する。
コラボレーションとインクルージョンを
推進する。
・パフォーマンスがでないメンバーへの対応
いきなり最終通告はNG。
早い段階から率直なフィードバックを行うこと。
事実に基づく会話を心がけ、
改善に向けたコミュニケーションの内容を記録しつつ、
一定期間と目標を設定して改善をサポートすること。
・言葉と行動の不一致は信頼を無くす。
・マネージャー業務の全体像
土台となる組織構築:
・人を育てる
常にゴールや期待値を示し、長期的に
成果を出せる人材を育成する。
・場(コミュニティ)をつくる
組織内の心理的安全性を確保し、
誰もが本音で話し合える職場環境を
整備する。
成果を出す基本行動:
・チームを理解する
メンバー・業務・組織について
多角的に学習し、正確に現状を把握する。
・チームの目標をつくる
目標について議論を通じて最終化し、
メンバーのやるべきことを明確にする。
・チームと一緒に汗をかく
目標達成のためにチームに伴走し、
メンバーを支援。優先順位を明確にしたり、
障害を取り除く。
・チームの動きを整える
メンバーに対して定期的にフィードバックを
返し、ゴール達成に必要な軌道修正を行う。
・四半期レビュー時に意識すべきこ
①うまくいったこと、いかなかったことの明確化
②過激な問いとフィードバックで基準線を上げる
現状維持を許さない姿勢で臨む
③未来志向で変更するアクションの明確化
会議のゴールは「変化の機転」にすること。
・メンバーからみた自分の成長を支えてくれると
思えるマネージャーの特徴
①迷いや悩みに対して示唆を与えてくれる
②自分では気づけない点を指摘してくれる
③自分にないものを適用してくれる
・コーチャビリティ
コーチングやフィードバックを受け入れる力のこと。
失敗を何度も繰り返しながらもフィードバックを
ポジティブに受け止め、その都度改善してくる
=コーチャビリティが高い
かつ、ハイパフォーマーに共通する資質
・ブレストの事前準備
必ず考えを持ち寄ったうえでブレストを開始すべき。
何もないところから始めるのはNG
・すべてを数字で裁き、成果だけで人を評価する
ようになると、組織はやがて「出来る人で
さえも疲弊し、最後は誰も残れない場所」になる